見出し画像

スリランカのサーフィン事情~アルガムベイ編~

アルガムベイ(Arugam Bay)周辺はスリランカで最高の波として知られ、数百メートルのライドが楽しめると言われています。レベルに合った複数のポイントがあり、エキスパートとビギナーの両方に好評です。
ただし、ピークシーズンには非常に混雑することがありますので注意してください。またビーチブレイクだと思われがちですが、実際は特定の場所で浅いリーフもありますのでこちらも注意が必要です。
今回はアルガムベイ周辺のサーフスポットまとめです。


アルガムベイへの行き方

首都のコロンボに到着後、アルガムベイへはプライベートタクシー、レンタカー、列車、バスなどの移動手段があります。

プライベートタクシーが最も快適で便利ですが、一番高いです。
レンタカーであれば融通が利きやすいですが、スリランカの道路事情は不安定なためおすすめしません。最も予算に優しいオプションとしては、列車やバスになりますが、車内の混雑や快適さに欠けることがあります。
そのため片道150米ドルくらいを目安にタクシーで6~8時間程度かけていくのが最も無難でしょう。

到着後、サーフタウン内の移動手段としては、トゥクトゥクが便利です。
サーフボードを運んでポイント間の移動をしてくれますので非常に重宝できます。

こんな感じでサーフボードも運んでくれる

スリランカのサーフシーズン

インド洋に存在するスリランカはその地理的な特徴から、一年中波を楽しむことができます。東海岸では4月から10月がシーズンで、アルガムベイなどでは永遠と続くライトブレイクが楽しめます。
一方、南~西海岸は10月から4月にかけてがシーズンになります。

10月は季節の変わり目の時期で、両海岸ともにスウェルが届く可能性があります。ですが波質にばらつきがあり、コンディションを読むのが難しくなりますので10月にスリランカを訪れる場合は、波を当てるのが難しくなることは覚悟の上で訪れましょう。

アルガムベイのサーフスポットを探る

メインポイント

ビギナー向けでシーズンの時期は多くのサーフスクールでかなり混雑しています。ルールも理解できていないビギナーたちも一定数いるので中級者以上だと返ってストレスがたまるかもしれません。
そこから沖の方に行くとダブルサイズくらいのポイントがあります。ただし、上級者オンリーですのでスキルに自身があってチャージしたい方は行ってみてください。

メインポイント

エレファントロック(Elephant Rock)

ダウンタウンからトゥクトゥクで15分くらい場所にあるポイントです。
比較的ビギナーの方が多く、サーフスクールもやっています。
波のサイズは腰〜胸程度でボトムもリーフではないので安心してサーフィンを楽しむことができます。おすすめは人の少ない早朝から10時あたりまでです。ちなみに2017年にこの付近でのラグーンでサーファーの男性がクロコダイルに襲われ亡くなる事件が発生しています。海でサーフィンする分には問題ないと思いますが、ラグーンには絶対に近寄らないようにしましょう。

エレファントロック

ピーナットファーム(Peanut Farm)

エレファントロックに近いビーチです。ビーチブレイクが2つあり、最初のポイントは目の前にあり初心者サーファーにはベストなコンディションです。もう一つのポイントは、前述のポイントから右側にあり、若干エキスパートなエリアです。波のサイズは3フィートから6フィートまでですが、ところどころに岩が隠れているようですので注意が必要です。
シーズン中は朝に行くとかなりの確率で頭サイズの波に出会え、中級者以上が多く、ゆっくりとサーフィンを楽しみたい方にはおすすめの場所です。

ピーナットファーム

ウィスキー(Whiskey)

ダウンタウンから北へ約10分ほど進んだ場所にあるサーフポイントです。メインの次くらいに人気のポイントと言われています。波が比較的近くで割れるので初心者が多く、昼間は混雑しがちです。
波のサイズはあがっても胸くらいでイージーと言われてますので中上級者には若干物足りないかもしれません。

ウィスキー

ホステルから高級ホテルまで

アルガムベイでは、バックパッカーホステルから快適なプライベートルームやアパートメントまで、さまざまな宿泊オプションがあります。
安いホステルは宿泊者同士の交流ができる社交場となっていますが、身内だけでリラックスしたいようであれば少し高めの料金を支払って清潔で快適な宿泊施設を選ぶこともおすすめです。

以下はドミトリーがある安宿になります。ご参考まで。

- Long Hostel (Dorms $8 Per Night): https://hostelworld.tp.st/p4C1vQyX
- Little Lagoon: (Dorms $10 Per Night): https://hostelworld.tp.st/uuKxIy5m
- Hangover Hostel (Dorms $10 Per Night): https://hostelworld.tp.st/Ttlkgk1B

その他のヒント

混雑に備える

アルガムベイを含む人気のあるサーフスポットはピークシーズンには非常に混雑し、最大で50人のサーファーが同時に波を楽しむことがあります。
クリアなラインアップを見つけるのには少し根気が必要ですが、波を共有してシェアハピする精神で楽しみましょう。

道路に気を付けて

スリランカの道路はかなり混雑しており、バスや一般車両が高速で走行し、危険な追い越しを行うことがあります。運転中や歩行中も、周囲に注意を払って安全確保しましょう。

現地の食文化を楽しむ

伝統的なコトゥカレーやロティなど、サーフタウンの食べ物は手頃な価格でおいしいです。西洋料理のレストランも魅力的ですが、本物のバイブスを体験するには現地の味に挑戦することをおすすめします。

文化を尊重する

スリランカは豊かな文化遺産を持つ活気のある国です。現地の人々は一般的にフレンドリーで歓迎的ですが、文化的な慣習やエチケットを尊重することも重要です。特に女性との関わり方に注意してください。また、観光客としては、売り手やトゥクトゥクドライバーなどからしつこく声をかけられることもあるので、いい感じに断ることも覚えておきましょう。

波以外の楽しみ方

スリランカはサーフィンだけでなく、他にも魅力的な体験がたくさんあります。ウダワラウェ国立公園ではアジアゾウの姿を自然の中で見ることができます。

また、茶畑や寺院、ヒルカントリーの美しい景色は、海岸のサーフタウンとは異なる魅力を与えてくれます。キャンディ、アダムズピーク、ワールズエンドハイクなど、スリランカの自然美や文化遺産を存分に楽しんでください。
バラエティ溢れるサーフスポット、豊かな文化、息をのむような絶景を体験すれば、かけがえのないサーフトリップになると思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?