心理学専攻の好きなところ

心理学専攻ってイメージ湧きにくいと思うのですが、何気に魅力的な専攻だと思うので勝手に紹介します。

心理学がおもしろい

まず授業内容がおもしろいです。
人に好意を持ってもらう方法とか人はなぜクズなのかとか、脳の一部を損傷してとのとのとのとのとしか喋れなくなった人間の話とか。

他の分野だとこれ何の役に立つの?と最初はイメージしづらい理論ばかり学ぶことになってしまうことがあると思うのですが、
心理は実社会と繋がっている話が多くて楽しい授業が多いです。

ちょっと優しくなれる

ひどい!最悪!って判断する前に、なぜこの人はこの言動をとったのだろう?と一度立ち止まって考えることが癖になりました。

だいたいの他人への不満は自分の勘違いで、捉え方を変えると寛容になれたりするのですが、その考え方や言語化の材料を与えてくれたのが心理学です。

幅広い分野を学べる

心理学以外にも、脳について学ぶ神経科学とか精神疾患について学ぶ精神医学とか、色々な切り口から人間について学べるのも楽しいです。

アルコールやギャンブルにハマっている人の脳がどうなっているかといった身近な話題から、ものを記憶する時の神経細胞の電位の変化が数式で表せちゃう最新の超ニッチなモデルまで、色々かじれて楽しかったです。

日々、人間ってすげえーー!と人間って最低ーー!を繰り返しています。


気楽に探検できる

卒業要件が比較的ゆるいので、一般教養で色々な分野をかじれます。
映画の授業とか哲学とかコンピュータサイエンスとか、その時の興味の赴くままに色々試しては結局心理に戻ってきていました。結局全ての大元は人間だし、どの分野とも深く繋がってる。


アメリカっぽい

STEM系は割とアジア人多めなのですが、うちの大学の心理学専攻は白人女子が多いので、アメリカンなNGワード連発する教授のノリとか、高校でいうカースト上位アメリカ女子の表裏の激しさを間近で見たりとか、アメリカ社会を覗き見できました。
最初は慣れなくて正直居心地悪かったですが、今となってはいい経験ができたな〜と思います。


逆に好きじゃないところ

・学べば学ぶほど分からなくなる
詳しくはまたいつか書こうと思うのですが、人間ってこんなにクズなんだよと現象だけ説明してあとは放置、みたいな無責任さを感じたりもします。
なので心理学を専門として生きていきたいとは思わなかったです。

・直近では役に立たない
直接お金になる専攻ではないので、人々の反応は薄いです。
今はみんなAIだとかに飛びついてますが、我々はどうあがいても人間なので、自分たち人間について知ることの大切さをいつか思い知ることになると思います。
その時は私のこと思い出してね。

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