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シャマランを歩いた。

M・ナイト・シャマラン監督の「オールド」に足音やらせてもらった時の歩記。注:ネタバレありなので、まだご覧になってない方は観てからまた来てくださいまし。

音遊びのキャンバス

としてはとても楽しい作品でした!洞窟あり、水あり、グロ系ありで。作るのが楽しい音が盛りだくさん。

砂の足音がヘタ

なので(←「砂の惑星」やっといて今さらだけど、、)、ちょっと苦手意識あったけど、濡れた砂を裸足で歩く音は好きなのです。どこまでも乾ききったデューンと違ってこちらは湿った砂がメイン。例の「砂」巨編に関してはこちら↓どうぞ。こちらは続編書く予定。

ぐちゃ音のビデオどうぞ。

YOUTUBEチャンネルでは、普段のレコーディングの様子をありのままに覗いていただけます。

潮騒が常にバックに

ある浜辺のシーンの場合、これが色々な音を淘汰してしまうんですね。この作品はずーっと浜辺、ずーっと潮騒。手前の音を浮き彫りにするために努力。波打ち際、乾いたトコ、洞窟の中、でちゃんと砂の状態は変えてるんです、ビミョーだけど。お弁当とか、ナイフとか、本とか、時々出てくる波長の違うアイテムも潮騒との掛け合いを考えて乗せていくわけです。音の半分がかき消されますから。

ネタバレ!

瞬く間に歳をとってしまう不思議な砂浜。一つは砂浜で道具も無しに手術を余儀無くされる恐ろしいシーン、もう一つは洞窟内でバキバキと骨が折れるこれまたグログロの音を、メロンと生の丸ごとチキン、パスタでやりました。いつも頼りになる連中。

公開順では

この作品が2021年7月で、「デューン/砂の惑星」(2021年11月)よりも前になりましたが、録音した順ではこちらの方が、実に丸一年くらい後。デューンの時に大量入荷、「これ、どうしよ?」と思っていた砂の山がまだデーンと残っており、この作品で大活躍。流石に米やチアシードはもうありませんでしたが。

ありがとうございました。ボナペティ。😄 



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