論破するより、仲間を得よう。

おつかれさま。今日はどんな一日だった?

どうも、とある広告マンfreeです。

本日は、「論破するより、仲間を得よう。」というテーマでお話させていただきます。

今日はどちらかというと仕事向けの話になるんですけれども、
実際の仕事の現場とかで、論破というか、相手を「理詰め」する人っているじゃないですか。

たとえば、相手の落ち度につけこんで、
「なんで?なんで?なんで?」とか、
「さっき言ったことと矛盾してない?」
みたいなことを言って、どんどん相手の逃げ道をなくしていって、相手が言葉に詰まるところまで持っていってしまうみたいな人ですね。

こうやって相手を理詰めしていくと、あるものが生まれます。
それはね、「恨み」です。
もちろん、理詰めされた側が、理詰めしてきた人に対して抱く恨みですね。

論破とか理詰めっていうのは、相手を完膚なきまでに叩きのめしちゃう行為で、
それって多くの場合、相手のプライドを傷つけちゃうんですね。
で、人っていうのは、自分のプライドを傷つけられると、相手を憎むようになるんです。

論破って、下手すると論破した側は「勝った」とか優越感に浸る人もいるかもしれませんが、
それはとんでもない間違いで、勝ちでもなんでもなくて、もうその叩きのめした相手からは嫌われて、もう一生自分のことは好きになってくれないって思った方がいいと思います。
人って、何気にやられたことっていつまでも覚えているもので、その怨念みたいのはなかなか取れないので、注意した方がいいかなーと思います。

論破した側が一番陥りやすい勘違いは、「自分の方が頭がいい」って思っちゃうことですね。
理詰めって、頭がいい人が、悪い人に対してやりそうなイメージがあるかもしれませんが、
実は全然そんなことなくて、実際は理詰めって、立場が上の人から下の人にしかやらないんです。
言い換えると、自分に対して逆らえない立場の人に対してしかやらないんです。

その逆に、下から上の人にはできないんですね。
なので、上司が部下に対してはできるけど、部下が上司に対してはできないんです。

で、理詰めして、相手が言葉に詰まってくると、勝ち誇ったようになる。
ただ、どんなに頭がいい人でも、「なんでなんでなんで」って言われ続けたら、いつか言葉につまりますよ。
これ、例えば、逆に部下から上司に対して「なんでなんでなんで」って理詰めし続けたら、頭がいい上司だっていつか言葉につまります。

たとえば、上司が部下に指示を出した時に、指示を受けた部下が上司に対して「なんでですか」「どういう意図があるんですか」「それによってどういうメリットがあるんですか」「証拠は」っていい続けたら、上司も言い返せなくなって、終いには「なんだこいつ生意気なやつだな」って、多分「生意気」とかそういう人格論で叩き潰しちゃうと思うんですね。
上司から部下はそれができちゃうんです。

部下から上司は、立場的に言ってないだけなんですね。
これは営業職の人が、クライアントに対して言わないのもそうです。
なので、上司の人とか、クライアント側の人は、相手を理詰めするっていうのは、そもそもフェアじゃないというか、素手の相手に銃で戦っているようなものなので、それをわかったほうがいいし、もしやってしまったら恥ずかしいと思った方がいいと思います。

相手を論破していいのは、ディベートの時だけですね。
ディベートは、一つ議題に対して、お互いが同じ土俵に上がって、同じ高さから話をするので、これはいいんです。

ただ、現実の世界では、同じ高さで仕事をするというのはほとんどなくて、
お金を出して仕事を依頼する側と依頼される側がいたり、組織でいうと、上司がいて部下がいるので、
だからこそ、論破はしちゃいけないんですね。

論破っていうのは、その場では勝っているように見えても、
その相手からの信頼を失うんで、長い目で見たら「負け」です。

仕事って、20代のときは、目の前の与えられた仕事をやればよいことが多いんですけど、
30代40代になってくると、
大きな仕事をやろうとすればするほど、いろんな人を巻き込んで行かなきゃいけなくなるんですね。

その時に、めちゃくちゃ大事なのが、やっぱり「人脈」なんです。
で、人脈っていうのは、今までの仕事の付き合いの信頼で、結果論としてできてくるものなんですね。
昔一緒に仕事をした、取引先のあの人とは今も繋がっているとか、そういうことです。

決して、異業種交流会とかに行って名刺交換をしてできるものではないんです。

仕事上の人間関係って長い付き合いになるので、人間関係ってめちゃくちゃ大事で、
仮に転職をしたとしても、前の職場で一緒だった人に相談して力を借りたりとか、絶対に出てくるんです。

僕も、昔自分がポンコツだった時に、自分を叩き潰してきた人と、その時から可愛がってくれた人とは、やっぱり恩がまったく違うので、今何かを相談されたときの対応は、かなり変わって来ますよね。

仕事って人と人で作り上げるもので、より大きなことにチャレンジしようとすればするほど、
今関わっている人だけではなくて、過去に関わった人の力を借りる必要が出てくることが多いので、
その時になって、大きな差がついてくるんです。

やっぱり、一流の人ほど、相手に喜んで仕事をしてもらうのが上手で、
その結果、相手もモチベーションが上がって、「この人のために頑張ろう」「良いものを作ろう」っていう気分になって、結果、高いクオリティのものができたりするですよね。

なので、話をまとめると、仕事の付き合いでは、相手を論破しちゃうと、相手に嫌われて、この先一緒に協力して何かをするっていう可能性を潰してしまうことになるので、関わる人、一人ひとりに対するリスペクトっていうのは必ず持っておいた方がいいよね、っていうお話でした。

というわけで、本日は、「論破するより、仲間を得よう。」というテーマでお話させていただきました。

さあ、新しい一日始まる。キミは何をする?

freeでした。

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