見出し画像

留学前夜物語第二話 国連職員を目指していた外語系女子が林業を目指した話

自分なりの夢をようやく持ったは良いものの、自分の夢が明らかに「夢物語でしかない」という現実に直面した私。

挫折し、あきらめかけたものの、他にやりたいことも見つからず、外語系の大学への進学を決意します…

画像1

高校三年生になってから本格的に進路について考えなければならなくなりました。
しかし、ぶっちゃけますと、割とそれまで優等生的に頑張って立ち振る舞ってきた私は、何かがはちきれたように荒れてしまいます。
「教室に行くのも嫌、勉強は嫌いじゃないけど、クラスメートと一緒に授業を受けるのが嫌。」みたいな状況になり、保健室登校に。
自分でもこの状態がコントロールできず、精神状態がめちゃくちゃに不安定でした。
そんな状態だったので当時付き合っていた人にも愛想をつかされたんだと思います。(その話はまたいつか、というほどの話題がない)

画像2

そんな状態の時、学校で支えてくれたのは先生たちでした。
一言一句覚えているわけではないし、具体的に何だったか、今となってはもうほとんど思えていませんが、体育の授業ではこわいと有名な(笑)先生が、無理に参加しなくても見学で良いと言ってくれてずっと手を揉んでくれたのはすごくよく覚えています。

画像3

その先生には、いつだったか、「ずいぶん表情が柔らかくなった」と言われました。
たぶん人でも殺しそうな顔をしていたと思います。
クラスが大嫌いだったので卒業アルバムの集合写真は顔がほとんど見えない黒歴史状態です。
私服だったら職質にでもあっていたでしょうね(笑)

そんな状態で高校最後の年を過ごしていたので、恐ろしいほどに偏差値は急降下しました。
自分が行きたい大学はまったく届かないし、前までできていたはずのことが全く理解できなくなったり、なぜできないのかわからないような感覚でした。

ダウンロード (5)

ほとんど記念受験レベルの状態で第一志望は受け、見事に落ち、現在の大学に至るわけですが、当時は「行きたい大学にも行けない私が、なりたい職業になんてなれるわけがない」と思ってしまったんです。
「例にもれず優秀だった彼女」が通っていた大学は日本でも三本の指に入るようなところでしたから、私はもう完全に自信喪失してしまいました。

そうして入学した大学で、私は完全に自分の夢を断ち切ることにしました。
第二外国語の選択で、フランス語を選ばなかったんです。

画像5

当時の私が知っている範囲では、フランス語を扱えるかどうかがかなり重要だったという印象があります。(今ではフランス語にものすごく重点を置いているようでもない気がします。)

「え?そんなこと?」と思うかもしれませんが、高校の時からフランス語の簡単な入門書を買ってペラペラとめくっていたような人間なので、かなり大きな選択でした。

ここで、私は人生で初めて、自分の人生に行き詰まりました。
もうこれ以上にやりたいことなどなく、大学卒業後の進路の選択肢が私の中でなくなり、この大学でしたいこともなくしてしまったのです。

画像6

完全なる絶望の期間でした。

そしてそんな絶望の大学時代が幕開けしたのです。

さていつまで続くのか…(笑)
次で完結させたい!


次回:留学前夜物語第三話 国連職員を目指していた外語系女子が林業を目指した話

いいな、と思ったらサポートお願いします!森林や自然を伝えるために使わせていただきます。