【社員紹介vol.3】毎週20以上のラジオを聴きこなすお笑いオタクの伊藤くんを掘り下げてみた
社員紹介 第3弾! 今回は入社3年目、まだまだフレッシュ(?)な伊藤柊世さんにスポットを当てます。
伊藤くんはこの記事を書いている私(今野)と同期入社で、実は出身大学も同じというつながりが!(在学中には全く面識がありませんでした笑)
コロナ以前は同期でご飯を食べに行って悩みを打ち明けてきた仲なので、ちょっとラフなインタビューをしてきました!
伊藤柊世(いとう・しゅうせい)
1995年生まれ。長野県出身、福岡県育ち。2019年に入社後、調査3部のリサーチャーとして活躍。主な担当番組は『所さん!事件ですよ』(NHK)、『有吉ジャポンII ジロジロ有吉』(TBS)、『King & Princeる。』(日本テレビ)、『解体キングダム』(NHK)、『四大化計画』(NHK) ほか。
■入社の経緯(お笑い好き!がきっかけで、大学の求人を見て入社)
――まず、入社の経緯をうかがいたいのですが。
伊藤:入社の経緯は、大学の求人で見つけたのがきっかけでした。
割と就活中フラフラしていて、テレビの仕事は結構したいなっていう気持ちはあったけれど、それ以外でもITとか、大学では金融系のゼミにもいたりしたから金融も受けたり、色んな所に手を出していたら全部受からなくて。
途中は全然エントリーもしなくなった時もあって、大学4年の10月くらいになって「もうちょっとちゃんとするか」って考えて大学の求人を見てみたら、テレビだけれど『調査・リサーチ』みたいなよくわからないのがあったので、話を聞きに行った感じです(笑)
――そうだったんですね! 説明会に行っていいなと思って面接を受けた?
伊藤:面接は、会社のみんなに「そんなはずはない」って言われるんだけど、自分的にはあんまり面接もなかった感じで。説明を受けて、2回目で実地試験(※)みたいなものを受けて、次に会社に行ったらもう社長に「ここまできたらちゃんと入ってよ」みたいなことを言われて(笑)
(※)フォーミュレーションでは採用試験の過程に「実地試験」を導入しており、実際にリサーチ業務を体験してもらっています。
――そんなことあります?(笑)
伊藤:自分的にはそんなにしっかり面接を受けた記憶がなくて、「入れてもらえるなら」と思って入社した感じです。
――じゃあ、秋採用だったんですね。元々テレビ業界がいいなっていうので考えていたんですか?
伊藤:テレビは高校の時にすごく好きで見ていて、華やかな感じがあって楽しそうだなと思って受けてました。
――高校の時には何を観ていましたか?
伊藤:その時からお笑いばっかり観ていたんだけど、『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)とか。個人的にテレ朝の23時15分スタートのあの時間帯がめっちゃ強いなって思っていて、『アメトーーク!』(同)とか、『中居正広の身になる図書館』(同)とかも好きで観てたりしたかな。
――お笑い好きはいつから?
伊藤:最初は『笑う犬』(フジテレビ系)とか観ていた気がする。中学生の時にサンドウィッチマンのネタが好きで、『エンタの神様』(日本テレビ系)とかに出てて観ていたので、エンタ芸人とかが好きだったと思います。『エンタ』とか、『笑金(笑いの金メダル)』(テレビ朝日系)とか『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)とか。
――その辺の世代ですよね。最近のお笑い番組はどうですか?
伊藤:最近はお笑い番組が増えていて良いと思います。『有吉の壁』(日本テレビ系)とか観てますね。あとは、『ゴッドタン』(テレビ東京)はずっと好きで観ています。最近は『バラバラ大作戦 』(テレビ朝日系)とか、お笑い色強いから好きかな。
――楽しそうだなぁと思ってテレビ業界に入ってみて実際どうでした?
伊藤:それこそ、「自分はテレビが好きなんじゃなくて、お笑いが好きだったんだな」っていうことがはっきり分かった。テレビって本当にいっぱい番組があるなって思って、自分はその一部しか見ていなかったなって本当に実感した。NHKなんて全然見てなくて、『LIFE!』(NHK)を見るためにしかつけてなかった。お笑い番組はリサーチが入らないようなものばかりだから(笑) でもテレビって色々言われるけれど、番組を作る上でリサーチとか手が込んでるなっていうのは実感した。
――「手が込んでる」というのはどういう点が?
伊藤:ちゃんと目的を持っているところとか。「何で今やるのか」というところから始まり、裏をちゃんと取ったりっていうのもあるし、「どれだけ視聴者に近いか」みたいなことを求められたりとか、めっちゃ考えて作ってるんだなって思います。
■担当番組と仕事内容
――メインで担当している『所さん!大変ですよ』(NHK)とか『有吉ジャポンII ジロジロ有吉』(TBS系)で言うと、どういったリサーチ内容があるんですか?
伊藤:『所さん』で言うと、番組のネタ出しをしていて、毎週会議に向けて番組の企画に関する「今、日本で起きている変な現象」を紹介する番組なので、そういう日本で起こる変な現象を探して提出しています。
――変な現象ってどんなことでしょう?
伊藤:ちょっと前にOAしたのは、最近駅地下に食パンとかバナナジュースとかの小さい専門店ができている現象があって。なぜ増えてるかというと、クレジットカードやキャッシュレス決済の普及によってATMが減少していて、その跡地にお店が入っていると。専門店で何か売るのに適しているサイズということもあり、そういった点で専門店が増えてますよっていう話ですね。
――その理由まで1セットでネタを揃えないといけないんですね!
伊藤:そう、1セットで面白くなきゃいけないっていうのが難しくて・・・
――どこが面白いと制作陣に刺さるんですか?
伊藤:やっぱり背景。「パンの専門店が増えている」という現象が、一見、全然関係ない「ATMが減っているから」というリンクしないところから繋がっているのが面白いっていう。それは実際、僕ともう一人の社員とのネタを合わせて出した感じで、放送されました。
――そういうネタってどうやって探すんですか?
伊藤:いや、本当にそれは僕も聞きたいくらい(笑)
とにかくいっぱいニュースの記事を見て、そこから変な現象を見つけてその背景を探っていくという手法なんだけど。今ブームになっているものの裏とか今っぽいキーワードから探したりするけど、そんな簡単に転がっているものでもなく、毎週めちゃくちゃ苦しんでいるところがありますかね・・・。
――大変ですね。『有吉ジャポン』でいうとどんな仕事をしてますか?
伊藤:『有ジャポ』は、発注が来てその情報に沿ったリサーチをするっていう感じ。「これについて調べてください」って言われたのを提出する感じです。会議向けのリサーチとかではなく。
――担当は一人?
伊藤:深夜番組なので、基本は一人でやってます。
――『逆転人生』(NHK)は新ネタを探している?
伊藤:そうそう。新ネタを出していて、人生で逆転した人を探す感じ。
――探すのがなかなか難しそうな番組ですね。
伊藤:僕の中で一番長くやらせてもらっている番組だけど、いまだに本当に見つけ方がわからない(笑) 会議向けに自分のネタを資料として出したのも数えられるくらい・・・社内の打ち合わせで却下されるから。
――逆転人生の難しさは何なんでしょう。
伊藤:やっぱり、強い成功が終わりにあるっていう人を探すんだけど、その紆余曲折がちゃんと面白かったり、最近はその抜け(終わり)に向かうところの”新しさ”みたいなのを求められていて。
例えば最近OAしたネタで言うと、『陣屋』さんっていう旅館があって、倒産危機になった時におかみさんがITを駆使して管理したり、週休3日を導入したり、旅館ではあり得ないようなことをしたことで立て直したっていう話があって、「旅館では絶対やらないようなことをした」っていう斬新さみたいなところが求められる。内閣総理大臣賞を取ったということもあって、そういう抜けもしっかりある。
――そこまで綺麗に揃っている人がいないっていうことなんですね。どれも大変そうなリサーチ・・・!
■入社3年目の心境(責任感の芽生え)
――入社3年目ということで、業務に慣れたりしてくる頃かと思いますが、心境の変化といいますか、最近思うことがあれば聞きたいなと思います。
伊藤:責任感が芽生えてきたとは思うかな。任せてもらえる番組があったり、一応、今ひとり後輩と一緒に作業を進めたりしているので、そういった面から「自分がまとめなきゃ」とか「ちゃんとしっかりしなきゃ」っていう意識は生まれてきているかなと思います。
――もう後輩に教える立場なんですね。どういう先輩になりたいとかあるんですか?
伊藤:まあ、なめられない・・・(笑)
――(笑) 後輩ができたことで大変に感じることってありますか?
伊藤:何を伝えた方がよくて、何を理解しているのかは考えながら伝えないといけないので、大変だなと思う。感情的にならないように、悩みながら仕事しています(笑)
――先輩を見てこういう人になりたいなとか、こういう人に憧れるなとかありますか?
伊藤:今一緒に仕事している亀田さん(調査3部セクションマネージャー)は、結構、裁量を与えてくれる面が多いので、こちらとしても嬉しいというか、やる気になるし。でも違う時は違うよってちゃんと正してくれるから、そういう部下も働きやすくしつつ、手綱をつないだり方向性は示してくれるような人を見習いたいなって思います。
■リサーチの面白さ(リサーチに影響されて美容に目覚めた)
――リサーチの仕事にそもそも興味があったというわけではなく入社して、実際入ってみてリサーチの面白さとか魅力ってどういうところにあると思いますか?
伊藤:面白さは、絶対普通に生活していたら知らないだろうなっていうような記事とか話が目に入ってくるので、そういうのを知るのが面白いと思う。
例えば『有吉ジャポン』は最先端の情報もやっていたり、美容のこととか鮎釣りとかトルコ料理とか、本当にいろんなことを調べていて、そういう知らないことを知れたりする。美容でいえば、僕、リサーチに影響受けやすいので、最近肌を気にしだして。
――例えばどういう?
伊藤:メンズメイクまではいかないけど、いい美容液を使って。
――えー!! 美意識高い!
伊藤:あとは、16時間ファスティングっていうのを調べていて、16時間何も食べないとか、このあいだまで結構意識してやっていた。
――あ、なんか聞いたことある!
伊藤:なんか体に良いらしくて、腸が休まるっていう。1日3食じゃなくて、10時に食べて18、19時にもう1回食べて、っていうような生活をしていました。
――実際やってたんですね。いろんなものに影響を受けて実践してみるのも面白いですよね!
■趣味・休日の過ごし方(ラグビー、ラジオ、赤ちゃんを愛でる)
――休日はどんな過ごし方をされていますか?
伊藤:最近、運動を始めたので、始めたとはいえ自粛期間で全然やっていないんだけど・・・。タッチラグビーっていうもののクラブチームに入って、社会人サークルみたいなもんなんですけど、スポーツしたりしている。この間久しぶりにちょっとだけ、緊急事態宣言があけた期間で一回行って、熱中症になりかけた(笑)
――ラグビーは前からやっていたんですか?
伊藤:小2から高校までやってた。高校の時は花園を目指してて、その時期はガチでやってて、 県大会は福岡県ベスト4までいきました。ポジションはフランカーっていう、リーチ・マイケルと一緒。
――他に趣味はありますか?
伊藤:後はだいたいラジオを聴いている。結構いっぱい聴いてます、芸人さんのラジオ。
★★★視聴ラジオ ラインナップ★★★
かまいたちのヘイ!タクシー!(TBSラジオ)
空気階段の踊り場(TBSラジオ)
伊集院光 深夜の馬鹿力(TBSラジオ)
アルコ&ピース D.C.GARAGE(TBSラジオ)
24時のハコ(TBSラジオ)
さらば青春の光がTaダ、Baカ、Saワギ(TBSラジオ)
ハライチのターン!(TBSラジオ)
おぎやはぎのメガネびいき(TBSラジオ)
ほら!ここがオズワルドさんち!(TBSラジオ)
ラランド・ツキの兎(TBSラジオ)
真空ジェシカのラジオ父ちゃん(TBSラジオ)
フワちゃんのオールナイトニッポンX(ニッポン放送)
三四郎のオールナイトニッポン0(ニッポン放送)
佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ニッポン放送)
マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0(ニッポン放送)
蛙亭のオールナイトニッポンi(ニッポン放送)
ラランド・サーヤの虎視舌舌(文化放送)
ラランドの声溜めラジオ(GERA)
金属バットのMusic Sound(GERA)
ヒコロヒーのストロベリーワンピース(GERA)
ママタルトのラジオ母ちゃん(GERA)
吉住の聞かん坊な煩悩ガール(GERA)
たまに、オードリーのオールナイトニッポン(ニッポン放送)、ファーストサマーウイカのオールナイトニッポン0(ニッポン放送)、霜降り明星のオールナイトニッポン(ニッポン放送)
・・・書ききれない!(笑)
――こんなにたくさん! 聴く時間あるんですか?
伊藤:通勤の時とか、風呂に入りながらとか、家事している時とか。何かをしながら聴くことが多い。
――そもそも何がきっかけで聴くようになったんですか?
伊藤:就活している時に、友達から「ラジオって面白いよ」って言われて聴き始めたらハマった。芸人さん自体が好きだし、話が面白いから好きです。リモートワークになってから聴くラジオが増えたというのはあるけどね。ラジオを流しながら仕事もできるから。
――ラジオは最近のイチオシはありますか?
伊藤:最近始まったのでいうと、『フワちゃんのオールナイトニッポンX』(ニッポン放送)。
――あれすごいですよね(笑)
伊藤:マジでぶっ飛んでる。フワちゃんって、「どうせあんなキャラだけどちゃんとしてるじゃん」って言われるけど、ちゃんとしてないですよ。ラジオだと全然ちゃんとしてなくて、面白い。
普段はラジオアプリ『radiko』などで聴いているそう。
――他にハマっていることはありますか?
伊藤:最近会えてないけど、同期の子の赤ちゃんがめっちゃ好き!
今たぶん1歳くらいになって、女の子でめっちゃ可愛くて。2回くらい家に行ったんですけど、そろそろまた行きたい。
――運動して、ラジオ聴いて、同期の赤ちゃん愛でて。不満はないですか?
伊藤:特にないかな。でも、入社する時は「祝日ないよ」って言われて、別に大学もそうだったしって思ってたけど、やっぱり欲しいですね。
――祝日あったら何したいですか?
伊藤:今の時期はちょっとあれだけど、遠出したりできるかなっていう。国内でも海外でも旅行がしたい。
■今後の目標&就活生へ一言
――今25歳で、3年後はどうなっていたいですか?
伊藤:それなりには稼げるようになり、家庭を持つくらいになれてたらいいですかね。
――おお!! では3年後とはいわず、人生のビジョン・野望でいうと?
伊藤:野望ないなあ。いいパパになる。
――いいですねぇ(笑) 最後に、就活生に向けて一言お願いします!
伊藤:普通に生きていたら知ることのなかったような、自分の興味・関心がない情報でも知る機会がある仕事なので、何にでも興味を持って面白いなと思える性格なら楽しめるんじゃないでしょうか。
入るなら、いろんなテレビ番組を見ておいた方がいいと思います。あとは、面と向かって「つまんない」って言われることに屈しない心を鍛えておいた方が・・・(笑)
のんびりした性格の伊藤くんですが、実は熱いお笑い愛を持った芸人ラジオのヘビーリスナー! 「聴いているラジオを教えて」と言ったら、前述のラインナップが文面で送られてきて驚愕しました(笑) 毎週20以上のラジオ番組を視聴しているんだとか・・・すごすぎる。
伊藤くんを深堀してみたら、仕事では大変なリサーチをこなす一方、私生活では趣味のラグビーをし、大好きなラジオを聴いて、同期の子供を愛でる、充実した日々を過ごす青年の顔がありました!
(note編集部・今野)