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リモートワークを楽しむための自作キーボード選び

仕事形態がリモートに移行してから1年経ちました。

最初は慣れなかった Zoom での会議も当たり前にこなすようになり、余裕が出てきたところで仕事環境を良くしようと、イヤホン、マウス、椅子あたりをいい感じのものに買い換えてきました。

ところが、キーボードだけはずっと Mac の Magic Keyboard を使い続けてきました。薄型だし余計に場所を取ることもなくて特に不満はありません。時折、長時間タイピングしていると左手の手首がつらくなってしまう……というぐらい。

そんな時、悩みを解消してくれる分割キーボード、というか自作キーボードに出会ったので、その経緯を書いてみます。

同じようなことで悩んでいる方の助けになれば幸いです。

分割キーボードの存在を知る

2月ごろにこの記事を読んだことが、キーボードを買い換えるきっかけとなりました。

自分は昔 Happy Hacking Keyboard を使っていたことがあり、愛用キーボードといえばそういうものだろうと思っていました。が、この記事で目を引いたのは「キーボードは『割れている』派」。分割キーボードが結構な種類あることを知りました。

上の記事で特に良さそうだと思ったキーボードは、Moonlander、ErgoDox EZ、Claw44でした。これらのキーボードは、親指にスペース以外の役割も持たせることで手の動きを減らせそうなことと、チルトすることで手首にやさしい形をとれそうに思いました。

普段 Magic Keyboard で感じている左手の手首のつらさを、分割キーボードにすることで解消したい。購入に向けて調べてみることにしました。

自作キーボードとパーセンテージ

調べ始めてすぐに MoonlanderErgoDox EZ は海外購入する必要があることが分かりました。また Claw44 は国内で販売されているが、自作キーボード(はんだ付けや組み立てを自分で行う必要があるキーボード)であることも分かりました。

また、遊舎工房のキーボードたちを眺めていて、パーセンテージが重要ということも分かってきました。フルキー(104個)に対して、何%のキーが存在すれば十分かということです。

・Apple Magic Keyboard:78キー(75%)
・ErgoDox EZ:76キー(73%)
・Happy Hacking Keyboard Lite 2:65キー(62.5%)
・Claw44:44キー(42.3%)

キー数が少なくなると、矢印キーやファンクションキーが視界から消えます。レイヤーという仕組みを使えば、少ないキー数でも矢印キーを使うことが出来るのですが、あまりに少ないと仕事に支障をきたしそうです。

ひとまず、仕事上でどのキーをよく使うのかを頭に入れた上で、遊舎工房へ向かい実際のキーボードたちを触ってみることにしました。

遊舎工房でいろいろ触ってみる

店舗では、扱っているキーボードを実際に触れるようになっています。

キーボードを目の当たりにして1点気づいたのは、キー数が多いキーボードは奥行きを取ってしまうことでした。自分の机は Apple Magic Keyboard を置いて少し余裕が出る程度のスペースしかなく、出来ればそこに収まるような分割キーボードを探しました。

自分の目的に合ったキーボードを選ぶ

特に良さそうに思えたのは Choco60 と Claw44 でした。

Choco60 は Happy Hacking Keyboard と変わらないキー配列で分割キーボードを実現しているコンパクトなキーボード、Claw44 は置いた手に自然に馴染むキー配置で手への負担を減らすことを目的としたキーボードです。

どちらにするかとても悩み、店頭では決められませんでした。まずもってどちらも自作キーボードなのです。はんだ付けなんて子供の時以来やってないので、うまく出来るか不安もありました。

Claw44を選んだ理由

ひと晩悩んだ上で、Claw44 を買って作ってみることにしました。

当初の目的である「手首のつらさを解消したい」に合致しそうなこと、加えて、どうせ自作キーボードを組むのであれば、経験したことのないキー数とキー配列を試したい気持ちがありました。

あともう1つ、実はこれが一番の理由ではないかといっても過言ではないのですが、展示キーボードがつけていた3Dキーキャップがかなりカッコよかったのです。

↑リンク先に飛ぶと3Dキーキャップのカッコよさが見れます。

自分は手が小さいほうなので、3Dキーキャップでより指に馴染んだ形にキーが並んでくれたほうが打ちやすいのではないか、と思ったのもありました。

まさか分割キーボードを探して、自作キーボードに辿り着くなんて自分でも予想もしてませんでした。はんだ付けがうまく出来るか分かりませんが、とにかくやってみます。

まとめ

・今までのキーボードに不満はなかったが、手首がつらいことがあった
・分割キーボードがあることを知り、課題の解消になると感じた
・分割キーボードはたくさん自作されていて、遊舎工房で探すことが出来る
・実際のキーボードに触り、手の負担が軽そうな Claw44 を選んだ

次の記事では Claw44 を購入して、組み立てて、使ってみます!