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クリスマスカラス

 私は、クリスマス・カラス、あの有名なマリア・カラスの孫なんですよ。
年末に第九を歌う、ということでお集まりいただいた皆さんの、ボイストレーニングを担当させていただきます。

 皆さん!
楽器は、音を出すために作られているから、ひけば音がでるし、響く。
でも、身体は歌うためにできているわけではない。
その身体を使って歌うのですから、訓練が必要だし楽器をひくより難しい。

 まず、身体は弾力性のある、チューブでできている、と思ってください。
息はこのチューブを通して、身体の中を通っていく。出るところは、首の
裏のあたりです。といっても、実際、声は口からでるのだから、イメージですよ!声が高くなるほど、重心は下に、同時に背筋を使って身体をのばす。ギュウっと上下に伸びる感じ。さあ首を柔らかく、胸を開いて、手は飛び立とうとする羽のように力を抜いて
ご一緒に!

「かぁ~~~~~~~~~」

ふふふ。皆さん、羽が生えてきた・・・カラスになってきましたね。

        おわり(409文字)

       

   

マリア・カラス、ご存じと思いますが、美声で一世を風靡した
オペラ歌手です。
第九とは、あのベートーヴェンの交響曲第九番です。
日本ではなぜか年末に演奏されることが多い。
合唱付きでも有名ですね。いつかソプラノで歌いたいものです。
たとえカラスになっても。😅


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