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秘密警察を宣伝してみる

お次はラジオネーム「秘密のアッコさん」からのお便り。

私はしがない中間管理職です。国家の安全保障の仕事に従事しております。最近スタッフの高齢化が進んでおりまして、先日もボヤ騒ぎの渦中、警報ベルを鳴らそうとして危うく核の発射ボタンを押しそうになった部下がおりました。右左を間違えるなんかザラで、注意する方も「お箸を持つ方が右!」と示しながら自分が左利きなのを忘れてるんですから目も当てられません。そんなわけで若人急募なんですが、妙案ございますでしょうか。通称「秘密警察」と呼ばれる部署なもので、何もかも秘密であるのを秘密裡に宣伝したい。

秘密のアッコさん、初お便りありがとう! 高齢化も侮れませんな。しかし右左がわからないのは何も年寄りばかりじゃございません。最近の若者は、右のつもりがすっかり左巻いてるのが大勢おります。その逆も然り。いっそお手元のそのボタンを押してみてはいかがです。案外中道の大輪が花開くかもしれませんよ!

(410字)

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