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狭い土地でも大丈夫!開放感ある狭小住宅をつくるコツを紹介

狭小住宅というと、不便で窮屈なイメージを持つ人は多いでしょう。しかし、狭い土地でも開放感あふれる住宅をつくることは可能です。

間取りやデザインを工夫することで、限られた面積内で快適で機能的な生活空間を実現することもできます。

この記事では、狭い土地で家をつくるメリットや注意点、開放感のある家をつくるためのコツを紹介します。


狭小住宅とは?

狭小住宅とは、名前のとおり小さな土地に建てられた住宅のことです。

面積についての明確な定義はありませんが、一般的には15坪=50㎡以下の土地に建てられた住宅を、狭小住宅と呼びます。

狭小住宅は、都市部や繁華街など土地が限られている場所で多く見られる傾向です。

家を建てられる面積が限られているので、開放感を演出し快適に暮らすためには、スペースの使い方とデザインが重要になります。

狭い土地のメリット

  • 固定資産税が安い

  • 同じ予算でも利便性が高いエリアで土地を買える

  • 光熱費が少なく済む

狭い土地を買うメリットは上記の3つです。

メリット① 固定資産税が安い

固定資産税は、土地や建物などの不動産に対して課される税金のひとつです。土地や建物の所有者に毎年課税され、不動産所在地の地方自治体に納められます。

固定資産税は、地価や面積によって定められるため、土地が広いほど課税額は高くなるものです。

面積が小さい狭小土地なら、毎年の固定資産税が抑えられます。

メリット② 同じ予算でも利便性が高いエリアで土地を買える

限られた予算でも、狭小地なら交通アクセスや生活施設の近さなど、利便性が高いエリアに土地を確保できる可能性があります。

駅の徒歩圏内や人気スポットの周辺は、土地価格が高額です。広い土地を買おうとすると、かなりの資金を用意しなくてはいけません。

しかし、狭小地を購入するつもりなら、土地の取得にかかる予算をググッと抑えられます。
利便性が高いエリアで土地を買うことは、通勤や買い物、趣味の場所への移動が短縮され、生活が効率的になることもメリットです。

土地の購入価格を抑えるぶん、余った予算を建物代に回すのもいいでしょう。

メリット③ 光熱費が少なく済む

広い家では、冷暖房の効率が悪くなるので、光熱費が高くなりがちです。しかし狭小住宅なら、単純に面積が狭いぶん光熱費が抑えられます。

マイホームは購入から10年、20年と住み続けるものです。長期的な目線で考えると、光熱費を大幅に節約できる可能性もあります。

狭い土地で家をつくる際の注意点

  • 建ぺい率・容積率をチェックする

  • 防音対策をする

  • 工事の際に追加費用がかかる可能性を考慮する

狭い土地で家をつくる際には、上記の3点に注意しましょう。

建ぺい率・容積率をチェックする

土地によって、建ぺい率と容積率が設定されています。

建ぺい率は、敷地において建物が占める面積の割合です。具体的には、敷地に建物が占める面積が何パーセントまで許容されるかを示します。建ぺい率が高いということは、その土地に広い建物を建てられるということです。

容積率は、建物が占める容積(体積)の割合を示します。容積率も建ぺい率と同じく、数値が大きいほど広い家を建てられるということです。

建ぺい率と容積率は「都市計画法」に基づいて設定され、地域ごとに異なる規制が存在します。

狭い土地なのに建ぺい率と容積率も低いと、とても小さな住宅しか作れなくなってしまうので、購入前によくチェックしましょう。

防音対策をする

狭小地は都市部に多く、建物が密集している可能性があります。隣の建物との距離が近い場合は、建物の防音対策には気を付けましょう。

自宅から近隣への迷惑をかけないことも大切ですが、繁華街であれば周囲の騒音も懸念されます。

住宅の設計段階で適切な防音対策を行い、快適な居住環境を確保しましょう。

工事の際に追加費用がかかる可能性を考慮する

狭い土地は、接している道路が狭いケースも多いです。全面道路が狭いと、建築工事の際に車が通れないこともあり、そうすると運搬費用や駐車場代が発生するかもしれません。

建物が小さければ、必要な建築資材が少なく費用も抑えられると思うかもしれませんが、逆にコストが割高になる可能性もあります。事前の見積もりで、よく確認しておくといいでしょう。

開放感がある家をつくる5つのコツ

  • スキップフロアで壁を減らす

  • 吹き抜けを取り入れる

  • 採光用の窓を設置する

  • スケルトンの階段やガラス戸で広く見せる

  • なるべく明るい色を使う

開放感がある家をつくるコツは5つあります。

スキップフロアで壁を減らす

スキップフロアとは、床に段差をつけることで、ひとつの階に複数の高さの床を儲けることです。スキップフロアはドアや壁による間仕切りが少なくなるので、開放感や視覚的な広がりを演出できます。

また、スキップフロアで生まれた段差を収納にすることで室内の家具を減らし、空間を有効活用。お部屋をスッキリさせられるでしょう。

吹き抜けを取り入れる

吹き抜けを設けることで、上階と下階をつなげ、空間が一体感をもって広がります。玄関やリビング、階段部分を吹き抜けにする間取りが一般的です。

床面積をなるべく広くしたい人は、「ハーフ吹き抜け」を検討するといいでしょう。ハーフ吹き抜けは、通常の吹き抜けの半分ほどの高さで、開放感をアップさせつつ床面積を確保できます。

採光用の窓を設置する

狭小住宅は隣の建物との距離が近いことから、室内が暗くなりやすい傾向にあります。部屋が暗いと開放感もダウンしてしまうため、間取りを考えるときには屋外からの採光を意識することが重要です。

大きな窓を設置しなくても、部屋の上部や下部に細長い採光用の窓を設置すれば、外部からの自然光が入って室内が明るく開放的になります。

スケルトンの階段やガラス戸で広く見せる

視覚的な障害を減らすために、スケルトン構造の階段やガラス戸、ガラス張りの壁を利用し、空間を広く見せる方法も有効です。

ガラス戸とガラス張りの壁は開放感があり、採光も取りやすくなります。 

ただしプライバシーは確保しづらくなるので、リビングと通路など、家族の共有スペースに採用するのがおすすめです。

なるべく明るい色を使う

暗い色は部屋を狭く見せる効果があります。壁紙や床材など大きな面積を占める部分は、なるべく明るい色を選びましょう。大型の家具も圧迫感があるので、明るい色がおすすめです。

暗い色はアクセントカラーとして、クッションや小さなインテリアなどに使うといいでしょう。

まとめ:狭い土地を上手に活用しよう

狭い土地でも、十分な計画と工夫次第で、開放感ある住まいが実現できます。

狭小住宅のメリットを活かし、注意点を踏まえながら、自分らしい快適な空間をつくり上げていきましょう。

マイホームについてお悩みがある方は、愛知県岡崎市にある「フジケンハウジングサロン」へお越しください。無料で相談を承っています。


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