見出し画像

抽象化力 

自分にたいていないな、言語化できていないなという自戒を込めて、たぶん大切な力だと思うので、どうやったら身につくかを考えてみます。

ひとつ前のエントリーで、たまたまPTA関係の事象があったので、そのことで感じたことをそのまま、文章にしてみましたが、まぁ自分以外にはあまり役に立たないなと気になりだし、何が足りないのかと考えてみると、その事象から普遍的な学びを書いていないことだと思いました。

あることをみて、そこからの気づきや学びを、直接的なことでなく、自分の中で咀嚼し、その奥にあること、なぜそうなるか、そのことでどういうメリットやデメリットがあるのかを思考することが、大切だと考えました。

自分の中では、考えていないわけではないですが、文章にして自分以外の他者へ伝えるとなると、きちんと言語化する癖をつけるべきだと。

抽象化力をつけるために考えられるトレーニング(思いつくままに)


伝える相手をイメージして言語化

言語化することは大切ですよね。自分の中に一度落とし込んで、それから自分の言葉で吐き出す作業は重要です。
それは自分の感情も含め、自分の精神状態など、自分自身を客観視することで自分自身を認知する、いわゆる自己認知にもなります。

また、目の前に起こった事象に対するファクト、付随する周囲の反応や自分自身の対応などを自分なりに整理し、言葉にする訓練は大切だと考えます。日記も有効だろうし、noteのような他者を想定した文章化も有効ですよね。

Why、What、How などを常にかんがえ、自分なりの答をあぶりだす訓練は、数をこなしていくことで、感度も切れ味もついてくるものだと思います。

また、大切なポイントだと思うのは、不特定多数のだれか(つまり誰でもない)に伝えるのでなく、この人に届ける、説明する、つもりで対象を想定するといいと思う。
ただ、私の場合、書いていると、そこが抜け落ちるのが悪い癖。当たり障りのない、刺さらない文章になっています。

今回は、少し年下の同僚に伝えるつもりで書いています。

読書

書くことはイコール、考えること。そう聞いたことがあります。確かにその通りだと思います。

抽象化する力をつけるにも、言語化能力を高めるためにも、インプットとしての読書は必要です。漫画でもSNSのタイムラインの短い文章でもいいので、ある人がアウトプットしたものを受け取ることは、その人の思考に触れることであるし、深いものであれば、作者の脳みそに飛び込むようなものもあります。

できれば、体系的に書かれた文章類と物語、ビジネス系のノウハウ本と乱読、多読がいいと思いますが、限られた可処分時間の中で、古典といわれるものや、ある分野の教科書的な書物は、一応目を通しておくことは大切です。

できれば、読んだことをサマリーとしてまとめ、自分の言葉で言語化することまでセットになると、ベストです。

対話・ダイアローグ

抽象化する力をつけるといっても、一朝一夕にいくわけでなく、筋トレと同じように、ダイエットと同じように、日々の積み重ねです。
読んで、書いて、ときたら、やっぱり話すことも大切です。

アウトプットという意味では、書くことで思考する力をつけるので、他者と話す、自分の考えをまとめて伝わるように話す訓練は必要だと思います。これ練習で、場数を踏むことが大切です。

できれば、相手を立てて、子供にもわかるように伝える技術とメンター的な先輩に伝えることと、両方できると理想です。

話すことは、ただ単に事実を積む重ねることもありますが、直接的な反応があるということで、よりライブ感をもって、アドリブで考えてアウトプットする、瞬発力と相手を観察する力がつきます。

伝え方も、笑いをいれたり、話し方の強弱などのテクニックもありますが、まずは、物事をみてその奥にあるなにか普遍的なこと、他との違いや類似点をみてとり、つなげたり、分類したりと何気ない会話が、意識することによって学びにつなげられたら最高ですよね。

木も見て、森も見る

ここまで書いてみると、読む(reading)、書く(writing)、話す(speaking)となんか英語の勉強みたいになりました(笑)。

なんとなく過ごす日々の中に、こういう単純な行動を意識していくことで、抽象化する力、論理力、アナロジー思考的なことなど、身についていくと思います。それぞれの力のつけ方は、専門の方がたくさんいるので、そちらにゆずるとして、最後に木も見て、森も見る。

一つ一つのファクトを細かく見て、分析することも大切ですが、抽象化力を統合し、全体・背景、そしてこの後どうなるか仮説を立てるなどの姿勢も大切です。

ミクロで見るときと、マクロで見ることを切り替える。虫の目・鳥の目というところです。カメラで寄って撮るときと、引いて広角で撮るときにも例えられるかもしれません。

俯瞰で見るときは、空間的な中での比較(他地域との比較)や時間軸での比較(歴史的な視点)もあるでしょう。

日々、積み重ねで、読み・書き・話して、いきましょう。

やんばる時節

お天気はいまいちです。きょうは那覇での会議が早くおわり、カフェに駆け込んで書いています。
下の写真は、今帰仁村のまんてんという店のヨモギそば。そばといっても沖縄そばです。手打ちの麺でうまいです。ほぼ地元客しかいませんので沖縄リピーターの方にはおすすめです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?