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想像を超える【想像の世界】

最近Sio続きの記事が続いてしまいsioで働かれている皆様へは恐縮の思いでいっぱいです。

でも書きたいことがここにはあり、伝え広めたい感性がここには存在しているから【書きたくなる】ことは必然なのかもしれません。


【想像の世界線のまま】という斬新さ

以前鳥羽シェフが下記の記事を投稿してくれていました。

架空のホテルをコンセプトにした新しいレストラン【Hotel’s】

新しい飲食店を展開するにあたり、多くの経営者の方が1番気にする点は【各店舗の世界線】と【収益の実現化】だと思います。

もちろんsio株式会社も収益の仕組み作りは真剣だとは思いますが、それよりも頭に直接流れ込んでくる【自由な遊び】のマインド。

この会社がもっとも強いのはこの【遊び】なのだと思わされました。

飲食店作りは経営者(オーナーシェフ)の夢の実現です。
こんな店にしたいな。こんな料理を出したいな。
という【想像の世界】を店舗デザインに落とし込み、実際に現実にする作業。

飲食店作りは【想像】からいつのまにか【現実】になるのが世の常です。

【なる】と言うよりは経営者が【具現化してしまう】という表現が1番しっくりくるかと思いますが、

Hotel’sは想像の世界線を想像のまま箱(ここで言うキッチンや客席)だけ具現化したうえで展開していくという、なんとも不思議な飲食店です。

働いているスタッフも本物の人間。
食べる料理にも当たり前に食感や味がある。

でも身を置いている空間は【本来どこにもない世界】である状況は、ディズニーランドやUSJのようなテーマパークに1番近いです。

ディズニーランドやUSJの中にあるレストランが実際に皆さんの街中にあったらどうでしょか?

違和感だらけだと思います。

それはテーマパークの世界線と現実の世界線がしっかりと私たちの中で分かれていて、意識的に別次元上のレストランが実際に自分の生活圏内に入ってくることで起きる違和感だと思います。

隣の家にミッキーが住んでいたら変だと思うのと同じだと思います。

あの大手二大テーマパークでも実生活上に空想の世界を持ち込むことは容易ではなく(そもそもその必要性を考えていない可能性はあるけど)、

その視点のみでいうと、客を自分の世界(テーマパーク)に引き摺り込んだ方が、早く自分が望む形の実現が可能だと思っています。

想像の世界というものは【イメージ】と【空想の現実性】の二つがちょうどいいバランスで成り立たないと現実には存在できないということです。

今回のHotel’sは【どこにも存在しないホテル】のレストランがテーマなのがポイントで、新しいテーマパークの可能性にさりげなく触れている気がします。

それでも現場に立たないという
【難易度】


上に書いたように【想像の世界を想像の世界のまま】実現させることは本当に容易ではありません。

働いている方々の意識は【想像の中】であっても、来店するお客さんからすると【新しいレストラン】にしか見えないからです。

店に入る瞬間にファンタジーさながらのモクモクがあるわけでも、次元が歪んで体が溶ける感覚といったSFチックな感覚もそこには存在せずに、ただそこには扉があるだけだからです。

そんな状況で1番【想像の世界線】を伝えることができるのは発案者のみだし、お客側もその人に説明してもらうことが1番早く優しく嬉しく【洗脳】にかかる方法の一つだからです。

でもそんな中、【現場に入らない】と言う手段はもはや【凄い!!】の一言では片付けられません。

それはそこで働いているスタッフの方々の教育という一般論では片付けられないレベルの仕組みで、

トレーナーとトレーニーという関係では絶対に成り立たない領域だからです。

きっとそこに選ばれたスタッフの人たちは、自発的にHotel’sを体現するためにオーナーの意向をほぼパーフェクトになぞることのできる人たちなんだと思います。

多くの人たちはHotel’sの料理や値段にばかり気がいくとおもいます。

でもきっと何よりも大切なのは【伝える技術や伝える正確さ】と【想像を想像のまま補完し次に進む】という事だと今回の記事を見て感じました。

収益化や規模拡大は方程式を作ってしまえはあとは簡単です。

なぜそうなるのかを解明する一次方程式のようなもののみ必要だからだと思います。(失礼かとは思いますが。)

しかしヒトを巻き込むとなると話はその限りではありません。

どうしてそうしたいのか、どんなふうになりたいのかと言った自己実現をみんなが協力して行う。

働くスタッフの方々それぞれに自己実現がある中でも、【創る】を通じての二重収束的な自己実現はある種教育の鏡のような気がします。

長々と失礼しましたが、

結局【行ってみたい】ということです。
大阪に【Hostel’s】みたいな形で派生系ができないかな。

ロゴなどは無断で使わせていただきました。
すみません。


働きたい飲食店を目指して目標に進んでいます。