笛地静恵

ようこそいらっしゃいました。笛地静恵(ふえちしずえ)と申します。 1955年生。男性。…

笛地静恵

ようこそいらっしゃいました。笛地静恵(ふえちしずえ)と申します。 1955年生。男性。小説、短歌、俳句、言葉遊びなどをたしなみます。

最近の記事

全米が炊いたご飯365【川柳6句】

大脳にかすみたなびきうぐいすや 肝焼きの苦味ビールで迎え撃つ 大将のうちわうなぎのタレの色 白焼きの焼き上がる間の白隠論 過ぎたるは泳ぐ猿のごとし溺れよ 腹にありシメのラーメンとぐろ巻く #川柳  #senryu ♯オートマティスム川柳 ♯二日酔い

    • 全米が炊いたご飯363【川柳6句】

      寺山よわれに五月をもういちど ヴィジュアルの奇声緩和のバンドマン 眼科医ののっぺらぼうの目脂かな * ようやくに午後の三時の冷麦を 冷麦よ汁の茗荷のいのちびろい 冷麦の庭を走るはヴェロキラプトル ♯川柳  #senryu ♯オートマティスム川柳

      • 全米が炊いたご飯362【川柳6句】

        いつのまに時の溜まりの冷蔵庫 あらこんなところに牛の首権禰宜権禰宜あったわね ありのまま雪の女王の立ちにけり 体内の生殺与奪冷蔵庫 少年の雪の女王を覗く夜半 霜とりの夏は来たりぬペンちゃんと ♯川柳  #senryu ♯オートマティスム川柳

        • 全米が炊いたご飯361【川柳6句】

          お客様はカス様です 王様の裸の孫の餃子かな * 大雨は秋から二割値上げします 曹操のリフレインする雨の日は * コンビニのダンジョン飯をドワーフら 逃走の渋谷見下ろしデカ女 ♯川柳  #senryu #オートマティスム川柳

        全米が炊いたご飯365【川柳6句】

          全米が炊いたご飯360【川柳6句】

          どうしよう氷レモンかイチゴかな 氷あずきおとなの食べるものだった もり上げた高いとこからかき氷 しゃくしゃくとスプーンつつくかき氷 氷水きたきたキーン顔しかめ 色つきの氷水のみ炎天へ ♯川柳  #senryu #オートマティスム川柳

          全米が炊いたご飯360【川柳6句】

          全米が炊いたご飯359【川柳6句】

          簾より駄菓子屋の中まっ暗け 簾から裏へ短距離走の風 ハエ捕りの黄色の重く垂れ下がり * 急転の直下まで大阪地下街 よいよいの天神様の地下道へ 地上への階段のなき地下街を ♯川柳  #senryu #オートマティスム川柳

          全米が炊いたご飯359【川柳6句】

          全米が炊いたご飯358【川柳6句】

          雨がふるまた雨ぞふる雨ののち 月光の田に月光の苗立ちぬ 轟轟轟風が巻いている轟轟轟 * 待ち呆け待ち呆けせめてある日の茫々と 胃酸過多で邦雄出る唐揚げ 独鈷杵や高野聖のどっこいしょ ♯川柳  #senryu ♯オートマティスム川柳

          全米が炊いたご飯358【川柳6句】

          全米が炊いたご飯357【川柳6句】

          苦心をば三嘆しての帰り道 用向きは三畳ぐらいの顔かしら * マニマニマニマニ大好きマニ車 眼下にはプレパラートの第九地区 * 電力の消費を押さえ落ち着きます レモンチー歯に衣着せぬ前歯かな ♯川柳  #senryu #オートマティスム川柳

          全米が炊いたご飯357【川柳6句】

          全米が炊いたご飯356【川柳6句】

          レモンチー歯に衣着せぬ前歯かな 電力の消費を押さえ落ち着きます マニマニマニマニ大好きマニ車 眼下にはプレパラートの第九地区 苦心をば三嘆しての帰り道 用向きは三畳ぐらいの顔かしら ♯川柳  #senryu ♯オートマティスム川柳

          全米が炊いたご飯356【川柳6句】

          なんとnoteでの「スキ」が、11000回を超えたそうです。記念のバッジをいただきました。実生活で、自作を「スキ」と言ってくださる方に出会える機会は、微々たるものです。みなさまの応援に、励まされております。行けるところまで行くつもりです。これからも、よろしくお願いします。

          なんとnoteでの「スキ」が、11000回を超えたそうです。記念のバッジをいただきました。実生活で、自作を「スキ」と言ってくださる方に出会える機会は、微々たるものです。みなさまの応援に、励まされております。行けるところまで行くつもりです。これからも、よろしくお願いします。

          全米が炊いたご飯355【川柳6句】

          芸術の振興めざす箒かな 見にゆけば自分の死体つまらねえ 水よりも経済優先の星 老夫婦若返りつつ桃喰らい 百人の生首の日の晴れやかな 小松菜の左京よ日本お浸しか ♯川柳  #senryu ♯オートマティスム川柳

          全米が炊いたご飯355【川柳6句】

          全米が炊いたご飯354【川柳6句】

          たい焼きの変態のみのおっぽまで 小さなる画廊に充ちる少女像 美少女の睫毛の鰭の魚かな 脱ぎ捨てんセーラー服を只のひと SFとはS(セーラー)F(服)である主義者 やせすぎの少女詩集のさみしさや ♯川柳  #senryu  ♯オートマティスム川柳

          全米が炊いたご飯354【川柳6句】

          全米が炊いたご飯353【川柳6句】

          茨城の揺れて神奈川起こされる 上野から食堂車ごと青森へ A寝台北斗の青の北を指し 天秤を頭に乗せて比べてる 地球は自省しつつ回転する 重力と戦う心の臓よ 感謝 ♯川柳  #senryu ♯オートマティスム川柳

          全米が炊いたご飯353【川柳6句】

          全米が炊いたご飯352【川柳6句】

          芸術の週刊少年コナン 多様性よ週刊少年クィーン 子供部屋の週刊少年中高年 電子のみ週刊少年ユーキューブ ビールにはまず週刊少年ホップ 詩みたいな週刊少年ポエム ♯川柳  #senryu ♯オートマティスム川柳

          全米が炊いたご飯352【川柳6句】

          全米が炊いたご飯351【川柳6句】

          ぼろぼろのうちわのはなしうなぎ屋で 飲めよ食えどうせ俺の金じゃねえ * 覆面作家はのっぺらぼう 人間の顔のおそろしのっぺらぼう * 名状しがたき週刊少年クトゥルー 家鴨よ下唇の渇き止まずも ♯川柳  #senryu #オートマティスム川柳

          全米が炊いたご飯351【川柳6句】

          全米が炊いたご飯350【川柳6句】

          「高齢者は、百歳以上としよう」「明暗です、総理」 廃屋の問題視する家柄よ * とぎれとぎれにこときれぬ おどろおどろしいおどり子の輪に * 満を持して放てカメムシ 金粉のチョウの疾走流星雨 ♯川柳  #senryu ♯オートマティスム川柳

          全米が炊いたご飯350【川柳6句】