Have a good night
月夜に浮かぶ夢の星星
ぬけてるgは地に這わせとこ

過去があなたに抱きついたまま離れないのであれば、そっと抱き返してから手を繋いで一緒に歩けばいいし、
未来が眩しすぎて道が見えないのであれば、必ず見える木星を頼りに一歩ずつ進んでみたらいいと思う。

CSだと硬すぎるし、心理学だと柔らかすぎる。
英語だと明るすぎるし、日本語だと繊細すぎる。
人と関わりすぎると自分に納得がいかなくなるし、一人を選びすぎると世界に納得がいかなくなる。

ちょうどいい場所で目の前を捉えていけるとよいのだけど

雲のような丸文字を書くあの子が
優しさでレンズを殴ってくる

そこにはぱっちりとした二重の彼女がいた。
ずっと二重に憧れていたの、と彼女は嬉しそうに言った。

とてもかわいい、似合ってる、と私は笑顔で言い残し、ドアを閉めた。

彼女も埋没してしまった、彼女の過去に、そして社会に。
もううつくしい一重の彼女はいない。
また私はひとりになった。

迷いなく赤信号を渡って行く
彼女は次のマイルストーンを

『貴方は面白がるでしょうけど、内にいる私からすると全然面白くなんてないのよ。
団欒に囲まれた孤独なんて。

好奇心で踏み躙らないでよ。』

難しい文章をDeepLで英訳して和訳したら読めた。

銀行のお姉さんは英語は分からないから手伝ってあげて、と私にマンダリンで言った後、昼ごはんの話をし始めた。

それでも、パラッパラな方言を喋りながら雑な接客をする眉が整った携帯ショップのお姉さんはちょっとかっこいい。

みんなで空を見上げたら、花火が一切れ欠けていた。
警備員さんに訊いたら、だれかが好きな子にあげちゃったらしい。

もう食べちゃったってさ。

生きる理由

流れ星に強く願う夢も志もなく、
人を好く感情も星と共にどこかへ流れ去り、
今を輝こうとするでもなく、
勉学も既に黒い空を更に黒塗りする程度にし、
ただ冬の空にはっきりと現れる星たちをぼーっと見ている瞬間によってのみ生かされている。
そんなんで良いのだろうか。

そんなんで良い。

隣にいるお金で繋がれた装飾品に輝いてもらおうと一生懸命話しかけるおじさんと、
そんな話には目もくれずただ彫刻のように磨かれた自分の顔を見ている女の子。

そしてそれを横目に見ながら、選択肢を広げようともがけばもがくほど世界は狭くなり続けることを憂いつつ通り過ぎるわたし。

「一度仕切りを取ってしまったら、もう私は真空の状態には戻れないということ？」
「うん、だからもう分子が散らかっている状態を楽しむしかないんだよ。」

「でもさ、わたし、穴をあけちゃったかも。」