【海外書籍ランキングTop10】＃127 今週のアメリカ版Amazon書籍売れ筋ランキング
こんにちは。フォレスト出版です。
今週もアメリカ版Amazon書籍売れ筋ランキングのお時間となりました。本日も海外書籍のリアルタイムの情報をいち早くお届けします。
先週はサバンナ・ガスリーによる人生を変える信仰の道、
『Mostly What God Does』
が初登場で1位を獲得。ピックアップ本でも同書をご紹介しました。先週は初登場が多数のランキングとなりましたが、今週はどうなっているでしょうか。
★Amazon.com 週間売上Top10（2024/03/10時点）★
～The Top 10 Most Sold Nonfiction Books of the Week～
第１位『Blood Money』
PETER SCHWEIZER
（CUSTOMER REVIEWS：★4.6/191REVIEWS）
☆2週連続ランクイン
過去3冊のNYタイムズ第1位ベストセラー獲得の無党派の調査官ピーター・シュヴァイツァーが2年以上を費やして、精査・追跡した、中国共産党の秘密工作が米国に混乱と退廃を植え付けている事実を暴露した衝撃作。
第２位『Atomic Habits』
ARTHUR C. BROOKS & OPRAH WINFREY
（CUSTOMER REVIEWS：★4.8/124,8914REVIEWS）
☆267週連続ランクイン
習慣形成の専門家であるジェームズ・クリアが提唱する、習慣を変えるために必要なツールと戦略。
第３位『Don't Believe Everything You Think』
JOSEPH NGUYEN
（CUSTOMER REVIEWS：★4.6/7,425REVIEWS）
☆6週連続ランクイン
人生におけるすべての疑問に対する答えを見つけるために……。ジョセフ・グエンが教える、あなたの思考が苦しみの始まりと終わりである理由と、心の自由を獲得する方法。
第４位『Worthy』
JAMIE KERN LIMA
（CUSTOMER REVIEWS：★4.9/382REVIEWS）
☆2週連続ランクイン
自分の偉大さを疑うのをやめ、揺るぎない自尊心を築き、ありのままの自分を受け入れると、人生全体が変わります。人生を変える結果につながる簡単なステップを知るためのガイド。
第５位『Burn Book』
KARA SWISHER
（CUSTOMER REVIEWS：★4.5/182REVIEWS）
☆ランキング初登場
ジャーナリストのカラ・スウィッシャーが送る、現代のシリコンバレーと世界史上最大の富形成ブーム、世界を変えたいと願いながらも壊してしまったテクノロジー業界とその創設者たちについての回想録とその歴史。
第６位『Supercommunicators』
CHARLES DUHIGG
（CUSTOMER REVIEWS：★4.5/91REVIEWS）
☆2週連続ランクイン
コミュニケーションは超能力だ。ベストセラー「Hidden Potential」の著者チャールズ・デュヒッグによる、会話をうまく機能させるもの、そして仕事や生活においてスーパーコミュニケーターになる方法。
第７位『Mostly What God Does』
SAVANNAH GUTHRIE
（CUSTOMER REVIEWS：★4.7/293REVIEWS）
☆2週連続ランクイン
神がなさることほぼ全てがあなたを愛することです。もし私たちがこれを信じられるなら、世界はどれほど違ったものになるでしょうか？ 人生を変える信仰の道を冒険しましょう。
第８位『The Psychology of Money』
MORGAN HOUSEL
（CUSTOMER REVIEWS：★4.7/48,609REVIEWS）
☆47週連続ランクイン
富、貪欲、そして幸福に関する時代を超えた教訓を19のストーリーから学ぶ。 富を築けないマインドから抜け出すためのお金の心理学。
第９位『Attack from Within』
BARBARA MCQUADE
（CUSTOMER REVIEWS：★4.2/58EVIEWS）
☆ランキング初登場
MSNBCの法律専門家が教える、偽情報が民主主義にどのような影響を与えているか、そして国民、メディア、真実に基づく政治を強化するために追求できる実践的な解決策。
第１０位『The 48 Laws of Power』
ROBERT GREENE
（CUSTOMER REVIEWS：★4.7/74,514REVIEWS）
☆140週連続ランクイン
3,000年に及ぶ権力の歴史と歴史上の人物から見出した、パワーゲームを制する48の本質的な法則。
※○週連続ランクイン表記はTop20内
今週は第6位にランクインした
『Supercommunicators』
をピックアップ！
Supercommunicators：How to Unlock the Secret Language of Connection
スーパーコミュニケーター：人と深くつながる、秘密のコミュニケーション術
NYタイムズベストセラー！
「The Power of Habit」（習慣の力）のチャールズ・デュヒッグの新作は、私たちがどう会話を成功させるか、そして、仕事でも人生でもスーパーコミュニケーターになる秘訣を掘り下げた一冊です。
本書は、話すのが苦手な人をコミュニケーションの達人に変えうる、物語と研究、実践的なアドバイスが詰まった必読書だ
『Think Again』『Hidden Potential』著者
陪審員室からCIAオフィス、外科医の診察室まで、デュヒッグは私たちを様々な場面へと連れて行き、それぞれの場でのコミュニケーションの力を見せてくれます。
コミュニケーションはまさに超・能力。
最高のコミュニケーターは、私たちが交わす言葉の下にあるさまざまな層、
実用的なこと、感情、社会的な位置づけ、を見抜きます。デュヒッグは、これらの会話を認識し、ナビゲートする方法を、実生活からのエピソードを交えて教えてくれます。
『ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則』の脚本家や結婚カウンセラーまで、多岐にわたるストーリーを通して、デュヒッグは私たちに、日々の会話でこれら三つの要素をどう見分け、成功に導くかを示してくれます。
そして最後に、彼はシンプルだが最も強力な教訓を伝えています。
「正しいツールさえあれば、誰とでもつながることができる」
・・・・・・・・・
フェリックス・シガラについて誰もが知っていることがひとつあるとすれば、それは彼が話しやすいということだ。
特別に話しやすい。
人々は彼と話すのが大好きで、彼と話すといつも少し賢くなったような、楽しくなったような、面白くなったような気分になるのだ。
彼と共通の話題がなかったとしてもそれは珍しいことで、会話をしていると、必然的にあらゆる意見や経験、共通の友人などが明らかになるのだ。
フェリックスは連邦捜査局に20年いた。大学卒業後、軍隊を経てFBIに入り、捜査官として数年を過ごした。
彼の上司はそこで初めて彼の人当たりの良さに目をつけた。
やがて昇進を重ね、最終的には地域担当の上級管理官となり、総合的なネゴシエーターとしての役割を任されるようになった。
彼は消極的な目撃者から供述を引き出したり、逃亡者に自首するよう説得したり、悲しむ家族を慰めたりできる人物だった。
（中略）
2014年に心理学者や社会学者などの研究者グループが、国防総省から軍人に説得や交渉を教える新しい方法を探るよう命じられた。
科学者たちはフェリックスを探し求めた。
彼らはさまざまな関係者からフェリックスのことを聞いており、これまで一緒に仕事をした中で最高の交渉者を尋ねると、何度も何度もフェリックスの名前が挙げられていた。
科学者たちの多くは、フェリックスは背が高くてハンサムで、温かみのある目をしていて、良い声だと予想していた。
しかし、面接のために入ってきた男は、口ひげを蓄え、真ん中あたりを少し膨らませ、柔らかく、少し鼻にかかった声の、中年の父親のようだった。
そう彼は……目立たなかった。
自己紹介と挨拶が終わると、科学者のひとりがプロジェクトの内容を説明し、大まかな質問から始めた。
「コミュニケーションについてどうお考えですか？」
フェリックスはこう答えた。
「実演したほうがいいかもしれませんね。あなたの好きな思い出は何ですか？」
フェリックスに話しかけた科学者は、大きな研究所の所長だった。
彼は何百万ドルもの助成金と何十人もの従業員を監督しており、真昼間からぼんやりと思い出話をするようなタイプには見えなかった。
その科学者はこう答えた。
「おそらく娘の結婚式だろう。家族全員がそこにいた。その数ヵ月後に母が死んだんだ。」
フェリックスはいくつか追加の質問をし、時折、彼自身の思い出を語った。
「私の妹は2010年に結婚しました。今は死んでしまったけど……癌だったから、辛かったけど、あの日の彼女はとても美しかった。」
それから45分間、このようなことが続いた。
フェリックスは科学者たちに質問し、時には自分のことを話した。
誰かが個人的なことを打ち明けると、フェリックスは自分の人生のエピソードを披露した。
ある科学者が、10代の娘との間に抱えている問題を話すと、フェリックスは、どんなに努力してもうまくいかない叔母の話をした。
【著者について】
チャールズ・デュヒッグ
（Charles Duhigg）
ジャーナリスト、作家。イェール大学卒業。ハーバード・ビジネス・スクールでMBA取得。NYタイムズでビジネス担当記者として長年活躍し、ピュリッツァー賞をはじめジャーナリズム関連の受賞歴多数。『習慣の力』は、200万部を超えるベストセラー。他著書に『あなたの生産性を上げる８つのアイディア』がある。
今回ご紹介した書籍の日本語版は現時点では未出版ですが、著者チャールズ・デュヒッグ氏の以下の著書は日本語版が出版されています。
『習慣の力』（早川書房）
『あなたの生産性を上げる８つのアイディア』（講談社）
こちらも気になった方はチェックしてみてくださいね。今後も海外書籍のリアルタイムのランキングをご紹介していきますのでどうぞお楽しみに！
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│お知らせ（英語に興味のある方）│
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本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
フォレスト出版
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