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現場で活躍中のライターが明かす“取材”のコツ【國友公司さん】
「夢を仕事に」「大好きな文章で生きていく」
ここ数年で“Webライター”が急増した。出版社や編集プロダクションから独立した人だけではなく、一般企業に勤める会社員の副業や、子育て中のママでもOK。特別な資格は不要で未経験から始められる……。
自分が駆け出しの編集者・ライターだった頃は、今みたいにSNSやnoteを探せば情報がどんどん出てくるわけではなく、すべて手探りだった。
どこかで
「早く辞めたい今の仕事」の超意外な価値
「早く今の仕事を辞めて、フリーの“ライター”で食えるようになりたい……」
時間や場所にとらわれず、全国各地を取材で飛び回りながら著名人にインタビューする。エッセイストやコラムニストとして自分なりの表現を突き詰め、きちんと書店に並ぶような本を出版する……そんな夢を持ちながらも一般社会であくせく働き、“副業”として文章を書いている人も多いかもしれない。
現実では家族や恋人との暮らしがある。収入
本を出版、有名メディアで執筆…大きな夢を叶える前の心構えとは?
「もしかしたら、こんな自分にもできるかなあ……?」
「初心者」や「駆け出し」向けのWebライタースクール・コミュニティの入会募集などをSNSで見かけるたびに、今のブームを実感する。もはや「ライター」の仕事をしている人は珍しくなくなった。これから目指すという人は、一体どんな動機なのだろうか?
「在宅ワークで稼ぎたい」「手に職をつけたい」などの現実的な理由が大きいのかもしれないが、せっかく“文章
超コスパの時代、1本の記事にどこまでこだわるべきか?
「マジでやること多すぎ……」
時間に限りがあるなかで、記事の内容にどこまでこだわるべきか、悩んでいる編集者・ライターは少なくないはずだ。
とくにWebメディアの場合、ギャラがよいわけではない。フリーランスならば、1本の記事に引きずられてしまうと、収入面でキツくなってくる(がんばったはずなのに、むしろ稼げないとか……)。
社員あるいは業務委託スタッフとして編集部で仕事しているならば、収入
「あなたは何者ですか?」に5秒で答えられるか
「もしかして、“ケツくん”……!?」
自転車に乗った女性が、道端ですれ違いざまにつぶやいた。
ケツくんとは、僕の学生時代のあだ名である。その呼び方を知っているのは一部の友人に限られる。自分でも忘れていたが、かつて僕はケツくんだったのだ。
君の名は。マスクをしていて最初は気づかなかったが、昔よく遊んでいたA子だった。もうずいぶん会っていなかった。ほんの一瞬に過ぎなかったのに、僕のことなん
写真も撮れる“取材ライター”は生き残れるのか?現役15年以上のリアル
もはや文章を書くことだけがライターの仕事ではない——。Webメディアで求められるスキルは多岐にわたるが、とくにここ数年で賛否両論ありながらも「写真も撮れるライター」の活躍の場が広がっているように感じる。
誰もが生き残りをかけて熾烈な競争を繰り広げているなか、「取材ライター」向けのノウハウやアドバイスに「撮影」スキルをオススメする記事をよく見かけるようになった。そこで、僕自身の15年以上の経験
ギャル男雑誌から週刊誌へ…編集者・ライターの道「意味のある遠回り」
それは道端に転がっていた。きっと普段ならば見て見ぬふりをして「無かった」ことにしていたはずだ。目を逸らしたくなるような現実が、向こうから「カモン!」と言っている。
「ヘイ、カモン! ヘイ!ヘイ!」
その人は数メートル先からこちらを見ており、目が合ってしまった。どうやら物乞いのようだが、彼には足がなかった。私は、多くの人がそうしているように、まるで何事も無かったかのように、素通りしようと思っ