ホームキャンプを楽しめる住まい【私の推し設計!】
こんにちは!
FREEDOM株式会社広報担当の原田です!
今回は「私の推し設計!」紹介です。
今回事例を紹介してくれる設計者は、専門学校卒業後、住宅や学校などの設計を行うアトリエ系設計を経てフリーダムアーキテクツに入社し、現在入社8年目のYさんです!
コンセプト
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IGNIS
コンセプト:ホームキャンプを楽しめる住まい
お客様が喜んでくれたポイントは?
とにかくキャンプ好きのお客様だったのですが、DIYもお好きで自分たちの理想のイメージがある程度固まっていました。
そのため、こちらがいろいろな提案をするというよりかは、理想を具現化するためにお客様と私がお互いにアイデアや意見を出し合って、設計を進めて行ったという感覚があります。
インテリアに関しては、キャンプ用品やアウトドア用品を沢山使いたいというご希望があり、LDKの家具はほとんど、ご自身で探して用意されたものでした。
お客様のアイテムのセレクトはどれも個性的で、一般的な住宅にはあまり使われないものも多かったんですよ。
例えばトイレの収納として、25kg程あるスチールの箱を取り付けたのは印象に残っています。
床や壁もそれに合わせるようにフローリングに足場板を使ったり、電気配管はあえて露出にしたり、工場にあるような階段を作ったり、と住宅というより店舗や工場のような雰囲気を出すことは意識しました。
お客様の選んでくるインテリアに合うような「箱」を作っていったようなイメージです。
このように理想の雰囲気に近づけられたという完成形についてだけでなく、お客様の希望をただ聞くのではなく、こちらが一方的に提案するわけでもない、というフリーダムならではの家づくりの過程にも喜んでいただいたのかなと思います。
設計上こだわったポイントは?
先程もお伝えしたように、お客様の好きなものを詰め込める「箱」を作るイメージということで間取りはシンプル。
その分室内のディテールや素材の統一感にはこだわりました。
室内にも野外を感じさせるキャンプテイストを取り入れる、ということを軸にしていて、インダストリアル、無骨で荒々しい、などのキーワードをもとに素材をセレクトしています。
具体的には少しくすんだようなステンレス、ベニヤなど荒い印象の木材、モルタルなどが中心です。
キッチンに設けているカウンターも、もちろんお客様とご相談して一番イメージに近いものを選んではいるのですが、より室内全体のテイストに近づけるため、お引渡し後にお客様がご自身で表面を削って理想の荒っぽい仕上がりに調整していました(笑)
設計上難しかったポイントは?
強いて言うのであれば、外壁のデザインです。
お客様の希望はコンクリート打ちっぱなしの外壁でした。
しかし、コストとの兼ね合いと、新築というよりも経年変化したような風合いがお好みだったということで、打ちっぱなし風のデザインをしたモルタルにしています。
コンクリート特有の穴や目地などを再現しているのですが、作り物感が出ないように自然な感じを出しつつ、でも整った印象にするためにはどうしたらいいかということを考えていくのは少し難しかったかもしれません。
同じように室内の壁も、コンクリート風をイメージされていましたが、こちらは普段下地に使うようなフレキシブルボードの裏面が一番イメージに近づけられたのでそのようにしています。
フレキシブルボードの裏面を使うということに関して、実はものによっては裏面にある管理番号のようなものが見えてしまうという可能性がありました。
しかしお客様は、それも面白い!と言って下さったため、そのままにしているんです。
フレキシブルボードについてもそうですが、他にも普段あまり使わない素材が多かった分、どうやって施工するのが最適か、問題点はないか、ということは時間をかけて検討した部分でもあります。
いかがでしたでしょうか?
引き続き、「私の推し設計!」をお楽しみに!
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