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VirtualLab の振り返り(2022年_1〜3月)

こんにちは。fujitoです。
個人で仕事をスタートして気づけば3月も終わり。
ありがたいことに複数案件が進行中です。

それと並行で自主制作としてxRに関するイベントにもいくつか参加したので、それらを振り返りたいと思います。

1月_「POLYGONZOO」

制作期間:2〜3日くらい 個人制作
プラットフォーム:cluster
概要:1月のclusterのお題企画
テーマは「4畳半のメタバース」

VRでの鑑賞体験を模索

こちらは四畳半という制限ある空間の中で、どのようにメタバースを表現するかというものでした。
今回、FBXデータをVR空間内で鑑賞できるワールドを作ろうと思い、ポリゴン動物園をつくりました。浮遊するライドに乗って自由な位置で鑑賞できるようにして、VRならではの鑑賞体験を模索しました。

「POLYGONZOO」は、cluster公式にも取り上げてもらえました!

2月_「ねこの夢」

制作期間:2日くらい 個人制作
プラットフォーム:cluster
概要:2月のclusterのお題企画
テーマは「大にゃんこ祭」

物理現実とは異なる知覚体験を作ってみる

こちらは猫に関するワールドをつくるというものでした。
この時はワールドに入ると猫のスケールになったプレイヤーがその中を自由に動き回れるようなものを作りました。猫が普段どのような景色を見ているのか、どのように感じているのかがわかるようなものとしています。空間のスケールを変え、普段とは異なる知覚体験を目指しています。


3月_「バーチャル魔法市4」ブース出展

狐ンさんが主催する、魔法をテーマにした展示会
建物の屋根から降り注ぐ光をパーティクルで表現
RPGなどにおけるセーブポイントのイメージ
中央の光の中に入ると回復する音を体験できます。

制作期間:2日くらい 個人制作
プラットフォーム:VRChat
概要:バーチャル魔法市4へのブース出展
テーマは「魔法」ワールドは「海峡」
---使用したもの---
魔法陣(https://kagita-haruyo.booth.pm/items/2040303
水面シェーダー(https://noriben.booth.pm/items/1671087)

魔法とは何か

バーチャル魔法市とは、狐ンさんが主催する、魔法をテーマにした今回で4回目の展示会イベントです。
自身でイベントに出展したことはなかったので、純粋に出展してみたかったというのが理由で急遽参加しました。(狐ンさんありがとうございました)
実は魔法というのが一番悩んだポイントです。
現実の建築を設計する中でも取り扱ったことのないテーマでだったので、どうするか悩みましたが、自分が現実の中で神秘的だなと思う瞬間を魔法と捉えました。また会場も広いので、小休憩の場として、そしてフォトスポット的に使ってもらえるようにしたいと考え、RPGのセーブポイント等でHPが回復する場のイメージで作ることにしました。

その後Twitterやyoutubeで色々な方に体験してもらっている様子を拝見しました。いろんな形でフォトスポット的に使ってもらっていて、中にはそこでゲリラライブ的なことをしている方もいました。
良い意味で想定外の捉え方をして利用してくれる方もいて、空間の知覚の仕方はそれぞれ微妙に違っていて、まだまだ可能性があると感じました。

3月_「Cyber EmOtional pinball」

制作期間:48時間 チーム制作
プラットフォーム:cluster
概要:cluster GAME JAM2022 in spring
テーマは「かける」

ライドに乗りピンボールステージを駆け抜けて高得点を狙うゲームワールドを作成しました。サイバー×ピンボールというどこか懐かしいようなものをVRでできるように作っています。

告知から当日までの過ごし方

GAME JAMが始まるまでは、チームメンバーと話し合いをしたり、使ってみたいギミックの検証等を行なっていました。
個人的には、前回の教訓からどうやったら効率良くモデリングできるかや、どういう表現ができるかをBlenderを触って確認することをしていたと思います。(料理のために、包丁を研いでおくようなイメージです)

GAMEJAM当日の48時間のざっくり工程

テーマが発表されるとチームで集まり、作るものを決定し、懸念点、疑問点などを話し合い、潰して行きました。その後、作業スタート。
私はワールドデザイン・モデリングが主な担当で
下記に当日の工程を思い出し、ざっくり記載しています。

ワールドデザイン・モデリング
18(金)テーマ発表〜
◆グレーモデル作成
(次の日からチームメンバーが作業できるようにたたき台の作成)
19(土)
◆ワールド細部・ライド、各種オブジェクトモデリングを完成
◆テクスチャイメージ検討
20(日)
◆追加オブジェクトモデリング
◆軽量化作業
◆テクスチャ・ライティング・シェーダー設定、
◆デバック・コライダー確認作業

3度目のGAMEJAM

過去2回の戦績は
・2020 in winter 「Drunker’s Factory」
→スポンサー賞(REALITY株式会社)
・2021 in summer「センター・オブ・ジ・アーク」
→スポンサー賞(株式会社Mark-on)
です。

今回はエントリー総数が1000を越え、かなりレベルの高いワールド乱立するという状況になりましたが、なんとか部門賞に入賞することができました。。。

その後cluster公式でも紹介されましたよ!


こんな感じで作ったものを簡単に振り返ってみました。どれも短期間で作成したものが多いので4月からは少し時間をかけて作ることをやってみたいですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
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