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【食】イギリスのお豆腐。そして意外な“Soy(大豆)”のイメージ。

みなさんこんにちは。
生まれも育ちも日本の私にとって、お豆腐は世界のどこに住んでいても必要な食材の一つ。ロンドンの我が家でももちろん常備していますし、実は自分で作り方を学びに行ったこともあるくらいです。

手作り豆腐

今回は私がロンドンで買っているお豆腐や豆腐料理。そして日本人にはちょっと衝撃的かもしれないロンドンで感じた “Soy(大豆)” へのイメージについてのお話です。

ロンドンで豆腐を買う

まずロンドンでお豆腐を手に入れるのはとっても簡単。特にFarm tofuと言われる木綿豆腐のようなお豆腐は近所のスーパーレベル (TescoやM&S)でも売っています。
Silken tofu やsoft tofu と言われる絹豆腐も少しクオリティの高いスーパーであれば取り扱っかってることがほとんど。確実に手に入るのは日系、アジア系のスーパーといった感じです。

ここで私が豆腐を選ぶ時のポイントにしているのが原材料。イギリスに輸入されている大豆は遺伝子組み換えのことが多いので、”Organic” の表示があるもの、そして材料がWater(水)、Soy(大豆)、 Nigari(にがり)となっているものを選びます。

材料: 水、有機大豆、にがり

私が買っているのはこの豆腐!

まず木綿豆腐系で私が一番よく買うのはロンドンで作られているという”Fresh Tofu Organic”。ちゃんと大豆の香りがします。食材のセレクトショップのようなスーパーや、Wholefoodsに売っていますよ。
そして次に購入率が高いのは近所のスーパー、M&SブランドのPlant Kitchenシリーズで売られている ”Organic Super Firm Tofu”。
どちらも一般的な日本の木綿豆腐に比べると硬く、弾力があるので煮込んだり焼いたりするのに重宝します。

ちなみにこれらのFarm tofuで私がよく作るのはオーブン焼き。醤油やスパイスなどで豆腐に下味を付けて、オイルをまとわせ、片栗粉をまぶしてオーブンで焼くと外はカリッカリ、中はホワホワの食感になるのです。

オーブン焼き豆腐をカレーと共に

絹豆腐系でよく買うのはClear SpringのOrganic Tofu (Silken & Smooth)。これはとってもなめらかで、そのまま冷やして冷奴などにしても美味しく食べられます。野菜と一緒にサラダとして食べるのも人気のよう。

常温長期保存が可能な絹豆腐

私はもちろんお料理にも使いますが、ちょっと変わった使い方として、朝のプロテイン摂取の為にフローズンフルーツなどと一緒にミキサーにかけて豆腐シェイクを作ったりもします。
「えっ?シェイク…」と思うかもしれませんが、やってみて下さい!意外と違和感なく食べられます。

Soy(大豆)のイメージ…料理学校でのルールに「Soy(大豆)の使用禁止」の文字

さて、ロンドンでこれだけ出回っている豆腐。となると一般的にかなり受け入れられているように感じますが、実はネガティブイメージも根強く残っています。
ロンドンに住み始めて薄々感じてはいたものの、確信したのは栄養学とヴィーガン料理を学んだカレッジでの授業。テキストに学校のキッチンでは使用しない食材が書いているページがあったのですが、そこに “Soy(大豆)” も堂々と名を連ねていたのです。

Photo by Thomas Kinto on Unsplash

これは前述した通りイギリスへ輸入されているほとんどの大豆がオーガニックでないことや、大豆製品がプロセスフードとして認識されていることが理由であったものの、私にとっては少々ショックでした。
自分でレシピを作る宿題でも、もちろん大豆製品の使用は禁止。豆腐も醤油も使えず、いつも和食以外でレシピを組み立てており、ある意味勉強になりました。苦笑。

まとめ

今回はイギリス、特にロンドンでのお豆腐事情について書いてみました。いかがでしたか? 
昔とは違って海外でも美味しいお豆腐が手に入ることには感謝しかありませんが、やはり現地での取り扱われ方や食べ方は日本のそれとは違って面白いなと思います。
今度帰国したら是非ともお豆腐屋さんの本格的なお豆腐を食べたいな♡
最後までお読み頂きありがとうございました。

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