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視野が広がるって何

視野が広がるって何

視野が広がった、という言葉を使いすぎて使うのをためらうレベルになってきたので、結局視野が広がるってどういうことなのかを言語化していく。ただのメモです。

世界に対して

世界って意外と近いんだなーと感じることかもしれない。
電車の隣の席でMIT生が確率の課題をやってたり、クラスメイトがNASAに行くことが卒業間際に判明したり、
さっきもパレスチナのデモの横を通って、なんとなくクラシックを聴いていた

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リトルジャパン

毎年この時期、ボストンの街になんとも異様な黒い波紋が生まれる。

不安そうに1人で歩くスーツ姿の就活生、
パソコンに向かって一生懸命練習してきた言葉を唱える面接前の人たち、
腕を組んで楽しそうに見つめ合う男女、
右上のおじさんに微笑みかける女の子(彼女のスマイルは本当に完璧だった!)。

「日本の大学ですか?」「あ、東大です」「僕は一橋です」「俺高校が開成で〜」
「早稲田行きたかったんですけど落ち

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運命ハラスメント

1.男

これは運命だ、と自分の本能が言った。

これまでばらばらだった思考の糸屑たちが全て一つの点に結びついて、今までの長い長い孤独な時間は君に会うために存在していたんだと分かった。

君の憂いを帯びたやわらかくにこやかな表情、
こちらを覗き込むくりりとした目、
普通の大学生のそれとはかけ離れた丁寧な言葉選び。

出会ったその日の彼女との4時間にわたる会話は、今まで誰とも共有することのできなかっ

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で、多様性の何がいいの?

で、多様性の何がいいの?

なぜ海外の大学に進学したいのか?と聞かれた時、
「アメリカで様々なバックグラウンドを持つ人と出会い、自分の視野を広げたいと考えているから」
と高校生の私は書いた。

それから2年以上経ったわけだが、実際どうなの?「様々なバックグラウンドを持つ人と出会」って何がいいの?といったことを振り返ってみようと思う。

まずは現実を

結局似たものどうしで群れる。

似ている見た目、喋り方、テンション感、興味

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アイドル

アイドル

「ここで働かせてください!!」

と魂を込めてアピールすることもなく、
「この旅館で働きたいんですけど〜」
「はい、ぜひお願いします〜」
とあっさりと通ってしまい、あっさりと京都まで来てしまった。

人手不足やん。
倍率200倍の某インターンとか、8000倍の某アイドルオーディションとかで密集する若者の集団が嘘のように消えてなくなっている。
夢(という名の大人の力)を叶えられなかった残りの人たちは

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おいとま東京

おいとま東京

東京?→東京

この駅のホームなんて何千回も足を踏み入れているけれど、私は今日初めてその姿を見た。

今までコンクリートの床にこびりついてるガムの数しか数えたことがなかったから、左横の方を見上げたらこんなに輝かしい線路と街の風景が待っているなんて知らなかった。
これじゃあまるで、新海誠が描く美化された日本みたいじゃん。うそだ。

そんな光の方から主人公ぶった動く直方体のつながりがやってきて、2枚の

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18歳の私と海外

18歳の私と海外

(*:20歳の私によるコメント)

自分と「海外」という存在は切っても切り離せない関係にある。「海外」というと他の物事では感じられないような複雑な気持ちになるので、少しずつ18歳である私の現時点での思いと考えを言語化していこうと思う。そこら中に転がっている安っぽい言葉で消費されてしまわないように、時間をかけて書いていくつもりだ。

1 小学生まで

まず、自分と「海外」が関係する出来事を述べていく

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女性としてどう生きるか

(4/26朝の日記より抜粋)

前のわたしと今の私の違いはさ、例えば女性の生きづらさに関して疑問を持って親や友達に聞いた時にそんなの感じないって言われたら、そっかー感じないか、自分だけか、って思って自分が我慢すればいい方向に行ってたけど、
メディアで似たような先輩に勇気づけられたりアメリカで違う考え方が当たり前になっている世界を知ったりしたことで自分の感覚に多少自信が持てるようになって、
割合的に

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本当の異文化交流とは何か

本当の異文化交流とは何か

I hate you、とかつて私に真顔で放ったクラスメイトとは今、路面電車のプラットホームでアホみたいに笑いながら、思いつく限りのクリスマスソングのメロディーを口ずさみ3月の雨粒一個一個に溶け込ませにいく仲になっている。
時折変なダンスも挟みつつ。

見せ物に用はない

きれいごとが嫌いだ。

外から来た人に見せるためにきれいなところだけ切り取ってつくられた観光地、
普段やらないくせにけん玉やだる

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ポジティブの暴力

ポジティブの暴力

とりあえず良いこと言っときゃ安全感がある。

正直そんなに格別おいしいわけではない食べ物でも、誰かがおいしい〜と幸せそうに言った瞬間に、場の空気はそっちに支配され、別に普通じゃね?と思った人が悪者みたいになる。
おいしいの同調圧力。

犬かわいい、もそうだ。
犬も猫も子どもも可愛がれた者勝ちで、守るべき彼らのことを可愛がるほど社会と繋がることができるけれど、犬も子どももうるさいから無理、と言った瞬

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noteを始めて変わったこと②

noteを始めて変わったこと②

実際どういう変化があったか

私はいい人でもあり悪い人でもある。
みんなのことが好きだし嫌いでもある。
素敵だなぁ、と思うと同時に嫉妬をすることもある。

どちらかだけが自分なのではなく、いろいろな側面が複雑に絡み合ってできたのがほんとうの自分である、ということに自信を持てるようになった気がします。

あとは、「ゆーちゃん」ではない私とも友達になってくれる人が増えました。
頻繁に会って話すわけでは

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noteを始めて変わったこと①

noteを始めて変わったこと①

やっほーみんな元気?

最近書いてるものたちが人に伝わらなさすぎる自覚があったので、たまにはわかりやすめの文章を書いてみます。いぇーい。

そもそもなんでnote始めたんだっけ

約4ヶ月前に私は当時の「ゆーちゃん」監修の元、noteを始めました。
(詳しくは「自己紹介と目的」のnoteへ)

当初の一番の目的は、「ほんとうの自分のための居場所をつくること」でした。

私たちは、学校やSNS上で人

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カラメルソースへの恨み

カラメルソースへの恨み

プリンのカラメルソースが嫌いだ。

特にプッチンプリンをプッチンしないで食べる時に、下に行けば行くほど苦くてまずくなるあの現象、本当になんとかしてほしい。最後の方でカラメルソースの体積がプリン本体のそれをギリギリ越える瞬間の絶望度がやばい。

あの茶色い液体がせっかくの美味しいプリンを台無しにしている。

世紀の大発見

初めてプッチンプリンをプッチンした時、私はとても驚いた。

カラメルソースが

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How are you?が難問すぎる

How are you?が難問すぎる

相手:「How are you?」

私:「(え、私今調子どうなのかな…いつもと比べたら割と元気な方なのかな…てかさっきまで何してたっけ…あ、そういえば今朝パソコン動かなくなって授業ちゃんと受けれなくてテンションガン下げだったな、、あーでもその直後にクラスメイトに新しく買ったイヤホンかわいいって褒められて嬉しかったからやっぱ元気なのかもな……てかそもそも調子はどう?って聞かれた時の調子って何と比較

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