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2023年スロヴェニア紀行14~輸入元の養蜂家を訪ねて~

滞在中のある日、輸入元であるHoney Houseのオーナーとその養蜂場を訪ねてきた。本来であれば、採蜜をさせてもらう予定であったが、今年は3月に寒波がありその後も雨が続き花が咲いていなかったり咲いても蜜源がないためミツバチたちの収穫がうまく進んでいなかったのだ。その影響で、訪問のタイミングでの採蜜は残念ながら叶わなかった。

養蜂小屋にて

しかし、僕が輸入するだけでなく養蜂について理解を深めたいことには大いに賛同してくれているので、彼の養蜂場を訪ね、レクチャーと少しだけ集まりつつあるはちみつのテイスティング(何の蜂蜜かのテスト)などをさせれくれた。

指をズボッと刺して味見。緊張したけど無事に正解。

養蜂小屋ではスロヴェニア特有の巣箱(AZ Hive)についても詳しくレクチャーしてもらった。この巣箱は全世界で一般的な積み上げ式の巣箱(通称アメリカ式)よりも運搬しやすく、作業もしやすい。性別や年齢、ハンデの有無などに関係なく作業できるのも特徴の1つだという。なによりの特徴はアメリカ式よりも蜂蜜に含まれる水分が少なくなり良い蜂蜜が採れるそうだ(15~17%程度)。


本来のはちみつとは

全ての蜂蜜は一定の条件下で必ず結晶化する。これは自然のプロセスの一部で天然の証でもある。ピュアハニーに対して、人工的な工程を加えたものをプロセスハニー、ヒーティングハニーなどと呼ぶ。スーパーなどで売っているはちみつは1年中液体状なのはこうした行程を経ているからだ。例えば、一定以上の温度にすると蜂蜜に含まれる栄養価は破壊されて損なわれてしまう。非加熱であれば成分は維持できる。個人的にはやはり天然のはちみつが一番美味しいと思うし、甘いだけではなく香りや喉を通る際に広がる特有の心地よさも味わえる。


We will see

彼らがよく使う言葉だ。「そのうちわかるよ。」「まぁ見てなって。」そんな感じだろうか?この先の天気の話、収穫予想などの話をするとよく出てくるフレーズだ。僕はこの言葉を彼らから聞くと、自然と共生することを受け入れていると感じる。自分にコントロールできないことに一喜一憂しても始まらない。だから成り行きに任せるのだ。もちろんきちんと準備はした上で。

これって何事にも通じることだと思う。競技で言うならば自分がコントロールできるのは自分だけ。だから自分のできることにフォーカスする。大切にすべきは何事も同じだと改めて思う。

ランチをオーナー家族と一緒に過ごして帰りは駅まで送ったもらった。限られた時間ではあったが、Honey House訪問は僕にとってかけがえのない時間を過ごすことができた。



今回の渡航について

今回の滞在では観光要素を含め5日間のApitourをアレンジしてもらっている他、輸入元の養蜂家を訪ねたり、Medexという蜂蜜最大手を訪ねたりと色々な縁で旅をしています。そうした辺りも触れることで「"養蜂伝統国スロヴェニア"について、様々な側面から掘り下げて行きたい!!」そんな思いで連日更新しています。養蜂関連を中心に引き続き滞在の様子を発信しますのでお楽しみに!

スロヴェニア産はちみつはオンラインストアにて購入いただけます。旅の記録を通じてスロヴェニアとスロヴェニアのはちみつにも興味を持っていただけたら嬉しいです。


旅の目的とスロヴェニア愛について

マウンテンランナー改め、今回ははちみつ屋さんメインで渡航しています。詳しくは下記noteをぜひお読みください!あと僕のスロヴェニア愛についても!


【お知らせ色々】

9/24(日) 第8回NAGANO Jr TRAILRUN
 兼 U-15ジュニアトレイルランチャンピオンシップ in 富士見高原
(受付中)
・1
0/15(日)第15回TOKYO Jr TRAILRUN
 兼 U-12ジュニアトレイルランチャンピオンシップ
(受付中)
11/5(日) 逗子トレイル駅伝2023(受付中)

「RUNNING ZUSHI」
逗子市内池子の森自然公園内400mトラックを拠点にしたランニングチームです。

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【スロヴェニアに対する旅の記録】
◎スロヴェニア紀行(旅の記録色々)

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