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夢を誰かに話すということ。

実現させたい夢があるなら、恥ずかしくても言ったほうが良いらしい。

胸に熱い想いを秘めているなら、それを口に出すと原動力が何十倍にもなるから。

昨日のnoteにも書きましたが、いろんな想いが重なって、3月10日に大和出版より自著が出版されました。

また本日、ランサーズよりランサーオブザイヤー2021(LANCER OF THE YEAR 2021)を受賞しました。

僕が環境に恵まれていたからです。
運が僕に味方したからです。

まあ、あえて僕がやったことを挙げるとするなら〝夢を誰かに話す〟でしょうか。

夢を見るな、目標を決めろ

よく「夢を見るのではなく、目標を決めて行動しろ」と聞きます。

ド正論。何も返す言葉がありません。

ただ、多くの人は、遠すぎてゴールまでの過程が見えない理想を〝夢〟と言っているのではないでしょうか。

僕はそうでした。

そうなると良いな......と、漠然とした願望として胸の内に夢が存在していたのです。

専門学生の頃、先生とクラスメイト(おじさま)に語った「僕は将来、自分の本を出すんです」という夢は、当時の僕にはあまりにも遠く、霞んで見えることすらない〝想起するしかないもの〟でした。

でも、いま思い返すと、このとき先生とクラスメイトに夢を語ったことが、すべての引き金になった気がするのです。

夢は真面目に語ると目標になる

よく、スピリチュアルな書籍に「言葉にすれば願いは叶う」といったテーマのものがあります。

引き寄せの法則とか、宇宙のなんたらとか......そんなの。

心理学風に言うとパブリック・コミットメント、みたいな感じでしょうか。

僕はどの概念も、説明を見るだけではピンと来ないのですが、「どうやら夢を真面目に語ると〝目標〟に昇格されるらしい」という体感は得ました。

先生とクラスメイトに本を出すんだと語ってから、本屋に行くと出版したい者向けの書籍をつい手に取り、夜になると自室で【自費出版 安い】と調べ始める始末。

Webライターになってから、ネット記事を書き続けて欲求はやや逸れたものの、著者は無理でもブックライターなら機会があるかも......と思っていました。

フワフワと浮いていた夢を打ち明けたあの日から、夢は質量のある目標に変わって脳の一部を占有していたのです。

妻に「ランサーズには賞があるらしい。いつか貰えると良いね」と話したことも、きっと似たようなもの。

機会があったら、どうやって自分が受賞者に相応しいとPRするのか、その日以降ずっと考えてたんですもの。​

夢が叶ったと報告したところ......

「先生、覚えていないとは思いますが」と予防線を張ったのち、学生時代に夢を語ったこと、その夢が実現したことをショートメールで送りました(電話番号しか知らないのです)。

先生は伝書鳩役となり、クラスメイトのおじさんにも知らせてくれたようで。

当日中に二人から「覚えてるよ。有言実行してすごいね。勇気をもらった」と返事がありました。

↓↓嬉しくてツイートしたもの。

そして、翌日には「藤原君、発売日に本を買ってきましたよ。まだ冒頭しか読んでいませんが、藤原君の人柄が滲み出ていて良いですね」と連絡が。

続きものの小説の初期に出てきた些細な描写が、忘れそうなころに伏線として回収されるような、印象的な嬉しさを感じました。

僕の人生、すでに伏線を張りすぎて一生のうちに回収できるか心配ではありますが、拾いたいものから一つずつ集められれば良いな......と思っています。

夢は、押し付けないように語ろう

最後にお伝えしたいことがあります。

夢を語ると目標に変わり、達成の確度は上がりますが、思うに夢は誰かに押し付けるものではありません。

以下はぜんぶ押し付けです。もっと相手とコミュニケーションしてください。

⚫︎ あなたに叶えてほしい
⚫︎ 一緒に叶えてほしい
⚫︎ 応援してほしい

このうち、応援してほしい気持ちはあって当然ですが、押し付けるとなれば話は変わってきます。

応援は〝させるもの〟ではなく〝されるもの〟だと思うのです。

人には好き嫌いがありますから、僕の夢、あなたの夢を応援したくない人だっているはず。

それを「なぜ応援してくれないの?」と強要する姿勢を見せれば、一瞬のうちに夢追い人が鬱陶しい存在に思えてしまいます。

だから聞いてくれる人がいたらラッキー程度に。

応援してくれる人がいたら超絶ラッキー(冒頭の「環境が、運が良かった」とは、まさにこのこと)。

最初は、一人でぼそっと呟くくらいで良いと思います。

夢から、ぽこんと生まれた一冊

商業出版のきっかけになった電子書籍(上の元ネタ)

追伸

ランサーオブザイヤーの配信を見てくださった皆さま、ありがとうございました。

コメント、届いております。

緊張して何を話したか分かりませんが、聞いていただけて光栄です!


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