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雪害・高温


雪害の影響

雪害:雪に関係して発生する被害を総称したもの。
・物流の停滞や交通機関の乱れ、交通事故、送電線の切断、家屋や樹木の倒壊等の被害をもたらす。
・雪の多い山地:なだれや融雪時の洪水
・平野:暴風雪や地吹雪→ホワイトアウト(視界が真っ白になる)
・太平洋側の地域:交通網や物流の混乱→日常生活への影響を及ぼす被害

大雪に対応した暮らしと課題

・日本海側の豪雪地帯:古くから大雪に対応した暮らしを営む=生活の工夫(急傾斜の屋根、家屋の雪囲い、融雪用の水路等)
スプリンクラー(新幹線の線路内)や消雪パイプ(道路):地下水を利用して融雪↔︎過剰にくみ上げる→地下水位の低下→地盤沈下
・周囲の風を遮るものがない道路:防雪柵や路肩の標識の設置

高温の発生

真夏日:夏季に気温が30℃を超える日。
・都市域:気温上昇→水域・植被の減少→コンクリートの建物やアスファルトで覆われる面積が増加→郊外よりも都心で気温が高くなる(ヒートアイランド)
フェーン現象:風が山を越える際に高温で乾燥した風となって吹きおりる→風下の地域で極端な気温上昇
・農業への深刻な影響、人々の健康の影響、冷房使用による電力不足

高温の対策・課題

日本家屋:屋根の庇を長くする、襖等を外す→風通しの良い間取り等涼しく過ごす工夫
猛暑日:夏季に気温が35℃を超える日→高齢者や子供に対する熱中症対策が必要
・都市部:緑地面積の増加、壁面緑化(「緑のカーテン」等)、ミストファンや保水性舗装の設置