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【「重ねて停電になった世帯はないよ」】

深田氏はよく、 tsmcのせいで台湾は度々停電になっている、という。

これ、実は半分は合っている。

台湾がよく停電しているというのは事実である。しかしながら、tsmc のせいではない。

台湾の停電の原因を突き詰めていくと、政府のエネルギー政策である。(説明したら、長〜い長〜い話になる😑)

さて、台湾の5月6日付のニュースをお伝えします。
このニュース、多くの台湾人の目が丸くなり、失笑した。

桃園。国際空港があるため、多くの人にとっては必然的に台湾観光の際の最初の街。
この街、この半年間で171回停電になった。平均すると毎日0.94回。累計で29万4274世帯が影響され,単純平均で毎回1721世帯の規模の住民が影響されてきた。

先月(4月)だけで、35回も停電❗(平均すると、毎日1.16回)。世帯数では毎回平均2297世帯が影響された。

これに対し、台湾電力の答えは、

「重ねて停電になった世帯はない。停電は電力不足(によるもの)ではない」

台湾人は早速、「一人逃さず懲罰したいのね」「1回は当たるってことなのね」「順番なのね」「公平ですね」「今度は新北と台北かな?みんなで受難しよう」「ざま◯みろ、自分たちが選んだ民進党政権でしょ?」「すごい」

といろんな面白い反応をしたり、絶えない停電について文句を言ったり揶揄したりしている。

台湾の停電の件について、日本では、「台湾でこの電力不足がすごい問題になっているというのは本当なのか」と言論人の某氏が深田氏の主張を疑問視した。某氏曰く、台湾在住30年の日本人に聞いてみたところ、その日本人は、他地域のことは知らぬが少なくとも自分は一度も経験したことない、と言っていたとのこと。

その日本人の方は台湾のどの地域に住んでおられるのかな?聞いてみたいです。

某氏はこの方との個別会話を基に、台湾では電力不足については社会問題になっていないのではと私は思います、と話したが、残念ながらそれは全く事実ではない。

中国語でググれば、停電のニュースが嫌になるぐらいいっぱい出てくる。

台湾は実際、電力不足に苦しんでいる。頼政権が頭を抱える大きな問題である。(くどいようだが tsmc のせいではない)

毎日、あの台湾ニュースもこの台湾ニュースもお伝えしたいが、玉山は1人しかいない。

「光と影の TSMC 誘致」の真相を伝え終わったら、再び台湾ニュースを伝える玉山富士子に戻ります。待っててね🙋。

以上、次回動画の原稿執筆の合間をぬって、久々に台湾ニュースをお伝えしました。



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