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【CMO】の正体が分かった。

こんにちは、小学生でもわかるマーケティング講座です。このnoteは【大人になった僕が小学生の頃にマーケティングを学ぶならこう教わりたい】を想像しながら書きました。今回は【CMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)】について、解説します。マーケティングに関わったことがある人であればだれもが憧れるポジションなのではないでしょうか?それでは始めます。


CMOとは

CMOとは直訳すると「最高マーケティング責任者」です。主にマーケティング活動と企業経営を結び付けるポジションを担うのがCMOです。部長職よりも上位の経営層として設置されるのが一般的であり、マーケティング活動の責任者として会社全体の戦略策定にも携わります。

求められるスキル

CMOに求められる主なスキルとしては4つあります。

①時間や人的・物的リソースを最大限に活用できる能力

CMOは経営戦略をマーケティングに落とし込む必要があるため、自社が持つリソース(経営資源)をフル活用する力が必要です。リソースとは人的(正社員、派遣社員、アルバイトなど)と物的(製品、設備、建物、土地など)があります。情報・知識、ブランドも経営資源に含まれます。現場で働く従業員の方向性を統一するためにも、CMOはリソースを理解したうえでマーケティングに反映することが大切です。

②データを駆使して意思決定できる能力

デジタルマーケティングの発展と共にCRMやBIのようなツールの理解は不可欠です。CRMは顧客関係管理ツール、BIは大量のデータから必要な情報を取り出し、意思決定をサポートするツール(ダッシュボードとか)になります。CMOは、これらのツールを駆使し、自社のマーケティングに必要なデータから現状分析、課題抽出をしたうえで、最適な打ち手を意思決定できる能力が求められます。

③高いチーム力を持つ組織を作る力

強いチームはマーケティング活動に一貫性があります。CMOはチームが最大限のパフォーマンスを発揮するための組織構築力(一人ひとりの能力覚醒や適材適所への配置)が求められます。

④顧客やステークホルダーと良好な関係を築く能力

SNSが普及した現代において、生活者の行動はSIPSモデル(共感→確認→参加→共有・拡散)へと進化しています。特に顧客が商品・サービスを購入した後、「共有・拡散」してもらうには良好な関係性の構築が大切です。CMOは生活者の気持ちを理解、想像する能力が求められます。企業はパートナー会社、PR会社、株主、金融機関などのステークホルダー(利害関係者)とも関わっています。CMOはマーケティング活動を代表する存在と認識されているため、そのようなステークホルダーとのコミュニケーションも重要です。

CMOの役割と業務内容

CMOの主な役割と業務内容は以下の4つです。

①マーケティング戦略を立案する

CMOはマーケティングの最高責任者という側面と共に、経営層の一員としての役割を併せ持っています。そのため経営戦略をマーケティングに落とし込んだ後、人的リソースと物的リソースを活用して最適化する必要があります。基本的に現場で働く社員は日常業務に追われていて余裕がありません。
社員が同じ方向を目指して業務を進められるように、CMOは経営戦略を理解したうえで、俯瞰的なマーケティング戦略を立案する必要があります。

②マーケティング戦略を主導する

前章でも記載しましたがマーケティングには一貫性が必要です。つまりCMOはマーケティング部門だけでなく、部門間の垣根を越えた一貫性を実現しなければなりません。企業のブランド力を向上させながら、生活者に提供する商品・サービスの価値を最大化するためです。

③自社のマーケティングの強みを策定し実行する

CMOには、マーケティングの解決策や技術の進歩、新たな解決策に関する動向を素早く正確にチェックしながら自社に導入し、マーケティング面の強みを策定、実行していく役割があります。特にデジタルマーケティングの領域では、使用するツールのみでの差別化は難しい状況です。人気が高いツールに関しては、すでに競合他社も導入していることが多いと考えられるためです。そのため、自社の問題を明確にしたうえで新しいツールを積極的に試し、実際に効果を得られたものを選んで差別化を図ることが重要になります。そしてCMOは技術開発だけでなく、人材開発や育成における役割もあります。

④社内外のステークホルダーとの関係を築く

CMOの役割の一つとして社内外のステークホルダー(利害関係者)との良好な関係性の構築が挙げられます。経営戦略を踏まえたマーケティング活動は社内の一部門だけでは完結しないからです。物的・人的リソースと資金の調達をマーケティングに活用するには、社内の各部門の協力以外にも社外のステークホルダーとも円滑な関係を築かなければなりません。


超真面目に書いてみました。CMOになるためには、スキルだけではなく、マインドも必要なんですね。

▼チャットワークの解説がわかりやすいので、乗せておきます。

https://go.chatwork.com/ja/column/efficient/efficient-561.html


今回はここまで、ほな!


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