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フレームワーク活用でビジネスを一歩前へ

はじめまして、フレームワーク研究会の戸塚と申します。
今回は、経営や事業に取り組む皆さまに向けて、フレームワークの活用メリットについてお話させていただきます。
(フレームワークには、効率化や再現性の向上、教育コストの削減など、一般的に言われるメリットもたくさんありますが、本noteでは私自身が特に大切だと感じている点を中心に紹介させていただきます。)

フレームワークとは、物事を論理的に捉え分析するための概念的な構造や視点を提供するものです。SWOT分析やポーターの5Forces分析などがその代表例です。フレームワークを上手に活用することで、複雑な情報から本質を抽出し、体系立ててわかりやすく整理することができます。

フレームワークの最大のメリットは、ビジネスパーソンであれば誰でも比較的簡単に「具体と抽象」の思考を行え、物事を論理的に捉えられる点にあります。専門的な知識がなくても、様々な課題にフレームワークを当てはめて分析することが可能になります。

まずは解決したい課題や目的を明確にし、その上でそれに合ったフレームワークを選ぶことが重要です。例えば、新規事業のアイディア創出であれば発想支援に適したフレームワーク、現状の課題特定であればギャップ分析などの診断型のフレームワークなど、用途に合わせて使い分けましょう。
フレームワークの選定プロセスでは、これまでの雑然とした思考がどのように整理されていくのかを想像すると、新鮮な気づきを得ることがあります。さらに、実際にフレームワークを活用してアウトプットを作ると、予期せぬ発見や気づきを得ることもしばしばあります。

中小企業支援の際にも、経営者の方から「事業の全体像が見えてきた」「伝えたかったことがこれです」と喜びの言葉をいただくことがあります。このように、思考やイメージを「見える化」し、分かりやすく伝えられるのもフレームワークのメリットです。
同じものを見ていても、人によって視点が異なれば捉え方も変わってきます。日常会話でも、互いが異なるイメージを抱いていることが多々あります。ビジネスにおいては、フレームワークで構造化・可視化することで、そうした認識のずれを防ぐことができます。

ただし、フレームワークは分析の手段に過ぎません。同じ課題でも、人によって解釈や結論は異なることが多いものです。当研究会のケーススタディでも、結果はメンバーによって様々です。しかし、それぞれに根拠に基づきロジックが通っている点で正解と言えます。このように多様な視点に触れられることも、フレームワークの大きな恩恵だと考えています。

私たち研究会では、フレームワークの学びを続けながら、その活用ノウハウを皆さまに発信していきたいと考えています。フレームワークは確かに強力なツールですが、あくまで手段の一つです。最終的には人間の力で課題解決や新しい価値創造に取り組まなくてはなりません。フレームワークを上手に活用しつつ、多様な視点を柔軟に取り入れていくことが何より大切だと感じています。私たちの活動が、皆さまのビジネスに少しでもヒントになれば幸いです。

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