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判断基準は「持続可能かどうか」(前編)

こんにちは^^
ほりちゃん(堀友美)です☆

今回、爪切り屋さんの事業を進めていく中で、私の譲れない「軸」についてお話しできたらと思っています。

ちょっと長くなりそうなので、前編と後編に分けました^^
2部構成ですが最後まで読んでいただき、そしてみなさんに少しでも私の活動を理解してもらえると嬉しいです\( ˆoˆ )/


○爪切り屋さんの「軸」

私は、2023年8月より別府温泉×フットケア事業【爪切り屋さん-人生最期まで歩き続ける足作り-】をスタートしました。
結論から言うと、私の「軸」としてあるものは、「持続可能かどうか」です。

実は今だから言えるのですが…

(フットケアで)独立しよう!っと思ったきっかけは「自分だけ稼げればいいや」だったんです。

高齢者の足の爪を切ってお金をいただいて、それで私は生活する。

そんな風に考えながらフットケアを学ぶために、当時住んでいた福岡から東京に拠点を移しました。

○3人の看護師との出会い

フットケアの勉強する中で、3人の看護師に出会いました。フットケア関係なく、それぞれの分野で活躍する看護師です。

そしてその看護師が口を揃えて「社会貢献」という言葉を使うのです。


その社会貢献の内容は、
・各自の現場での実践を学会で発表して共有する
・オンラインでセミナーを開催して情報提供する
・本の執筆をして次世代に形として残す    など

私はその頃、「なぜそんな面倒くさい事をやってるんだろう」って思っていました。

自分だけ良ければいいじゃん、って。


○あなたはフットケアをしない方がマシだ

ある日、その看護師の1人に「私はフットケアをやりたいです」って言ったことがありました。

その時に返ってきた言葉に衝撃を受けました。


『あなたがフットケアをして、そこでフットケアが成立していたとする。
例えば、あなたがそのフットケアをしている会社を辞めた瞬間から、そこでフットケアが出来なくなる状態になるのであれば、あなたは最初からフットケアをしないほうがマシだ。』

って言われたんです。

正直、全然意味がわかりませんでした。何言ってんだ?って。

だって、私がフットケアをする人として働いていたら、その時に足の爪で困っている人は助かるじゃないか!
足の爪切りや、魚の目のケアをする事で喜ぶ人がいるじゃないか!と。

そんな風に思いました。

そして、その後に言われたことは、
『その時に喜ぶ人が居たとしても、そこにフットケアの活動自体が組織や社会の中で浸透せず、「私が辞めたからフットケアの活動ができなくなりました。」ではそれは世に残らないからダメだ』と。

最初は言っている意味がわからなかったのですが、その看護師とよく話すようになって、だんだんその意味がわかってきました。

「私がいなくてもそこにフットケアという活動が残らないといけないな」って感じたわけです。

かの有名なフローレンス・ナイチンゲールは次のように述べています。

どんなに良い看護を充分に行ったとしても、ひとつのこと-つまり小管理-が欠けていれば、言い換えれば「あなたがそこにいるとき自分がすることを、あなたがそこにいないときにも行われるように対処する方法」を知らないならば、その結果は、全てが台無しになったり、まるで逆効果になってしてしまうであろう。

フローレンス・ナイチンゲール著書「看護覚え書ー看護であること、看護でないことー(改訳第7版)」
現代社


○「社会貢献」に興味を持ち始める

「私が一人でフットケアをしていくのは、難しくなってきたぞ!」っていうことで、仲間と一緒に創り上げていきたいな、と思い始めるのです。

つまり「自分だけ稼げればいいや」の思考はそこで変わっていきました。

志の高い看護師と常日頃から会話を積み重ねることで、だんだん「社会貢献していきたいな」とか「私の活動が何か社会に役立てれないだろうか」って思い始めました。


「フットケアやります!」と言って立ち上げたはいいけど、しばらくして「やっぱ辞めます!」なんて事をしてしまったら、課題は全く解決できないし、むしろ路頭に迷う人たちが増え、逆効果になってしまう可能性があることを理解しました。

そこから「フットケアが根付いていく事」を軸に考えるようになりました。


○イノベーションの先の叶えたい未来

徐々に、社会課題に視点が向くようになり、その社会課題を解決して尚且つしっかり利益を上げていくため(営利団体になる)には、どうしたらよいのかを考えるようになりました。

「ソーシャルイノベーション」
この言葉を意識するようになったのも、その頃からです。

そんな、私が2024年4月現在で考えていること、叶えたい未来については、後編でお伝えできればと思います。


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著者:堀友美の紹介

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