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周りに流されない「自分軸」を手に入れるには?

フォレスト出版編集部の山田です。

「一度きりの人生だからこそ、自分らしくいきたい。」
そう考える人は、ほとんどだと思います。

一方、さまざまな情報があふれる現代において、常に「周りに流されずにいる」のは簡単ではありません。実際、私たちは大なり小なり日々多くの決断をしていく中で、自分にとって何が正解なのかわからず、頭を抱えます。そんな選択に迷った末に、いつの間にか社会や他人といった「他人軸」で決断してしまうケースも少なくないのではないでしょうか。

では、一体どうしたら周りの意見に流されずに、自分の思う人生を生きるためのブレない「自分軸」をもつことができるのでしょうか。『感性のある人が習慣にしていること(SHOWKO 著、クロスメディア・パブリッシング)』の著者は、他人軸ではなく、自分軸で生きるには自分の「感性」を磨くことが重要であると主張しています。

この記事では、自分軸を持つための感性を磨く習慣の中から、3つご紹介させて頂きます。

1.「選択の理由」を言葉にしてみる


著者は、自分軸をつくるための感性は、直感的な小さな決断を繰り返し、決断力を鍛えていくことが重要であると言っています。なぜなら、自分のものさしを持っている人は、決断が速く、自分の判断基準に自覚的なのだそうです。そのため、日頃の些細な選択においても、意識的に行うことが大事になってくるようです。

人がやっているから、流行っているから、なんとなく。
そんな決断をやめ、自分が選択した理由に自覚的になる習慣を身に着けてほしいと思います。
そうすると、今の自分に何が必要で、何を選び、誰と付き合っていくか、答えがひとつではない岐路に立ったときもしっかりと選択し、決めることができるでしょう。

2.「やらないこと」を決める


よくスーパーなどで、ある食品を買うときにその種類が多いと逆に悩んでしまうことはないでしょうか?

選択肢がいつもあることは、私たちに選ぶ自由を与えてくれます。そもそも選択肢がなければ、決めることもできません。その一方で、「選択肢がありすぎる」のも悩みのタネになってしまいます。

だからこそ、著者は「やることを決める」以上に、「やらないことを決める」ことが大切だと断言しています。なぜなら、自分が「したい」と思っていたことは、実は他人や社会の声に促されて義務感によって「しなければならない」と思っているだけになっていることが多々あるからだそうです。そうして、他人の価値観や義務の影響を受けた決断を繰り返していると、しだいに自分軸が失われていくと、著者は言っています。

このようなケースを回避するために、著者は次の方法を提案しています。

一度、自分の欲望を棚卸しすることで、本音に気づくことができます。
つまり本当にやりたいことが整理され、「WHAT TO DO (したい)」と「HAVE TO DO(しなきゃ)」が区別できるのです。
そして「NOT TO DO リスト」が固まり、髪に書き出したら、あらためてウィッシュリストを書きましょう。
そうすれば、「人生で大切にしたいこと」だけでリストを埋められるでしょう。

3.「社会参加」の意識を持つ


社会参加というと、ボランティアや地域行事などを思い浮かべられるかもしれません。しかし、本書で意味する「社会参加」とは、「責任をもち、主体的に選択や行動をして生きる」ということだそうです。

このことに関して、より具体的に著者は次のように述べています。

「責任をもつ」とは、自らではなく、社会に対して責任をもつという意味です。
進路や結婚など、個人的な決定においてだけのことではありません。
買い物からSNSでの発言にいたるまで、日常のあらゆる行動において自分の立ち位置を俯瞰し、その選択や決断のすべてが社会に影響を及ぼす(かもしれない)という責任を感じて行動するのです。

いま世の中ではたくさんの社会問題がありますが、私たちはそれらの問題を自分とは関係のないこととして扱いがちなところがあります。しかし、著者は世界で起きている現象はいつも自分と関わっていて、あなたも世界と繋がっているのだ、と断言しています。なぜなら、すべての結果には原因があり、あなたの些細な行動も、何かの結果のひとつになりえるからだそうです。したがって、あらゆる選択や行動に責任をもち、とことん考え、決断してきましょう、と著者は主張しています。


以上、自分軸をもつための感性を磨く習慣について3点ご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

私たちは自分で決めているようで、実は無意識のうちに周りや社会の影響で決断をしてまっているというところは意外と見逃されがちです。

しかし、日頃から本書で紹介されているような習慣を実践することができれば、どんな世の中においても、常に自分らしく生きていけるのかもしれませんね。


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