1月はこれ
フランスで1月の風物詩と言えばガレット・デ・ロワ(王様達のお菓子)。フランジパーヌのものが日本ではよく知られていると思いますが、トゥールーズにはcouronne des rois (クロンヌ デ ロワ 王様達の冠)と言って、丸くて真ん中に穴が開いたブリオッシュ生地のものもガレットと同じ存在感で売っています。
私もフランス北部出身の夫もフランジパーヌのものしか知らなかったので、引っ越して来た当初は衝撃を受けました。私たちは断然フランジパーヌ派。
キリスト教の三賢人に因んだお菓子ですが、起源は古代ローマの冬至のお祭りにあるとか。
ガレットの中にはフェーヴが入っていて、誰に当たるかお楽しみ。フェーヴが入っていた人は王様、あるいは女王様になり、自分の好きな人を女王様あるいは王様に指名できるという遊びもあります。
今年の最初のガレットに入っていたフェーヴは聖書の登場人物なのかちょっと分かりませんが、子ども用にはキャラクターものとか、全然宗教色のない例えば楽器とか色々です。
パン屋さんでは、大きいガレットを既にカットしてあって、1カットずつ買えるところもあるし、小さい一人用サイズのガレットもスーパーではよく見かけます。1月の間はずっと売っていて、ついつい買ってしまいます。
私にとってはお節もお餅もないお正月ですが、ガレット・デ・ロワがあるじゃないか!という事で、気を取り直して楽しむ一月なのでした。
今日も読んでくださってありがとうございました!
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