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ニンフで誘う!ベタ底の低活性イワナ攻略

#65|フライフィッシング/FlyFishing 
2024年5月4日(土)/新潟県上越地方/午前9時00分~午後2時30分/水温8~10.5℃/気温21℃前後

目に優しい鮮やかな新緑

先週の初釣行から1週間が経ち、上越後の渓流は水量が少し落ち着いた感じ。GW終盤、春うららの渓でイワナの活性調査をしてみた。

先週より水量はダウン

ドライフライ一辺倒の小生であるが、あまりの低活性に鼻を折られ、挙句の果てにニンフフィッシングに手を染めてみた。というものの、川底にべったりと張り付いて、ドライフライを無視するイケズなイワナがいるわけ。

所々に散見する雪塊

そりゃそうだよね。まだこんなに雪の塊があちらこちらに見られるのだから、水温も低く魚の活性はいまひとつ。ドライフライに反応を示す魚もいなくはないけれど、まだ表層を流れるエサのハンティングには不慣れなよう。こうなれば致しかたなし。フライを沈めて様子をみるほかないのである。

イワナが反応を示したニンフ

少々深みのある瀬の肩の底。じっと定位するイワナが目に付いた。もちろんドライフライに反応はなし。いつもなら素通りして次のポイントを目指すところであるが、一か八かのニンフで狙い撃ちしてみた。

フライボックスの片隅で、肩身狭そうに出番待ちしていたビーズドヘッドニンフをチョイス。フライの沈下スピードを考慮して少々上流にキャストしてみる……じっと定位していたイワナがぐらっと左右に大きく動いてフライに反応した。一投一撃で口を使わせてみせた。

ただただ美しい

続いてのターゲットは堰堤下の反転流のベタ底。落ち葉が溜まったベッドにじっと定位するイワナ。もちろん表層では反応なし。味をしめたこともあって、ここぞとばかりにニンフを投入。でも、なかなか思い通りに流れに乗ってくれない。ドライフライと同じく、水中でもラインが流れに引っ張られ、不自然なドリフトに。それでも何度か流し直すと、定位していたイワナがフライに反応し、大きく揺らめいた。

サイズはさておき、水中で魚を掛ける愉しさと難しさを同時に垣間見た。ネチネチと目に留まった1尾と知恵比べするのも、思いのほか愉しいもの。ドライフライとはまた違った釣味のとりこになりそうだ。

ニシキゴロモ

サイトフィッシングの沈める釣りを、これから迎える盛期の釣行にどう組み込んでいくか、チャレンジの結果はnoteで!乞うご期待。


FF.BUM(エフエフドットバム)
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Profile
1979年生まれ。2007年に新潟県上越地方に移住。自由と孤独を愛する西洋式毛鉤(フライフィッシング)釣師。いかにして豊かな人生を歩むか、模索の日々を邁進中。
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