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誰もが皆、主人公

講座の同期生に話を聴くと、自分とは違う世界で生きていて、とても興味深い。

ひとりひとりが持つストーリーの深さに、「もっと詳しく聴きたい」という想いが強くなりました。

そんななか、先日、教えてもらった言葉が印象的でした。

「サバイバーバイアス(生存者バイアス)」

はじめて聴く言葉でした。

「バイアスとは」

傾向、偏向、先入観、データ等の偏り、思考や判断に特定の偏りをもたらす思い込み要因、得られる情報が偏っていることによる認識の歪み、といった意味で用いられる語。(実用日本語表現時点より引用)

簡単に言えば「偏った認識・偏見」です。

「生存者バイアスとは」

例えば、ある事故の生存者からの意見を聞いて、事故原因を特定してしまうこと。事故で亡くなった人の意見は聞けないので、そこに偏りが生まれてしまう。

これと同様に「成功者の意見や経験だけを聴いて、物事の真理を定義してしまう」ことも、これに当てはまるだろう。

また、声の大きな人の意見にばかり影響され、サイレント・マジョリティ(物言わぬ多数派)の立場をないがしろにすることも、広義では当てはまるのかもしれない。

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要は、抜きん出た才能の持ち主にだけフォーカスするのではなく、他の人たちからも学べるのでは?と考えています。

偉大な功績を上げた成功者を取り上げた書籍がよくあります。「成功法則」を知りたい人が多いから売れるのでしょう。「1番は皆の記憶に残るけれど、2番は忘れられる」そんな話もよく聞きます。

しかし、その他大勢の人たちの人生が、誰の役にも立たない訳ではない。むしろ、学ぶことがたくさんある。共感し、感動して心を動かされ、自分の人生に大きな影響を受けることもある。

そんな、ひとりひとりの人生のストーリーを聴きたい。その願望が強くなっています。

世界的には、多様性を受け入れる社会へのシフトが進みつつありますが、日本では依然として「自分と価値観が違う人を否定する」風潮が根付いているのではないかと感じています。

私自身も、つい自分の価値感で物事を判断し、批評してしまう。だからこそ、自分と違う人生を歩んできた人たちから話を聴きたい。もっと視野を広げたい。

収入を得るためのライター活動も続けながら、縁があって知り合った人たちのストーリーを聴き出す。この活動も続けていきたいと思います。

最後に、私が昔から好きな曲をご紹介します。

主人公/さだまさし

知る人ぞ知る、名曲です。
特に2番のサビのフレーズが印象的なので、ぜひ聴いてみてください。

さだまさしさんの曲は、どれもストーリーが描かれていて、小説のように情景が浮かぶ。聴いて元気になる曲というよりは、哀愁に浸らせてくれる。感情を揺さぶられる曲が多いです。

「誰もが皆、主人公」
ひとりひとりの人生の尊さに、気付かされます。

以上

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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