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【人事労務】メンタルヘルス対応①会社のリスクとは?

おはようございます!

ゴールデンウィーク真っ只中ですね!
私は、休みは暦通りですので、せっせと働いております(笑)

本日は、メンタルヘルス対応における会社のリスクについてお話しします。

メンタルヘルスとは、こころの健康状態を意味し、昨今、メンタルヘルスに不調をきたす従業員が増加しており、これに関連する労働紛争が増加しているように感じます。

厚生労働省が毎年公表している「過労死等の労災補償状況」を見ると、精神障害による労災補償の請求件数は年々増加しています!

では、このようなメンタルヘルス不調に対して適切に対応しなかった場合、会社にはどのようなリスクがあるのでしょうか?

メンタルヘルス問題における会社のリスクとしては、以下☟の5つがあげられます。

①優秀な人材の喪失
元々優秀な従業員が様々な理由からメンタルに不調にきたし、パフォーマンスが発揮できなくなると、本人にとって不幸なだけでなく、会社にとっても極めて大きな損失となります。

②職場環境の悪化
メンタル不調の従業員は、得てして他者に対して攻撃的になりハラスメントをするなどして職場環境を悪化させる要因となることがあります。結果、職場環境が悪化してしまうのです。
ハラスメントの加害者の中にはメンタル不調者が相応にいるとも言われています。

③安全配慮義務違反による損害賠償リスク
会社には、従業員の身体・生命を守る安全配慮義務があります。
従業員のメンタルの不調を悪化させた場合には、安全配慮義務違反による損害賠償責任を負う可能性があるのです。

④会社の信用棄損リスク
テーマ的にメディアの興味を引き、報道されやすく、脚光を浴びやすい内容で、労災認定事案はしばしばテレビやネットで見かけますよね。
最近でも、宝塚歌劇団や研修医の過労自殺が大きくメディアに取り上げられたことは皆様の記憶に新しいのではないでしょうか。

⑤休職と復職にまつわる紛争リスク
メンタルヘルスの問題が問題社員対応に発展する場合や休職後に社員に退職してもらう場合などに紛争リスクが生じます
紛争が長期化してしまうため、会社側が負けた場合の賠償金が大きくなる傾向があります。

以上、メンタルヘルス問題における会社のリスクについてお話ししました。
次回は、メンタルヘルス問題の検討すべきポイントについてお話します!
乞うご期待ください!

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