藤猫/樟

なんの変哲もない雑記帳  オリジナルも二次もやるモラトリアム文章書き

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マガジン

  • 文フリ札幌までの雑記

    第七回文学フリマ札幌に出店するまでのあれこれです。 2022年10月2日(日)@札幌コンベンションセンター お-19 藤猫堂

最近の記事

前回の記事、同人誌コンスタントに作り始めて2年って書いてたんですがとんだサバ読みで、もう4年経ってた……推しのいる生活、充実していて時の流れが速い。

    • 同人誌を作る時に参考にしている本とか

      印刷所に発注するタイプの同人誌を、初めて作ってから10年ほど・コンスタントに作るようになって4年ほど経つんですが、ここまでずっと勘と検索と模倣でいろんなことを何とかしてきたので、ここらでちゃんと勉強しようかなと思って揃え始めた本のまとめです。 どっかに書いておかないとそのうちダブって買ってしまいそうなのと、まあどこかの誰かに「こんな本あるんだ~」って面白がってもらえると楽しいかなということで。 基本的に何度も読み返すものは紙媒体派なので、紙で入手できる本は紙で買っています。

      • CanvaとAdobe Expressを比較した

        華やかな表紙が自分の本についているとテンションが上がる。 この世の真理だと思います。 絵が描けなくても、デザインのためのソフトを扱えなくても、 なるべく楽に、気軽に、見栄えのいい表紙を作る。 そのための道具として、CanvaとAdobe Expressのハードルを下げていこうぜ!という記事です。 どっちかというと文字メインの創作者向けですが、「イラストは描けるけどデザインとか全然わかんない」という絵描きの人にもおすすめできます(あとでちょっと触れます)。 それでは始めてい

        • 同人誌タイトルロゴメイキング

          ※1年くらい寝かせていた記事を書き上げたので、後半の方だいぶ記憶頼みで書いています どうも、薄い本を作るオタクです。 装丁フェチなので、いつも装丁について語る記事をSmarksさんに書くのですが、この本は印刷所さんのフェアに全のっかりしたのであまり語ることがない。 この仕様でどうしても出したくて一冊分書き下ろしました。最高。 ※リンクは昨年の情報ですが、同名のフェアを今年も開催されています で、装丁仕様まるなげな分、普段おざなりなタイトルロゴをがんばったのでまとめてみま

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        • 文フリ札幌までの雑記
          2本

        記事

          【文章創作向け】できる限り少ない手間でネップリがしたい(A5サイズ版)

          もぉ組版とか考えたくないでござる~~~~~~~~!!!!!!!! でもネップリがしたいのだ!!!!!! あと裏面白紙だともったいないから両面印刷の中綴じ冊子にしたいのだ! その願い、叶えましょう 限界文章書き、願いは自分で叶えるんだよ!!! なるべく手抜きの迅速ネップリハウツーだ!!! 行くぞ!!! やりたいこと・A5小冊子 ・中綴じ(両面印刷) ・表紙つき 欲張りセットと言うなかれ。 お気軽お手軽に作品頒布したい。 頒布するからにはそれなりの体裁にしたい。 その欲望

          【文章創作向け】できる限り少ない手間でネップリがしたい(A5サイズ版)

          フォロワーさんに構ってもらった記録

          #オメェの創作のここのが分かんねぇって所をフォロワーが質問してくれる ツイッターで遊んでもらったやつの回答、語りすぎてツリーがしぬほど見づらいのでまとめなおしました (リプくださったフォロワーさんにはご了承いただいています) 一部補足とかもあり ※おおむね二次創作の小説の話です ①小説の書き方私がプロットを立てる能力が欠如した短編書きであることは既に察されておりまして、ノンプロットでの書き方(メイキング)についてお尋ねがありました。 基本的に冒頭から順番に書いてます。

          フォロワーさんに構ってもらった記録

          シャーペンが壊れた

          地味にショックである。 原因はわかりきっている。落としたのだ。 しかも机の上とか生易しい高さじゃない、 2.5メートルくらい上からリノリウムの床へ。 そりゃ壊れるだろって感じだ。 職場でやらかしたのだから労災を申請したいくらいだが、 残念なことに日本の労災制度は人体以外を対象としない。 眼鏡くらいは対象にしてくれてもいいような気がするのだが、 眼鏡使用者にとって眼鏡は第二、第三の目、 体の一部に等しいといっても過言ではないということを 真に理解するクレバーな施策がないの

          シャーペンが壊れた

          ここ数か月の活動を振り返る

          8月から12月頭にかけて、わけのわからないスケジュールでひたすら小説書いたり本作ったりしていた。ちょっと本気でアホみたいな勢いだった。Twitterでも少しは呟いていたけど、アカウントを分けていたり企画の関係で黙っていたことも多いので、こういう限界進行・オタク奇行が好きな人向けにまとめておこうと思う。ちなみに私もそういうの読むの大好き。何かに狂った人間の様を眺めるのは楽しい。 注意:中身には触れませんが、二次創作の話が出ます。 関わった本 身内向けアンソロジー:主催(テ

          ここ数か月の活動を振り返る

          台詞に差し込まれる小文字片仮名が好きだ。

          狂おしいほど好きだ。もはやフェチと言って過言ではない。 こういう……わかります? 語尾だけじゃなくて撥音もいいんですよ……前後は普通に平仮名なのにそこだけ急に挿入されるカタカナが……すごい、いい…… 適当に出力した例の上二つはちょっと荒めになっちゃったんですけど、べらんめえ口調ともちょっと違ってこう……台詞にとっかかりを作ることで逆に勢いを増すような……ここぞというところでカッと入る鋭さというか硬質な感じがたまらん。 ちょっと時代錯誤というか、芝居がかった感じが入る書き方

          台詞に差し込まれる小文字片仮名が好きだ。

          急ぎの原稿書いてる時に限って自己分析したくなるのは何なんだ

          現実逃避以外の何物でもないな。 というわけで開き直って書きたいことを書きたいように書こうと思います。 記念日合わせの〆切まではまあ多めに見積もって22時間くらいあるんでたぶん大丈夫でしょう。 さて。 ヒイコラ言いながら文章を書いていて、ふと思ったわけです。 小説の体裁を持つものを執筆するにあたって、私が楽しみを見出しているのは「削る・切り貼りする」ターンなのではないか? と。 私はプロットを立てられないタイプの小説書きなので、 思いついたシーンやセリフをとっかかりに、

          急ぎの原稿書いてる時に限って自己分析したくなるのは何なんだ

          パソコンネイティブの三十台前半オタクが、スマホネイティブ世代とのジェネレーションギャップに感心した話。

          ~デジタルネイティブと一言で言うけれど、 その中でも慣れ親しんだデバイスの違いで かなり大きな断絶が起きているんじゃないかと思う~ (サブタイトル) 仕事柄、20歳前後の若者がパソコンのキーボードを打つところを横で見ている機会がしばしばあるんですが、 今日見た子は右手三指(親指・人差し指・中指)と左手一指(人差し指)だけで打ってた。 もちろんブラインドタッチではない。 左手側にあるキーって日本語ローマ字入力でよく使うA・E・S・G・Tが固まってるし、一指だとポジションが安

          パソコンネイティブの三十台前半オタクが、スマホネイティブ世代とのジェネレーションギャップに感心した話。

          入稿したぞ

          えらい!!!! 余裕はまあ全然なかったんですけどね…… 結局日付変わるギリギリまで作業してました。おろか。 入稿して入金したので、とりあえず本があることは確定です。やったね。 装丁まわりは別のところに頼むので、〆切はまだ続くわけです。 でもまあ後は適当に本文抜き書きしてレイアウトすればできるので 余裕のよっちゃんです。特殊加工とかするわけじゃないし。 中身のサンプルとか紹介とかは追々出していけたらなと思います。 で、奇しくも入稿〆切前日だった昨日、 出店者入場券(いわ

          入稿したぞ

          ツイッター怪談について思う

          今年もツイッターの怖い話系タグがおいしい季節になりましたね。 ツイッターを始めて6年ほどになりますが、毎年このくらいの、8月中旬から下旬になると、恒例行事のように怖い話系のタグが流行るのは不思議なことだと思います。 私自身は怖い話・不思議な話を進んで聞いたり読んだりする、よくいるタイプの凡庸な数寄者です。実際に体験したり、集めたり、形にしたり、分析したり、ということにはとんと手が出ないミーハーです。 なのですが、今年のタグを流し読んでいて、ふと思ったのです。 ツイッターの

          ツイッター怪談について思う

          文フリ札幌のブース番号がとうとう出てしまったなあ(お-19)

          昨日事務局からメールが届いて、ようやく実感がわいてきたわけです。 遅くないか? というわけで、スケジュールの見通しついでに現状をちょっとまとめてみようかな、と。 印刷所は先週のうちにすでに予約してあります。 今まで同人誌は数冊作ってきたんですが、予約の必要な印刷所は今回が初めてです。ちなみにちょ古っ都製本工房さんです。 〆切は9月7日。 表紙は超絶シンプルにすることにしていたので、すでにデータはできています。ヘッダーがそのタイトル部分です。 シンプルな本体に帯とかを足す予

          文フリ札幌のブース番号がとうとう出てしまったなあ(お-19)

          六月のうちに投稿したかった詩をようやく投稿できました まあ芍薬はギリギリこの時期でも咲いてるからセーフセーフ

          六月のうちに投稿したかった詩をようやく投稿できました まあ芍薬はギリギリこの時期でも咲いてるからセーフセーフ

          雨と芍薬

          「雨のおとがきこえる  雨がふっていたのだ」と  あまりにもしみじみと彼が歌ったので  庭の芍薬は静かにその花びらを開いた  やわらかい薄紅は  透明なしずくとの  親和性において並ぶものとてなく  惨くも溶けだした  花は涙など流さない  ただその芳香を打ちすえられて  地に還っていくだけだ  雨がふる  雨がふる  緑を鮮やかせ  空を染め直し  風を研きあげ  季節をすすめていく 「雨があがるように」  雨があがった後には 「しずかに死んでゆこう」  溶け崩れ消