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【高齢者】意外と知らない認知症の世界

『認知症世界の歩き方』の本を読んでみると、今まで自分が知らなかった部分が色々と出てきたんです。

仕事柄ご高齢の方々をグループで指導する時、認知予防の脳トレなども行うのでトレーニングの参考にもなり、個人的に勉強になったんで、ここでもシェアしていこうと思います。

さらにRCCのカルチャー教室で「脳トレストレッチ」も開催いていますので、これを機会に認知症や脳トレの必要性を感じてもらえたらなと思います。

箇条書きにはなりますが、『認知症の世界の歩き方』の内容に沿ってかき出していきたいと思います。あなたにも少しでも参考になれば。

認知症の世界の歩き方

『認知症の世界の歩き方』に書かれていた日常的なトラブル一覧を書き出していきます。詳細は本を買って読んでみてくださいね。でも一覧だけでもヒントになると思いますよ。

記憶のトラブル

・体験や行為を記憶できない
・知識・譲歩を記憶できない
・見聞きしたこと、考えたことが瞬時に記憶から消え去る
・目に見えないものを頭の中で想像できない
・見聞きした話、情報を否定的に解釈してしまう
・誤りや事実でないことを正しいこと、事実を思い込んでしまう

言語のトラブル

・抽象的言語、概念、記号の表す意味を想起できない
・固有名詞からその内容やイメージを想起できない
・使い慣れた日常単語、漢字、記号を想起できない
・文法、複数の単語の組み合わせを理解できない
・自分の考えを言語化できない

五感のトラブル

・うつ、不安状態、怒りっぽくなる
・人の顔を正しく認識できない
・形や大きさを正しく認識できない
・暖かい色の差異を識別できない
・体性感覚が鈍感になる
・味覚や嗅覚が鈍感になる、感じなくなる
・体温や汗の調節ができなくなる
・視界の範囲が限定される、狭くなる
・頭と身体が短時間で疲れやすい
・視覚、聴覚、嗅覚が鈍感になる

幻覚のトラブル

・あるはずのないものが見える、違うものに見える
・静止しているものが動いて見える
・聞こえるはずのない音が聞こえる
・におうはずのない匂いがする

時間のトラブル

・完了済みの経験や事象を現在進行形のものだと思い違える
・時間経過の感覚が乱れる、失われる
・24時間の時間感覚が失われる
・眠りにつけない、深く長く眠れない

空間のトラブル

・対象物との距離を正確に把握できない
・モノや空間の奥行きの存在を認識できない
・自分の身体の位置や動きを適切に認識できない、動かせない
・左右や東西南北など方向感覚が失われる
・平面(二次元)の情報から空間(三次元)をイメージできない
・空間全体や位置の把握に必要なランドマークを記憶できない

注意のトラブル

・自分の思いとは異なる行動をしてしまう
・聞くべき音、見るべきモノに集中できない
・複数のことを同時に実行できない
・特定のモノ・コトに目・耳・思考が固執し、他に注意を向けられない

手続きのトラブル

・簡単な数の計算ができない
・小さな環境変化に柔軟に対応できない
・慣れ親しんだ手続き・習慣を想起・実行できない
・複数のモノ・コトから正解や最適解を選択・判断できない

まとめ

以上認知症の43のトラブルでした。

これらが出てくれば日常生活で困ることが増えると思います。ですが、認知症の方が全員同じ症状とは限りません。

上記トラブルが複合したり、もしくは少し変化した症状が表れるかもしれません。

認知症になった(初期症状が伺える等)場合、突き放すのではなく、寄り添い理解することも重要なんだと思います。

現場で応用させながらトレーニングなどに活かしていきます。参加予定の方はお楽しみください。

もし認知症に興味が湧いてきたのなら『認知症世界の歩き方』を是非読んでみてくださいね。

では、また明日もnoteでお会いしましょう!

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