見出し画像

カッコつけなやつが1番カッコいい (高校時代)

お久しぶりです。初めての方は初めまして。
25歳。サッカー選手をしております。藤山雄生です。

ご覧いただきありがとうございます。初めての方は1つ目の投稿で自己紹介をしておりますので、時間がありましたら是非読んでいただけたらと思います。今回も前回に引き続き僕がどのような人間なのかを知ってもらうために自分が歩んできた過去について書いていこうと思います。今回は高校時代について書いていきます。僕の母校は熊本県にある熊本県立大津高等学校です。夢中で過ごした3年間でした。全てを書くことはできませんが、自分の言葉で振り返ってみます。良かったらご覧ください。

「カッコつけないやつが一番カッコいい」


この言葉は当時の大津高校サッカー部コーチの方からいただいた言葉です。高校時代を振り返ると他にもたくさんの言葉が浮かびましたが、この言葉をnoteに残しておこうと思い選びました。

  • カッコつける:できるだけ、さまになるように、体裁が良くなるようにと、気にして振る舞うさま。

「カッコつける」の意味はこんな感じです。今までを振り返ってみると、自分を良く見せようと意識している時や自分ができること以上のことをカッコつけてやろうとした時は上手くいった覚えがあまりありません。それよりも自分がやらなければならないことや自分ができることに精一杯取り組めた時、上手く行くことの方が多いです。「上手くやるより全力でやる」という言葉と似ていると思いますが、僕はこの言葉を見ると高校時代を思い出してドキッとするというか(笑)何か勘違いしてカッコつけている自分に言われている気がして素直にならなければと、当時の心境に戻れる気がするのでこの言い回しが好きです。

こんなことを言っていますが、僕がこの言葉と向き合ったのは最近です。向き合ったというか以前はピッチの上で大事なことという認識でした。試合前にはいつも“上手くやるよりも全力で“そう唱えて試合に臨んでいます。ピッチ上ではこの表現がしっくりきます。ただサッカーに限らず“カッコつけないこと”が大切だと社会人になって思うようになりました。目標に向かって等身大で直向きに取り組む人間は内側から魅力が湧き出ています。「一生懸命はカッコいい」のです。これがこの言葉を大切にしている理由です。



2014年4月に僕は大津高校に入学します。入学と同時に寮生活が始まり、練習に授業そして慣れない寮生活が始まります。毎日が刺激的であっという間に時間が過ぎていきます。当時のスケジュールはこんな感じです。(通常の平日の場合)

6:00   起床 点呼 準備
6:45   朝練開始
7:45   朝練終了 登校
 〜     昼休み グランド整備
16:30 授業終了 練習準備
16:50 練習開始
19:00 練習終了 片付け
19:45 帰寮
 〜     食事 入浴 掃除
21:15  点呼 学習
22:15 学習終了 洗濯
23:00 自由時間 
 〜     就寝

最初は生活に慣れるのに必死でした。もちろん試合もあります。高校年代の代表的な試合は新人戦、高総体そして選手権の3つです。それとシーズンを通してのリーグ戦もあります。大津高校は部員が多くリーグ戦にはトップチーム以外にもセカンド、サードチームが出場しておりその他にも一年生のみの大会や様々な高校との対外試合(練習試合)とにかくたくさん試合があります。中学高の時と試合の頻度が全然違いました。練習ももちろん大事ですが試合から得たものは大きかったと個人的には思います。

1年生の頃トップチームの試合はいつもスタンドで応援でした。しかしたまにある全体練習や毎日の朝練などではトップチームで活躍する先輩を間近で見ることができます。また毎日の練習もかなりレベルが高く必死で取り組み、なんとか先輩方についていっていました。きつい時もありましたが仲間と歯を食いしばって毎日を過ごしました。毎日がとても充実していたのを覚えています。2年生になるとトップチームのベンチメンバーに入ったり、セカンドチームのリーグ戦に出場することが増えました。少しづつ自分のプレーに自信を持ち始めました。しかしまだどこかで先輩の背中を追いかける。そんな感覚で過ごしていました。とにかく1学年上の先輩方は頼り甲斐がありました。そして冬の選手権が終わり新チームになります。2年生の最後の試合はベンチから見ていました。グランドには先輩の姿はもうありません。憧れていた大津高校サッカー部が自分たちが主役の大津高校サッカー部に変わっていました。自分たちの手で何かを掴み取らなければならない。そんな毎日が始まりました。

新チームになって最初に新人戦があります。僕たちは順調に勝ち進み九州大会の決勝戦まで進みます。決勝戦の相手は福岡県の東福岡でした。結果は敗れ準優勝に終わります。惜しくも優勝する事はできませんでしたが、自信にもなった大会でした。春になり、リーグ戦が開幕します。1学年上の代がプレミアリーグwest(西日本リーグ)への参入を決めたので、僕たちは高校年代の最高峰のリーグでシーズンを過ごすことができました。プレミアリーグで試合を重ねるごとにチームとしても個人としてもかなり成長することになります。このような舞台にチームを引き上げてくれた先輩方には本当に感謝しています。リーグ戦が始まった矢先、思いもよらないことが起こります。2016年4月に起こった熊本地震です。練習はもちろん登校することも当たり前の学校生活が出来なくなりました。自然の恐ろしさを身に持って体験しました。生活が戻るのかそんな不安もありましたが、なんとか部活動、学校生活も少しずつ戻ってきます。サッカーのある日常に戻りました。そしてリーグ戦も再開し、夏の高総体がやってきました。結果は準決勝敗退。インターハイに出場するどころか、決勝にも進むことができませんでした。夏が終わってしまったのです。

そこからは冬に向けて厳しいトレーニングに励みました。もう後がない。そんなチームの雰囲気でした。全員が求め合う緊張感のある練習が習慣になっていきます。そこからリーグ戦でもチームは調子を上げていきます。前期に勝つことができなかったチームにも自分たちのサッカーができる様になっていきます。勝てる試合も増え、個人的にも得点する試合を増やすことができました。そして冬がやってきます。選手権の熊本予選です。夏が終わりこの大会のためにチームでたくさんのことを乗り越えてきました。チームの調子、仕上がり、雰囲気共にとても良い状態でした。順調に勝ち進み夏と同じく準決勝まで進みます。チーム全員が県大会を優勝して全国大会に出る。全国大会で勝ち進む。そう信じていました。しかしこの試合で僕たちの選手権は終わってしまいます。僕たちは冬も熊本県予選の準決勝で敗退してしまうのです。

当時は悔やんでも悔やみきれませんでした。しかし今、仲間と過ごした3年間に悔いはありません。輝いた戦績を残すことはできませんでした。結果が全てではない。よくこんな言葉を聞きます。もちろん結果がある方が良いとは思います。しかしその結果を目指し努力した過程も素晴らしいものであると素直に思います。努力するのは当たり前でその当たり前の基準を上げていく。そんな3年間でした。立ち止まっていたら周りに置いていかれます。また立ち止まりそうな仲間を見つけると周りが放っておきません。そうやって高め合い、仲間と共に駆け抜けた3年間でした。間違いなくこの3年間があったからこそ今もこうしてサッカーに夢中になれています。熊本で僕は最高の仲間に出会うことが出来ました。同級生と共に過ごした時間はいつになっても僕の宝物です。今はOBとして大津高校サッカー部を応援しております。

高校時代の同級生(サッカー部)


高校卒業後、僕は大学に進学します。大阪にある大阪体育大学です。大学進学についての話や、大学生活についてまた次回書いていきます。当時を思い出しながら記事を書くと本当にいろんなことを思い出します。たくさんのことを経験をさせて頂いた本当に濃い3年間だったのだと改めて思いました。今回は振り返りなのでまとめた感じになりましたが、思い出深いエピソードや試合や大会。ためになった話や出来事などもたくさんあるのでまた記事にして書いていけたらなと思います。気になった事や聞いてみたいことなどありましたら、コメントしてみて下さい。ここまで読んでいただきありがとうございました。もし良かったら高校サッカー、大津高校サッカー部のこともチェックしてみて下さい!では、次回もお楽しみに。


プレミアリーグ参入戦(高校2年時)
高総体熊本県大会(高校3年時)
プレミアリーグwest(高校3年時)
プレミアリーグwest(高校3年時)

この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?