脱サラ航空整備士
世界各国共通の経済の話や、アメリカ経済の内容です。 どなたにも理解してもらえるように、できるだけ読者に寄り添って解説します。 以下の方におすすめです。 ・経済の全体像を気軽に知りたい方 ・アメリカ経済の一般常識を知りたい方 ・預金や債券や株など、資産形成をしている方
「飛行機マニアとして大型機のことをもっと知りたい」 「小型機の知識だけじゃ物足りない」 「学校の授業がわかりにくい」 といった方のための記事です。 できるだけわかりやすく解説しています。
飛行機についているものや、飛行機を利用する際に時によく目にするものを、写真を使って説明するコラムです。 これを機に少しでも飛行機に関心を持ってもらえると幸いです。 簡単な内容ですので、お気軽にご覧ください。
前回の記事で、昔はゴールドやシルバーが通貨の代わりに使われていた との内容に少し触れました。 今日はそこを深掘りして説明します。 以前の記事を事前に読んでおくと、本記事の理解が早いと思います。 管理通貨制度と金本位制度いきなり聞き馴染みのない言葉を使わせてもらいました。 まず管理通貨制度とは 現代のように、円やドルの通貨、紙幣を使って取引する制度です。 今はキャッシュレス決済が主流ですが、裏では貨幣の動きがあります。 クレカを使ったら25日に銀行口座から引き出されてい
今日の記事内容はお金の働きについてです。 同時に歴史(推移)も解説します。 お金に求められる役割って?お金は突き詰めればただの紙(ペーパー)です。 そんなただの紙で、なぜ物を買うことができたりサービスを受けることができたりするのでしょうか? それを理解するにはまず、お金の役割、機能を理解することから始めましょう。 役割ってなに?どこでも使えること?物を買えること? 実は役割を細分化すると以下のように説明がなされます。 役割その1:交換ができる お金で物を買う、サービ
現代に至るまで世界各国の経済は成長してきました。 「xx%のGDP成長率だ」というような定量的(数値で表すことが可能)な見方、判断方法もありますが、経済システムの種類自体も時代に伴い推移しています。 どのような推移なのでしょうか。 この記事を読んで、「詳しくは知らなくとも概要はなんとなく知ってる」状態になれば、ニュースや歴史の見方も変わるかもしれません。 まず初期の経済システムはどのようなものだったのでしょうか? (初期)伝統経済アフリカの限界集落のような小さなコミュニ
今日は費用対効果のお話をします。 日常生活やビジネスにおいて「費用対効果」を意識することはありませんか? 「そんなこと考えたくありません。自由に難しいこと考えずに生きてます!」と主張する方でも、実は無意識のうちに実践しているかもしれません。 例えば、「この商品はセールでお得だ!」とか「コスパいいね」「タイパいいね」とかです。 経済学上で費用対効果に関する説明をする上で、こんな言葉があります。 限界費用と限界効用限界費用とは 「追加で1単位のものやサービスを生み出すのに
身近な利益と損失"利益"や"損失"のワードは、自営業をしていたり会社を経営する立場にある方にとっては、常に付きまとうものかと思います。 読者の中には、普段全く会計と無縁な人もいるかと思います。 簡単に表すと 「収入」ー「費用」=「利益 or 損失」 です。 プラスになれば利益、黒字 マイナスになれば損失、赤字です。 会社員や学生の方、もしくは専業主婦(夫)であっても、意識すれば実は「利益/損失」と関わっています。 特に家計簿をつけている人は、理解が早いかもしれませ
自由時間が1時間あれば何をする?もし今、自由時間が1時間できたとすれば、どちらを行いますか? A:1時間運動する B:1時間昼寝する これは心理テストでもなんでもありません。 正解か不正解かもありません。 ただどちらかの答えを選んだ人は「機会費用」というものが発生しました。 「機会費用を払った」と言い換えたほうがしっくりくるかもしれません。 一体どういうことなのでしょうか・・・? 機会費用ってなに?言葉で説明すると 「何かを選んだ際に、犠牲になったりできなかった別の
経済学についてのマガジンを作成します。新しい取り組みになりますが、自身の知識のアウトプットの場として、経済学に関する記事を描きます。 ところで、経済学って何を学ぶ科目なのでしょうか? 模範的な回答は 「個人、組織、社会が希少性をどう扱うかの学問です」 これでは少しとっつきにくくなりそうですね。 もっと身近に思えるようにわかりやすく言い換えると、 ・ひとりひとりの国民や会社、国などが ・お金、時間、ものを ・どのように使うか研究しよう という分野です。 最近ニュースで
飛行機の構造の工夫飛行機の丸くて細い筒状の胴体は、複数の構造部品が繋がって出来上がっています。 SKINやSTRINGER,FRAMEなどそれぞれの構造部品は役目を持っています。 詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。 一つ一つの構造部品が役目を持っているということは、ある構造部品Aが壊れてしまったら、すぐに胴体に影響が出てしまうのでしょうか? 実はすぐに強度に影響が出ないように、組み立てる際に「FAIL-SAFE」と呼ばれる工夫がされています。 fail(失
仕事や勉強では、INPUTとOUTPUTの両方が大切「あの人は勉強がよくできるな、成績もいいな」 「あの人は仕事の習得が早いな、仕事のできる人だな」 皆さんの周りに少なからずそのような人がいると思います。 それは才能やセンスによるものなのでしょうか? 確かに、そのような潜在的要素も影響するかもしれません。 しかし私の経験上では仕事、勉強のできる人(効率的な人)には共通する部分があると感じています。 それはINPUT(インプット)とOUTPUT(アウトプット)の使い方です。
最近のニュースが製造に与えた影響2024年に入ってから、羽田空港の衝突事故やアラスカ航空のEMERGENCY HATCH(非常脱出口)脱落事故など、重大な事故が多発しています。 「これらの事故が航空機の生産にどのような影響を及ぼすのか」という観点で手短に説明したいと思います。 年間何機くらい製造される? まずボーイング機の直近三年の機種別の生産データを表にすると以下のようになります。 主力機種の製造ペースは?上記のグラフデータから ボーイング機においては「737」と「
まずは写真をご覧ください。少しわかりにくいですが、天井の一部が開いて、酸素マスクが落ちてきています。 2024/1/6にアラスカ航空の737MAXが緊急着陸した際の機内の様子です。 胴体の一部が欠落したことが原因です。 詳細に知りたい方はこちらの記事をご覧ください。 ここで問題です。 Q:事故発生時の高度で上空にさらされると、何分間マスクを使ってないと、体に異常が出るでしょうか? この事故が発生した時の高度は約16000ft(4900m)で、最大高度の半分より少し低いくら
大型機の胴体ってどうなってる?当たり前かもしれませんが旅客機の客室には、座席や天井の収納、ギャレーやお手洗いがありますよね? では座席や壁をすべて剥がすとどのようになっているかご存知でしょうか? 下の写真のように金属丸出しの工業製品のような見た目になります。 金属に防食(錆防止)の加工がしてあり、ところどころ緑色をしています。 金属の構造部材の間にはINSULATIONと呼ばれる断熱材が詰められており、防熱、防音の役目を果たしています。 ちなみにフレーター機(貨物輸送専
事故概要日時:2024/1/6 航空会社:米アラスカ航空 飛行機型式:ボーイング737MAX-9 飛行航路:AS1282便 Portland(PDX)→Ontario(ONT) 事象 飛行中に客室の壁の一部が吹き飛びました。 高度は16000ft(約4900m)でした。(flight radar24のdataを参照) 大型機の場合約40000ftまで上昇するので、半分に到達しない程度の高度でした。 パイロットは引き返し、緊急着陸しました。 乗客171人と乗員6人は無事で
1/2 夜に羽田空港にて日本航空(JAL)の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突しました。 様々なメディアで事故原因が推測ベースで発信されていますが、誤った情報が広まらないよう、事実ベースで解説します。 また本記事の内容は新しい情報が入り次第、適宜アップデートしていきます。 事故概要日時:2024/01/02 夕刻 場所:羽田空港 C滑走路 JAL機の着陸中、海上保安庁機が滑走路に侵入し、衝突しました。 JAL機(JAL516便) 新千歳→羽田 海上保安庁機(物資輸送の緊急
ニュースの概要11月29日に鹿児島県の屋久島沖で米軍の輸送機オスプレイが墜落してしまいました。 乗員は8人で、内7名は死亡、1人は行方不明となっています。(記事作成時点) 日本政府はオスプレイの飛行停止を米軍に要請していますが、アメリカ側は日本での運用を継続しています。 オスプレイってなに?簡単にいうと「飛行機」と「ヘリコプター」を組み合わせた航空機です。 飛行機は高速で飛べますがホバリング(空中でその場に留まること)はできません。 逆にヘリコプターはホバリングはで
夜勤と聞いて皆さんはどのようなイメージをお持ちになるでしょうか? 「体力的にきつい」、「稼げそう」、「私は夜型人間だから向いてそう」 様々な意見があると思います。 私自身の職であった航空整備士をはじめ、ハンドリング業務、パイロット、CAなど、航空業界全体としても夜勤の需要は高いです。 今回は夜勤に関する私自身の経験と、それのデータや事実を関連づけて記事にしてみます。 航空業界に限らず医療、ホテル、建設、コンビニのバイトなどの様々な夜勤のある業界に通じる内容かと思います