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読書による気づき~「働く50代の快眠法則」

角谷リョウさん著「働く50代の快眠法則」を読みました。
若い頃から睡眠に課題があり、睡眠改善に取り組んでいるアラフィフの私にとってタイトルからしてすぐに読みたくなる本でした。

「50代は誰でも睡眠が劇的に悪くなる世代」

本書はこんなフレーズから始まっています。

50代をカウンセリングすると「夜や朝に人生に思い悩んでしまう」という回答が多く返ってきます。
これは「ミドルエイジクライシス」といって、50代の8割が経験する「人生への絶望」「死への意識」です。

働く50代の快眠法則

説得力があります。
50代手前の私もそんな兆候を感じます。
50代は人生で最も精神が不安定になる時期であることから睡眠不調に陥るということですね。

50代の睡眠を改善するには

だからこそ睡眠改善をする必要があります。
本書にはその改善メソッドが分かりやすく紹介されています。

もちろん全てを実行する必要はなく、自分にあった改善メソッドをやっていけばよいと思いますが、その中で私は「脳への強い負荷をかける習慣」に着目しました。

「脳への強い負荷」とだけ聞くと寝る前にリラックスすることと相反する感じがしますがそうではありません。

普段から新しいことを純粋に学ぶ姿勢を持ち、脳に負荷をかけるのです。

50代ともなると自分から何かを学ぼうとしない限り勉強する機会はありません。
それは仕事に直結することに限らず、むしろ無関係なことで自分が興味を持てることが良いのではないでしょうか。

実際、私は心理学の勉強をしており、新しい知識が入ってくるのは楽しいですが、それが睡眠改善につながることは本書によって初めて気づかされました。

こうしたことによって「ミドルエイジクライシス」に脳が支配されることが減るのではないか、そのように理解しました。

寝る前に「寝るべき体の状態」に

50代の睡眠不調の原因は、「睡眠環境」の影響を大きく受けてしまうだけでなく、体の老化によって、寝る前に「寝るべき体の状態」になっていないことが大きいのです。

働く50代の快眠法則

寝る前に何をすべきなのかが重要です。
体も脳も「寝るべき状態」じゃないのに寝てしまえば良質な睡眠とはなりません。

軽いストレッチや「暗闇風呂(マインド風呂ネス)」、「寝る3時間前から食べない」、「3行日記」等々…
様々なメソッドが紹介されていますが、私が実践して気に入っているのはマインド風呂ネス。
寝る1時間前にやることですごくリラックスできます。

人生後半を豊かなものにするために

ほとんどの人が睡眠不調となる50代に何も対策しないと心身の不調により死亡リスクが急増するだけでなく「社会のお荷物」にも成りかねない。

一方でしっかりと睡眠改善をして毎日良質な睡眠を得られば、心身の健康により楽しく「社会に貢献できる人」となり豊かな人生を送れる。

本書を通じて以上のことを学びました。

どちらを選択するかは一目瞭然ですね。

睡眠は何よりも大事な豊かな人生を送るための基盤です。

今、50代の人、これから50代を迎える人にとっては必読の一冊です。


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