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映画「ダーティー・グランパ」

年老いてからが青春だ! って感じの映画かと思って。アマゾン・プライムで。

たしかにそういう映画だったが下品のレベルが圧倒的。決してお茶の間で観てはいけない。悪いことは言わないからやめとけ。ひとりで観ろ。

下ネタもここまで振り切れると爽快だ。てか、なんかこの爺さんデ・ニーロに似てるなって思ったらデ・ニーロだった。観始めてから気がついた。とりあえずデ・ニーロ振り幅すごすぎ。

ここ最近続けて観ている、幸せ探し&幸せ獲得実現系ムービーはどれも似た構造で問いを投げかけてくるように思える。

幸せかい? 幸せになりたいかい? OK、よく聞きなよ、自分を偽らず本当にやりたいことをやることが真の幸せなんだ、本当にやりたいことをやるためには今の(偽りの)幸せを手放さなければならない、手放す勇気が君にあるかい? と。

よほど自分を偽って我慢している人が多いのだろう。そうだとして、映画を観たあと「現実はそうはいかないよ」ってため息漏らしながら生活に戻っていくことになるよね、普通。

大昔は、人々に夢を見せるのが映画の役目だった。映画に魅せられて、自分もあそこに行こうって汗かいて頑張ってきた。

人々に今の暮らしの素晴らしさを思い知らせるのが、最近の映画が担う役割なのかも知れないって、ふと思った。偽りだろうがなんだろうがお前幸せなんだろ? ちゃんと感謝しろよ? って。

世界のゴキゲンが増えるといいなって考えたりしゃべったり書いたりしてます。ありがとうございます。