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6月の配信振り返り。

6月、舞台配信で気になる作品は多々ありましたが、集中して観劇する心の余裕がなく…。そんな中で、観ることができた配信について、感じたことを綴ります。

まず驚きで観たのは、ミュージカル『モーツァルト!』の配信。まさかの配信、まさかのアーカイブありで、両ver.観ることにしました。この配信決定には、公演一部中止や観劇自粛で観られなかった人たちへの配慮や、この作品を届けたいという人たちの想いが感じられました。私も、観劇自粛をしたので、今期のM!をこうして見届けられたことは感謝です。

山崎ヴォルフver.は、同時刻で観ることができ、熱い舞台でした。無観客配信は、楽曲の終わりに静寂が挟まって、何とも言えない切なさがあります。しかし、それを熱に変えて、キャスト全体の集中力が映像から伝わりました。個人的に、M!という作品では、アマデの存在が大きくて目を奪われますが、この回の深町ようこアマデが、素晴らしかった!アマデの内側から溢れる純粋さや残酷さが見えました。

翌、古川ヴォルフver.は、アーカイブで観ました。静かなる熱さというか、今まで観た中川ヴォルフとも山崎ヴォルフとも違う古川さんのヴォルフでした。(言葉にできないこの感じが…)同じキャラクターでも演じる方々によって、そういう解釈もあるのかと感じ、これが観劇の楽しみだとしみじみ思います。古川ヴォルフだと、パパに対して、誰よりもそのままの息子を受け入れてあげてほしい、と言わずにはいられませんでした。

M!は好きな作品ですが、観るだけでも相当のエネルギーが必要で、両ver.1回しか観ることができませんでした。今度こそは、また劇場で味わいたい作品です!

この他、海宝直人さん中心に、シアノタイプと森亮平さんとのコンサートを観ました。シアノは、今年初の配信とあって、最初に小山さんから「あけましておめでとうございます」のご挨拶が。(笑)3人揃った様子が嬉しかったです。また、新しいアルバムを制作中とのお知らせも!大人なシアノになるそうで、どんなアルバムの世界観になるのか楽しみ。さらに、森さんとのコンサート。こちらは、回を重ねるごとに本当に素敵で、この構成でいつか生歌生音で観たい想いが募ります。海宝さんの選曲、そして森さんのアレンジが理屈抜きにただただ好きです。こちらは、アーカイブ無しでしたので、全身全霊で観ましたが、今でも思い出される3大インパクトは、♪ひとりハクナマタタ、♪So Close、♪もっと高く。また、やっと聴けた♪Why God Whyは、すでにクリスとして存在している姿に、来年こそは観られますようにと願うばかりでした。

自宅に居ながらにして、安心してミュージカルやコンサートを観られる、応援している人の話しを聞ける、元気な姿を見られる、とても有難いことです。それでもなお、早く現場で観たい!という気持ちは強くなる。現実を見れば、困難は多くありますが、まずは、先の予定である『王家の紋章』が無事開幕し観劇できる日を楽しみにしています。

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