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プロパーで売り切ることこそが、顧客還元に繋がる。

foufouは卸売りをしていない。(ポジショントークですまん)
セレクトショップや百貨店に置いていないということ。
よって原価率は高めに設定できるので、品質と価格のバランスが
いいですよということ(最近はあまり推していない。そういうブランド増えすぎてね)

個人のブランドが卸しなしではじめるなんて
これまでは不可能なだったんじゃないか。
様々なプラットフォームができたことで、顧客と直接繋がれるようになった。
これは服だけに限らず、音楽、動画、イラスト、そして「政治」にも言える。(クラウドファンディングで政党を作るなんてのは政治のDtoC)

選択肢があるのでは消費者だけでなく、僕ら発信者もだ。
僕は実際にこうしてこれでやれているので実体験で話している。

更にセールもキャンペーンも福袋もない。
割引は一切しない。
「割引」は一見、顧客へのお返しに見える。

しかし売れていたら割り引く必要がないはずで、
ほとんどは消化したいから割引をする。
それか会員になってもらい顧客リストを増やすために割引をする。

そんなセールが通用していた時代を僕はあまり知らないんだけど、
プロパー(通常の価格)で買った人からしたら
「損した」と思われてもおかしくない。それ当たり前じゃないのかな。
大切にするべきは、今ついてきてくれてるお客さんで、そのお客さんを大切にしていれば新しいお客さんになってくれる人たちに自然に広がる。
(または広がるように設計する)

セールのために値付けをして仕入れをする始末。
アウトレット専用の商品なんてやっぱりどうかしている。
「売れない」→「値下げする」→「利益減る」→「たくさん作る」
→「売れない」→繰り返し!

最大の顧客還元は、プロパーで売り切ることだ。
その最大の顧客還元とは「ブランドを継続」すること。

こんな当たり前のことを改めて文字にしているのが
なんだか不思議だけれど、それができない状況や環境に
なってしまっているこのアパレル業界はやっぱりどうかしてるぜ。

年末商戦期のアパレル売り場、
セールタグのついたヨレヨレの服たちを
見ていられない。


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