見出し画像

連れションを断っただけなのに

 小学生の頃、休み時間になると仲のいい女の子たちは数人が集まってなぜか用もないのにお手洗いに行ってました。クラスが違う場合でも遊びに来て2〜3人、もしくは4〜5人ほどの集団になって行動する…これがデフォルトでした。
 今思えばなぜお手洗いなのか、そんなに設備が綺麗だったわけでもないのに、高学年になればなるほどそして中学生に上がってもその習慣は変わりませんでした。私も仲のよい友人とよく集まって行っていましたが、ふと疑問に思ったのです。「トイレ使わないのになんでお手洗い行くの?」と。
この年齢ならメイクを直したりお化粧室として使う意味もありますが、当時は小学生。しかも平成初期です(笑)。

 そして私はついに行動に出ます!「まなちゃんトイレ行こ〜」と誘われたその時「いや、私はいいや」と断ったのです。するとその後みんなに誘われることはなくなりました。それはトイレだけでなく、他の移動や行動もその輪に入ることも無くなりました。あの時断らずにずっとその輪に入っていれば学生時代友達がいなかった人生にはならずに済んだのか。集団行動ってこれのことなのか?と思ったりしましたが、休み時間という10分ほどの貴重な時間は自分のために使いたいですから、間違った選択をしたとは思ってません。
 調べて見たところ“一人で行動できないわけじゃないけど、ひとりぼっちだと思われたくないから”そんな理由で複数人で行動するんだそうです。そうか、私にはその心理はなかったから断ったのか…とても納得しました。誰からどう思われているということよりも自分がしたくないことはしないと断る、それも大事なことなのかなと思います。
 その学生時代の記憶がずっと消えないままだったので、女性だけが集まるイベントやその楽屋がとても苦手です。大人ですし先輩後輩がいたり仕事でもありますから一匹狼スタイルが許されない場面もあると思いつつ、でも流されて自分の思った通りに過ごせないのも違う…。そのせめぎ合いが辛いのでどうしたらいいのかずっと正解を探していました。
 その時“私も苦手だけど、皆も得意じゃないかもしれない”そう思った途端、急に肩の荷が降りました。じゃあ率先して輪に入ってみよう!その中で自分の意見も相手の意見も聞いてみればいいんだと思ったら少し苦手意識が減った気がします。それから私は複数人の楽屋の場合はみんなに話しかけてあえて自分から輪を作り、その上で一人でいたい場合はすーっと抜けるようになりました(笑)。
 それでも苦手は苦手!そんな風に思っていた先日のことです。とあるイベントで女子楽屋に私を含めて4人。どうやって立ち回ろうかなと前日から不安だったのですが…結果めちゃくちゃ楽しかったんです!!みんな大人だったのもありますが、それでも学生時代の時のようにケータリングのお菓子の取り合いでじゃんけんしたり、無言で各々が自撮りする時間があったり最後は美容トークで盛り上がって時間が足りなかったほどでした。それぞれが自分のやりたいように過ごしながらある程度共に行動する部分もあって。すごくバランスの取れた関係でとても心地よかったです。一緒だった皆様が素晴らしかったのもありますが、天野も少しだけ大人になれたのかな?と思えた成長日記でした(笑)。

 さて競馬については成長できているんでしょうか?先週を振り返って確認したいと思います。まずは4日土曜日の東京6Rは私の本命④モリノレッドスターが3着で見事3連複的中!しかし人気馬決着だったのでなんと配当は430円(笑)。11頭立てだったので相手を減らして12点各200円にしたけどそれでもガミりました。でもこれ、3連単にしてたら私はいつも軸を1着固定にしてしまうので外れてたんですよね。なのでガミって悔しいけど正しい選択でした。
 そしてNHKマイルCですよ。前日からボンドガールに頑張ってほしい!と思っていたので⑤を軸にしつつ、1着じゃない可能性もあると思ったので3連複で相手にはジャンタルマンタル、そしてアスコリピチェーノも入れてました。ただ本当にどの馬も3着以内に入る気がしてきてめちゃくちゃ目移りした結果、相手に8頭28点といつもより広めに買うことに。いつも通り買い目をSNSに投稿するとファンの方から「本命被った」との返信が。面白いことにこの方と本命が被るとこないという現象が多発しておりまして…見事に今回も的中ならず(笑)。
 自分が買ったらこない馬とか騎手の方とか不思議な相性みたいなものってありますよね。気にしないと思ってても結果が伴っているとなんとなく「あるのかも」と信じてしまう。私が本命を被せてしまったのがいけないのか、次回からその方と打ち合わせして買った方がいいのかもしれないなぁと思ったNHKマイルCでした。

楽屋でも楽しそうな天野を置いておきます。

あまのまな
2019年7月に行われたWBA世界ミドル級タイトルマッチで村田諒太選手が王座を奪還した際に涙を流し、「涙のリングガール」として一躍話題に。リングガールの他、グラビアや女優、パチンコライターとしても活躍。2022年にファースト写真集「なまのまな」(ワニブックス)が発売になった。
6月17日に東京競馬場で行われた「初心者向け競馬教室」や同25日に中山競馬場で行われた「宝塚記念スペシャル予想検討会」に出演するなど、競馬関連の仕事も増えている。
X(旧ツイッター) @akaringo_mana
公式サイト https://www.amanomana.com

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?