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海外学振だけでスイスでポスドクはできるのか?
「ポスドクで海外へ行って修行したい!」というのはよく聞く話で、実際私もそのように考えて(短期ですが)スイスのETH Zurichに滞在して研究をしています。
日本で博士号を取ってからすぐに海外へ行ってポスドクをしようとする人にとって、最も有力な手段は海外学振だと思います。私自身D2の冬あたりからETHへ行くことを考えていたので、海外学振へ出すことを考えていました。
今回の記事は、「日本の学術機関の
チューリッヒ生活の金銭事情
気がついたら前回の更新から2か月も経ってしまいました。時の流れはあっという間です。11月に始まったスイス生活ももう折り返し地点を過ぎてしまいました。
スイスは物価がとても高いことで知られています。それと同時に収入が高いことでも有名です。私個人の経験や周囲の人の話に基づいて、チューリッヒ生活における金銭事情をまとめてみました。
生活費の高い都市ランキング1位2023年版のエコノミストでのランキング
スイス留学での言語事情
あけましておめでとうございます。新年早々、日本からの悲しいニュースに胸を痛めておりますが、ぶれずに情報発信を続けていきたいと思います。
今回は、留学に際して考えないわけにはいかない言語のことについてお話ししていきます。
留学先の公用語を話せる必要があるか?スイスの公用語は地域によって異なる
ヨーロッパの国で英語が公用語である国はイギリスとアイルランド、マルタのみです。ドイツではドイツ語、イタ
スイス生活立ち上げ③(日本から送った荷物の受け取り)
こんにちは。11月末に数日間雪がどっと振りましたが、12月に入ってからまた気温が上がって雨続きになり、雪はすっかり溶けました。雪が降り出した時は「これがスイスの冬か…これから3か月くらいはずっと雪に囲まれて生活するのか…」と少し落ち込みましたが、全然そんなことはなかったです。ちなみにチューリッヒでこんなに雪が降るのはあっても年に2,3回くらいで、冬でも雪が積もることはめったにないそうです。
さて
スイス生活立ち上げ②(役所手続きなど)
スイス入国から1週間で住む場所と住所を確保できたので、心置きなく役所手続きなどを始めることができました。
まず初めにやるべきことそれは「家のポストに自分の名前を載せる」です。
役所なりなんなりあらゆる手続きは郵便ベースで行われます。いくら住所を役所に届け出ていても、郵便配達の人が郵便物を届けに来た際に宛名がポストにないと「住所が間違っているかもしれない」と判断されて届かない可能性があります。郵便
スイス生活立ち上げ①(入国と家探し)
2023年11月から半年間、ETH Zurichで研究を行うためにスイスのチューリッヒに住むことになりました。備忘録的に、そして今後誰かの役に立つことを願って、生活の立ち上げ過程を書き連ねておきます。
入国まで入国許可証について
後述するように、滞在が3か月以内なら観光と同じ扱いなので入国にビザは不要です。しかし、それ以上の滞在は観光とは別扱いになるので、入国に許可証が必要となります。
入国許