アイスクリームが大腸がんの予後に影響? 死亡リスクが1.86倍
去年のゴールデンウイークは、本断食を1週間やっていた。
今年は、準備不足で断食はやっていないが、小麦粉断ち(醤油を除く)、
②白砂糖断ち、③加工食品断ち(納豆・豆腐を除く)をやっているので、
下記のNOVA分類グループ1の食生活である:フランク)
2024年05月05日(日)
【医者も知らない医学の新常識】
「大腸がん」は最近日本でも増えているがんのひとつです。
その原因のひとつは食事だと考えられています。
中でも今、指摘されることが多いのが、加工食品の影響です。
国際的に食品はそれが材料となる食材から、
どのくらい加工されているかによって、
4種類に分類されています。
特にコンビニで売っているインスタント食品や菓子類のように、
成分表示を見なければ
何から作られているのかすぐには分からないような食品のことを、
最も加工された「超加工食品」と呼んでいます。
これまでの研究により、
超加工食品を多く食べている人は一部の大腸がんが増える、
という結果が報告されています。
それでは、大腸がんになった時の予後にも、
加工食品は影響しているのでしょうか?
今年のランセット系の医学誌に発表された論文では、
アメリカの医療従事者を対象とした、
大規模な疫学研究のデータを活用して、
大腸がんになった患者さんの経過と、
超加工食品との関係を検証しています。
その結果、超加工食品をたくさん食べている人は
大腸がんになった時にその予後が悪く、
特にアイスクリームやシャーベットを多く食べている人では、
そうでない人と比較して、
大腸がんによって死亡するリスクが1.86倍も高くなっていました。
アイスクリームの食べ過ぎには、意外なリスクも隠れているようです。
(石原藤樹/「北品川藤クリニック」院長)
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NOVA分類
NOVA分類では、
食品を加工度合いによって以下の4つのグループに分けています。
(グループ1)未加工または最小限加工された食品:
自然のままの食品や、
洗浄、乾燥、冷凍など最小限の加工が施された食品です。
例えば、果物、野菜、肉、魚、卵、はちみつなどです。
(グループ2)加工された食品:
グループ1の食品に塩や砂糖などが加えられ、
保存性を高めたり風味を付けたりするために加工された食品です。
例えば、塩漬けの野菜、果物のシロップ漬け、
濃縮還元でない無糖の果物ジュースなどです。
(グループ3)加工食品:
2つ以上の種類の食品を組み合わせて作られた食品で、
通常は自宅で調理するための食材として使用されます。
例えば、加糖の果物ジュースや野菜ジュース、加糖ヨーグルトなどです。
(グループ4)超加工食品:
工業的な製造過程を経て作られ、多くの添加物が含まれた商品。
通常、5つ以上の食材が含まれていますね。
具体的な例としては、
ポテトチップス、菓子パン、カップ麺、クッキー、ビスケット、
冷凍ピザなどがあります。
今でも超加工食品のリストは更新されているわけですが、
現時点での超加工食品のリストを一覧表にしてまとめると
次の通りです。
穀類およびでんぷん質の食品:
ピザ(予め調理されたパイを含む)、菓子パン、クロワッサン、
朝食用シリアル、インスタントスープ、インスタントラーメン、
多くの冷凍食品など
肉・魚・卵など:
事前に調理された加工肉、サラミ、ハム、パテ、フォアグラ、ソーセージ、ミートボール、フィッシュフィンガー(魚のナゲット)など
菓子類・飲料:
炭酸飲料、清涼飲料水、人工的に甘味をつけた飲料、フルーツドリンク、
ミルクシェイク、アイスクリーム、ポテトチップス、チュロス、
キャンディ、チョコレートなど
油脂・調味料:
マーガリン、ショートニングなど
アルコール飲料
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