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コンセプト映像(予告編)が金賞受賞

 おはようございます。fromDOBOKU(偏)集長のマツです。私は令和5年6月9日の令和5年度土木学会総会から令和6年6月14日の一年間限定で第111代土木学会会長特別プロジェクト「魅力ある土木の世界発信小委員会」の委員長を仰せつかっております。土木学会内外の58名の精鋭たちによりこの小委員会は活動を行っている訳ですが、そのスローガンである『自分の言葉で伝える土木』を表現するために制作したコンセプトムービー(予告編)が「第24回国際企業映像協会(ITVA-日本)CONTEST2023」 において社外コミュニケーション部門金賞を受賞しましたのでご報告します。しかも、土木学会としては史上初となる3賞同時受賞となりましたので、土木学会が受賞した他の2作品も併せてご紹介します。

授賞式
(左から土木学会 柏倉志乃課長補佐、三輪準二専務理事、マツ委員長、加藤隆会長特別PJ幹事長、井上尋夫ITVA-日本会長、中島裕樹小委員会事務局長、ディレクションズ小野曜プロデューサー)

1.コンテスト概要

 第24回ITVA-日本CONTEST 2023 Visual Communication for Business
 主  催 
国際企業映像協会(ITVA-日本)
 後  援 
ソニーマーケティング株式会社
      
特定非営利活動法人 日本ビデオコミュニケーション協会
 協  力 
公益社団法人 映像文化製作者連盟
 応募部門 
社内コミュニケーション部門/社外コミュニケーション部門

社員の力を引き出すインナー・コミュニケーション、販売戦略をパワーアップさせるプロモーション・ツール、ブランディングを支えるメディア・プラン、そして、教育に、広報に、IRにと、映像コミュニケーションの活躍フィールドは拡がっています。
ITVA-日本はグローバルに映像コミュニケーションの仕掛け人を支えるNGOから出発した団体です。 ITVA-日本コンテストは、1981年より開催されている企業映像を対象としたコンテスト。その評価は、映像そのものの完成度だけではなく、あくまでコミュニケーションツールとしての評価軸から、利用環境や視聴のしくみ、達成された効果など総合評価で審査しています。
これは、映像コミュニケーションに携わるすべての人のためのコンテストです。

第24回ITVA-日本CONTEST2023フライヤーより抜粋

 コンテストの概要はフライヤーをご覧ください。

フライヤーおもて
フライヤーうら

2.受賞映像作品

 社会コミュニケーション部門 金賞を受賞した映像作品はYouTubeで公開中です。ぜひご覧ください。(5分10秒)
「自分の言葉で伝える土木」(フルバージョン)

  • 監  修 土木学会 土木の魅力向上特別委員会 魅力ある土木の世界発信小委員会

  • 映像制作 ディレクションズ

  • 撮影協力 東急電鉄 相模鉄道 JRTT鉄道・運輸機構 国土交通省九州地方整備局 京都大学 大成建設

  • 資料提供 朝日新聞社 岩手県普代村 鹿島 関西電力 四国旅客鉄道 特殊高所技術 土木のミリョク研究会 本州四国連絡高速道路 毎日新聞社 首都高速道路 首都高技術 朝日航洋 エリジオン

3.審査員講評

3.1 評価ポイント

(1) 審査員A
 飽きずに見せきったところが素晴らしい。多くの人の推しコメントが良かった。10秒に着目させた構成。(コンセプトが素晴らしい)
(2) 審査員B
 だれもが素直に「共感がもてる作品」に仕上がっている。企画、構成がしっかりしており、映像、編集と相まって完成度が高く、「土木の魅力」の情報発信に貢献できる作品です。「中島さんの10秒は、社会を変えた10秒だ」のコメントにこのプロジェクトの狙いが詰まっており、強い訴求力を感じる。「平常感」あふれる田中新会長のメッセージも好感がもてた。今後も「〇〇さんの10秒」シリーズを期待したい。
(3) 審査員C
 オープニング入りは始まり感のある心地よい演出です。10秒間のアイデアも素晴らしく、キャッチとなるコンセプトです。BGMも明るくて心地よいテンポで好感が持てます。社外部門ですが、社内部門でも十分に価値を発揮するコンテンツツールになっていると思います。

3.2 アドバイスポイント

(1) 審査員A
 中島裕樹氏をもっと構成上で活かしたら良かった。例えば、田中会長が中島氏に言及するとか、最後の「推し」に登場するとか。そうすることにより、一段と訴求力の高い作品になったと思います。
(2) 審査員B
 議論はあると思いますが、自分の「推し」を書いた人たちの生の声を聞きたくなりました。その人の「人となり」が感じられるように、カットはもう少し長めの方がよかったかも。
(3) 審査員C
 乗客(彼女)の何気ないスマホを操作している演出に少し具体性が見えると、さらにあっという間の区間という印象が強まり効果的です。せっかく冒頭に登場した中島さんが最後に土木の魅力を語らないのはもったいない気がします。

4.土木学会3賞同時受賞

 「自分の言葉で伝える土木」を含む土木学会の映像作品が3賞と同時受賞を果たすという快挙となりました。

トロフィー
土木学会3賞同時受賞記念撮影

社外コミュニケーション部門 金賞「自分の言葉で伝える土木」

社外コミュニケーション部門 銅賞「となりの現場めし 第4弾」

社外コミュニケーション部門 審査員特別長「Join us!」


5.授賞式の様子

 令和6年3月に土木学会が3賞同時受賞となったことをうけ、授賞式は特別に令和6年4月24日、土木学会本部にて執り行われました。

「自分の言葉で伝える土木」チーム
「自分の言葉で伝える土木」チーム
「自分の言葉で伝える土木」チーム
「となりの現場めし」チーム
「Join us!」チーム

文:松永 昭吾(マツ) fromDOBOKU偏集長      
土木偏愛note「fromDOBOKU」偏集長。魅力ある土木の世界発信小委員会委員長。酒と本をこよなく愛す土木男子。橋の町医者。専門は橋と災害。「土木はやさしさをカタチにする仕事」がモットー。
横浜国立大学総合学術高等研究院 客員教授、九州産業大学教授(非常勤)、大分工業高等専門学校非常勤講師。土木学会土木図書館委員会委員、地震工学委員会委員。その他、土木写真部福岡支部長、土木偉人かるた部西部支部長、マンホール探検隊九州支部長、福岡スリバチ学会会長。(株)インフラ・ラボ代表取締役、(株)サザンテック執行役員上席技師長、九洲日東(株)技術顧問、(株)ドボクのミカタ顧問。工学博士・技術士・防災士。
趣味は土木写真と歴史まち歩き。53歳。