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土木学会魅力ある土木の世界発信小委員会委員のご紹介①

 田中茂義第111代土木学会会長のもと会長特別プロジェクトとして設置された「魅力ある土木の世界発信小委員会」(委員長 松永昭吾)には、3つのワーキンググループ(土木考究部、土木の魅力発信部、土木アーカイブ部)が設置されています。また、それらを統括して司令塔となる小委員会が設置されています。
 今回は、その小委員会委員(委員・幹事・事務局)をご紹介します。ワーキンググループ委員については別途ご紹介します。


1.目的

 小委員会の目的と担当するワーキンググループ(小委員会内では「部」と称す)は以下の通り。

  • 「土木の定義」「土木の範囲」について考究する。また、「発信すべき土木の魅力」について整理する。(土木考究ワーキンググループ担当)

  • 土木のうち、ものづくりである「建設」にスポットを当て、インターネット媒体(YouTube、SNS等)、非インターネット媒体(教材、それを用いた授業・講義、イベント等)による土木の魅力発信の試行的、挑戦的実践を行い、その効果について検証する。土木学会会長特別プロジェクトのコンセプトムービー発信に用いるツール(教材、玩具)の制作を行う。(土木の魅力発信ワーキンググループ担当)

  • 発信の目的ごとの効果的な発信方法、媒体、土木コンテンツを整理し、教育、伝承、魅力発信への活用方法について研究する。土木コンテンツのうち、黒部ダム関連のカーカイブについては関係者のインタビューなどを重点的に行う。(土木アーカイブワーキンググループ担当)

魅力ある土木の世界発信小委員会組織図(2024.年5月12日現在)※左端の着色が小委員会と事務局

2.委員名簿(WG委員をのぞく)

 「委員名簿(2024年5月12日現在、転職に伴い1名退任)」は以下の通り。現在は22名(委員11名、幹事・事務局11名)で構成いただいております。

氏名 委員会 役職   所属(所属は現在)
松永 昭吾  委員長  インフラ・ラボ
澤村 康生  幹事長  京都大学
岩本 英司  委 員  日刊建設工業新聞社
江口 充   委 員  江口組
大西 陽子  委 員  大林組
田代 晃一  委 員  建設技術研究所
田中 尚人  委 員  熊本大学
西島 大雄  委 員  日本航空
※ 濱 慶子  委 員  ※転職に伴い途中退任
早川 淳一  委 員  佐藤工業
前畑 温子  委 員  J-heritage
森崎 英五朗 委 員  寿建設

柿﨑 赳   幹 事  石男くん / 新庄砕石工業所
幸良 淳志  幹 事  大林組
条谷 貴志  幹 事  ジョウ所長 / 兵庫土木サポート
鈴木 三馨  幹 事  吉川土木コンサルタント
谷口 幸治  幹 事  大阪メトロサービス
福田 悠太  幹 事  日本工営
宮﨑 隆司  幹 事  コプロス
三木 拓也  幹 事  みずほリサーチ&テクノロジーズ
加藤 隆   幹 事  土木の魅力向上特別委員会幹事長大成建設
中島 裕樹  幹 事  小委員会事務局長大成建設
渡邉由紀美  事務局  新都市ライフホールディングス

3.委員紹介(一部)

 前畑温子委員(J-heritage)、柿﨑赳幹事(石男くん)、条谷貴志幹事(ジョウ所長)、宮﨑隆司幹事(コプロス)の簡単な紹介を、「土木の魅力向上特別委員会」第1回委員会資料(令和5年7月6日)より転載させていただきます。

(1)前畑温子委員(産業遺産探検家、J-heritage

(2)柿﨑赳幹事(建設系YouTuber石男くん)

(3)条谷貴志幹事(建設系YouTuberジョウ所長)

(3)宮﨑隆司幹事(担い手確保の達人)

参考1 第111代土木学会会長特別プロジェクトの背景と主旨

以下、2023年1月理事会資料より転載する。

 土木学会では、JSCE2020において、4つの中期重点目標(安全・安心、国際、コミュニケーション、人材)を策定し、その実現に向け、種々の施策を実施している。過年度会長特別プロジェクトとして、令和3年度には、「コロナ後の土木のビッグピクチャー特別委員会」を設置し、土木の魅力を向上させるような未来像(ビッグピクチャー)を描いた。令和4年度には、「土木グローバル化総合委員会」を設置し、我が国の土木技術者が国際的に活躍できるための取組みを進めている。
 これらに続く、令和5年度の会長特別プロジェクトとしては、建設を主体として様々な形で「魅力ある土木の世界」を発信し、土木の認知度向上土木技術者のステイタスアップを図る活動を実施したい。また、「多様な土木技術者の魅力」を伝えるため、土木技術者が活躍する場面の紹介や建設現場に焦点を当てた技術者の顔の見える化を通して、土木が社会に貢献する姿をわかりやすく世間に伝える取組みを考えたい。
 インフラ整備はもちろんのこと、多発する自然災害への対応カーボンニュートラルへの貢献など、多大な役割を期待されている土木の魅力を向上させるとともに、土木の世界を広く社会に伝える
参考資料
土木学会:JSCE2020-2024土木学会5か年計画~地域・世代・価値をつなぎ、未来社会を創造する,2020.4

2023年1月理事会資料より転載

参考2 コンセプトムービー(予告編)「自分の言葉で伝える土木」

 本小委員会で制作したコンセプトムービー(予告編)「自分の言葉で伝える土木」を公開しています。また、本編として橋梁編、水道編を公開予定です。ご期待ください。

文:松永 昭吾(マツ) fromDOBOKU偏集長      
土木偏愛note「fromDOBOKU」偏集長。魅力ある土木の世界発信小委員会委員長。酒と本をこよなく愛す土木男子。橋の町医者。専門は橋と災害。「土木はやさしさをカタチにする仕事」がモットー。
横浜国立大学総合学術高等研究院 客員教授、九州産業大学教授(非常勤)、大分工業高等専門学校非常勤講師。土木学会土木図書館委員会委員、地震工学委員会委員。その他、土木写真部福岡支部長、土木偉人かるた部西部支部長、マンホール探検隊九州支部長、福岡スリバチ学会会長。(株)インフラ・ラボ代表取締役、(株)サザンテック執行役員上席技師長、九洲日東(株)技術顧問、(株)ドボクのミカタ顧問。工学博士・技術士・防災士。
趣味は土木写真と歴史まち歩き。53歳。