本とアトラクション、同じ本を何度も読む理由
GWいかがお過ごしですか?
こちらは絶賛引きこもり生活をコソッと満喫しています。
基本的に家から出るのは、朝と夕方。
忍びながら近所を散歩するのが日課です。
観光地のような場所に住んでいるので、どうしてもこの時期は人が多いのですよね。
5月3日に朝の舞浜駅の映像を見て、小学生の頃、取り憑かれたように何度もカリブの海賊に乗りたがっていたことを思い出していました。
クライマックス辺りで、水の中をグイ〜ンと船が落ちていく感覚。あれがもう大好きで。
出口を出て妹とそのまま並び直す、を繰り返していたものです(両親ありがとう)。
あれから30年以上経った、43歳GWの今朝。
もう何度読んでいるかわからない、青山美智子さんの『お探し物は図書室まで』を、また読み返したくなりました。
洗濯機待ちの間に、朝読書開始。
そうそう。この作品の背表紙が、それはもう好きなのです。
そして、ふと思ったこと。
「好きとはいえ、なんでこんなに何度も読み返したくなるんだろう?」
読み返したくなるきっかけや理由って、何パターンかあると思うのですが。
そのひとつは、私がカリブの海賊に何度も乗りたくなっていた(乗っていた)感覚と、同じものなんじゃないのかなと。
カリブの海賊って「くるぞ…くる…」「キター!」な感覚が、やみつきなんですよね(私と妹は)。
その瞬間がどこで来るかわかっているのに、その後の展開もわかっているのに、一連の乗車中で一番好きな「くるぞ」「キター!」を味わうために、繰り返し乗る。
同じ本を何度も読むことも、私にとって一緒で。
ひとつの作品に描かれている、自分が好きなフレーズや言葉が、どのタイミングで訪れるか、もうわかっている。
それでも大好きな「くるぞ」「キター!」を味わいたくて、一冊のアトラクションを乗りに行く。
となると読書(本を読む)って、もうアトラクション巡りですよね。
本屋さんや図書館は、きっとテーマパーク。夢の国です。
こんなnoteを書いていたらば、夢の国へ行きたくなりました。
ファストパスならぬ、在庫検索ができちゃうテーマパーク。
明日はちょっと、出かけてみようかな。
あ、でも人が多そうだったら巣ごもり続けるかもな。
なんとも地味中の地味だけれど、こんな#休日の過ごし方。
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