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社内IT人材育成の目指すところ

こんにちは、IT、ゲーム開発のフリースタイル 広報の川崎です。

弊社では独自のプログラミングカリキュラムをはじめ、IT人材を育成するためのさまざまな社員向け教育サポートを行っています。
ここ数年でカリキュラムが整備され、体制が整ってきたこともあり、メディアから取材を受ける機会も何度かありました。
しかし、実はまだまだ実現したいことがあり、現状は道半ばでもあります。
今回はまだあまり触れてこなかった、未来何を目指しているのかを書いていきます。

そもそもどんな教育体制があるの?というのはコチラの記事を読んでみてください↓

そもそもの狙い

IT人材不足は加速し、経済産業省の推計によると2030年には最大で約80万人の不足が見込まれるとのこと。
既に業界では企業間での採用競争が年々激しくなってきています。

弊社ではそうした「最初から優秀な人材を手に入れる」ことをあえて最優先とせず、「優秀な人材を生み出す=社内教育を充実させる」ことを目指しました。
会社単体ではなく、社会全体をとらえ、優秀な人材を新たに生み出すということでより良い社会になると考えたからです。

個人の力で学ぶことの難しさ

IT技術を身につけるために独学で学ぶコンテンツは数多あります。YouTubeなどの映像コンテンツも充実し、以前に比べればかなり習得するハードルは下がっているはず。しかし、独学で技術を手に入れるにはやはり強い意志が必要です。
適切な目標設定や学習進捗の確認が難しく成長を実感しにくかったり、ピンポイントでわからないところを聞けないので最適解にたどり着くまでに回り道をしなくてはいけなかったりといった障壁があります。
ではお金を払ってスクールなどに通った方がいいのかというと、今度は費用面や拘束時間がネックになったり。。。
個人の力で技術を身につけることは不可能ではないけど、並大抵の努力では続きません。

また、技術は一度学んで終わりというわけではないのです。
そもそもどんな業界・業種であろうと勉強を習慣づけ、日々自分をアップデートしなければ今より良い未来はありませんが、IT業界は日々新しい技術が生まれ、特に変化の激しい業界です。
会社に入った後も知識を交換したり、問題解決の相談に乗ってくれる場所があるべき。
そのためにも教育機関に丸投げせず、自社で学習できる環境を整えておくことが大切だと考えています。

現状の体制の課題

現在弊社に入ってきたIT未経験人材は、専門的な知識がなくてもできる案件にアサインされ、給与を得ながら会社の提供する学習コンテンツ、サポートを利用してスキルアップを目指しています。
カリキュラム作成や勉強会の運営、教育専任者の採用など、日々改善を繰り返し、整ってきていますが、これでもまだ十分だとは思っていません。
業務がありながら勉強するとなると、一定レベルに到達するまで時間がかかります。
できることならば技術習得期間を一定期間設けて、それを終えたらいきなり開発案件などの技術力を要する仕事に就けるという体制を作りたいと考えています。
しかし今は残念ながらそれを実現できるほどの力が組織にありません。
簡単に言うと人手が足りていません。
仕事をとってくる営業、それを全うする技術者、チームを指揮するリーダー。。。
フリースタイルが目指す未来の実現に向けて協力してくれる人がたくさん必要です。

ヤンキーや引きこもりしかいない小さな集まりが、官公庁や大手企業を取引先に持ち、ヒットゲームを生む技術者集団に成長したことは既に功績ともいえますが、私たちはまだまだ大きな目標に向かって挑み続けています。

社会に馴染めない人を育ててIT企業を作ると社長の青野が言ったとき、周りの経営者たちには「夢物語だ」と笑われたことも多々あったそうです。
17年目を迎える今、フリースタイルは誰から見てもIT企業になりました。今の目標である「優秀なIT人材を生み出す教育体制の確立」もきっと実現できると思います。
人のためになる仕事がしたい、より良い社会づくりに自分のできることで貢献する仕事がしたいという方はぜひ仲間になりませんか?
まだまだ道半ばな弊社だからこそ、自身の成長が会社を大きくしているというのを肌で感じられますよ!


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