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「すべき」から「ありたい」へ 24歳優等生女子の生き方転換話【POSIWILL CAREER体験談】

「○○すべき」「○○した方がいい」
私は、いつも自分にそう言い聞かせて、行動してきた。
それが当たり前で、何も文句なんてなかった。そうするのが当たり前だと思っていた。

いわゆる優等生として育った私は、高い偏差値が設定された高校・大学を卒業し、いわゆる「就職偏差値」が高い企業に就職した。
自分の経歴に自信を持っていたし、周囲からは「良い学歴、良いキャリアだね」と言われるようになった。

それでよかった「はずだった」
社会人2年目に差し掛かる中、ふとそれが揺らいだ。

仕事に大きな不満はなかった。穏やかな人間関係とやりがいのある仕事内容、同年代と比較して高い給与。

ただ、人生、これで終わってしまうのかと感じた。
平日はみっちり働き、束の間の土日休みを謳歌する日々。
より広い世界を知らぬまま、人生を終えてしまってよいのかと疑問が湧いた。本当にやりたいことは別にあるのではないか?とモヤモヤした。

「何のために仕事をしているのだろう」
「そもそも、何のために生きているのだろう」
「私は、世間から良しとされる『優等生』の道を歩んでいるだけなのではないか、そこに私の意志はあるのか」
「もっと他の生き方があるのではないか」


自分の「これから」について、家族でも友人でもない第三者に相談したいと考え、「POSIWILL CAREER(以下ポジキャリ」)」に申し込んだ。

たった1か月のコーチング期間だった。
仕事のトラブルもあって心に余裕がなくなり、満足に課題をこなすことすら難しかった。
それでも、今後の人生が大きく変わるほどの学びを得た。

以下は、私の「ポジキャリ」の体験談である。



「優等生」の自分へのモヤモヤ

◇私の経歴
【年齢】24歳(新卒2年目)
【学歴】県立トップ高校卒業 旧帝大卒業
【経歴】新卒で経営コンサルティング企業に入社
【職種】経営コンサルタント(現在の案件:顧客の事業戦略立案)

この経歴を示すと、大体の人は「良い学校を卒業して、良い企業に入って、良い生活ができているんだね」と言ってくれる。
それは嬉しいし、自分の努力で手に入れたという自負もあった。

ただ、2022年2月、心の中ではモヤモヤを抱えていた。
仕事にやりがいは感じるが、就職活動でも「優等生」を演じたに過ぎないのではないか。本心からやりたいことなのか。
狭い価値観の中、今の仕事・生活を選んだのではないか。もっと他に選択肢があったのではないか。


ただ、どのように生きれば、自分が満足するか分からなかった。
家族や親しい友人にも話せなかった。「このままで十分じゃん」と言われそうだったから。

そして、薄々と勘づいていた「偏差値主義」の崩壊。
偏差値が高い学校を卒業し、有名な企業に就職したからといって、このVUCAと呼ばれる時代。安泰な人生を歩めるわけではない。
「偏差値」にしがみついてきた私は、自分に誇れるものは本当にあるのか、「偏差値」を抜きにしたやりたいことは何か、判断がつかなくなっていた。

悩んでいるのなら、とにかく何か自己研鑽をしようと調べた中、「ポジキャリ」を知った。

転職エージェントとは異なり、「転職」に囚われず、
キャリアの相談や、キャリアプランの設計が可能だという。
職業を変えることまで考えていなかった私は、「良いサービスだな」と感じた。

無料カウンセリングが可能だというので、早速申し込んでみた。

無料カウンセリングの担当者(カウンセラー)は、津田彩花さん。
的確な質問を投げ変えられ、私が抱いているモヤモヤが引き出されていく。

カウンセリング中、津田さんが仰った言葉が心に引っかかった。
「りんごさんは、外的キャリアは立派でも、内的キャリアには迷いがあるんですね」

キャリアの2つの側面

キャリアには「外的キャリア」と「内的キャリア」という考え方があります。外的キャリアとは、職業、地位、資格、年収など、外から見たキャリアのことです。

内的キャリアとは働きがいや生きがい、働くこと、生きることに関する価値観のことです。

内的キャリアはその仕事に満足しているか、やりがいがあるか、など本人にしかわからない基準で判断されます。

やりがいや満足は外的キャリアだけでは得られません

外的キャリアの成功と本人の満足度は必ずしも一致しないという調査結果があります。

人がうらやむキャリアを歩んでいても、本人がまったく幸せでないということもあり得るのです。

個人差はありますが、外的キャリアよりも、内的キャリアのほうが本人の満足度への影響が大きいと言われています。外的キャリアを追い求めるだけでなく、内的キャリアを充実させることが幸せなキャリアにつながるようです。

https://immersion.co.jp/databox/data.php/col20161212/code

「内的キャリア」という言葉を初めて知った。
「ポジキャリ」を受けて、内的キャリアで実現したい姿を見つけられれば、人生の羅針盤ができるかもしれない。

ただ、新卒1年目で貯金も少ないことや、目下に迫った歯列矯正の支払いのこともあり、その時点では「ポジキャリ」を始めなかった。

約半年後。2022年10月。
仕事が一段落したこともあり、「今後どうしていきたいか」を考える時間も増えたため、津田さんに再度相談させていただき、最終的にポジキャリに申し込むことに決めた。

「ポジキャリ」受講の目的は以下の3つであった。
①自分が「ありたい姿」を考える
②①を基に、「今後のキャリアプラン」を決定する
③「キャリアプラン」の実現のため、目下のアクションを決定する

初回面談日は11月14日。申し込んでから初回面談日まで3週間程度あった。
この3週間に、私は多くの「モヤモヤ」を経験することに。

11月頭に、独立して年数億を稼ぐ方のお話を伺ったり、個人的に質問したりする機会を得た。
よい学びの機会であったが、自分に自信がなくなってしまった。
独立して「自分にしか成しえないこと」を実現し、生き生きと働いている人の話を伺ったことで、自分も高い理想を掲げ、そのための挑戦や努力を怠らないことが求められるのではないか、そして自分は現状に甘んじているダメなやつなのではないか、そう考えてしまった。

そして、職務体制が変わり、仕事において自分の裁量が大きくなったことで、上司から改善のご指摘を頂く機会も増えた。
上司の口調は荒く、主張も強いため、指摘されると私は委縮して何も言えなくなってしまった。
上司と相対することが怖くなり、寝つきが悪くなり、仕事の生産性も下がる。そんな負のループに陥っていた。
仕事で大きな壁にぶつかり、心理的に追い詰められていた。

コーチングを受け、自分に向き合うはずの期間に、自分に向き合う余裕がなかった。けれども、初回面談はすぐそこまで来ている。
大変な1か月になると覚悟を決め、初回面談に臨んだ。

「ありたい」を設定「すべき」

担当トレーナーは、須知翔太さん。
ネガティブ、白黒思考、いわゆる「べき」思考の癖があると言われた。

元々はキャリアプランの相談をしようと考えていたが、須知さんと話し、「自分の心の癖との向き合い方」について考えてからプランを組み立てることにした。

というのも、VUCAと呼ばれる時代、会社にしがみつかず、自分のキャリアを自分で組み立てる「自律的キャリア」という考え方が必要だと思いつつも、キャリアプランを立てる「べき」という考え方が頭から離れない。
自分が幸せだという人生を歩むために、キャリアプランを立て「たい」と思えなくなっていた。
「べき」思考からの脱却により、はじめて良いプランが立てられるように思った。

まずはなぜ「べき」思考になっているか、その原因を過去の出来事から振り返ることとなった。

初回面談を受け、ネガティブで「べき」思考が強いことは他の人とは異なる私自身の心の「癖」であり、癖なら直せるのではないか、むしろより良く活用できるのではないかという希望が湧いたことを覚えている。
これまで自分はそのような性格なんだ、甘んじて受け入れて生きていくしかないと諦めていたが、心の癖の原因を知り、対処法を知ることで、より良く生きられるのではないかと思った。

過去の自分を許すこと、受け入れること

2回目面談の事前課題として、「妨害者」ワークを実施した。
「妨害者」ワークは、書籍『スタンフォード大学の超人気講座 実力を100%発揮する方法』に記載されているワークのこと。自分の心の中にある「妨害者」を見つけ、「妨害者」を弱めることで実力を発揮することを目的としている。

ワークの結果、私は、自責思考が強いことが改めて認識された。
原因を考えると、「過去の自分を許せなかった」ことが大きい。

子どもの頃、周囲とうまくコミュニケーションを取ることができなかった。
それでも人と関わるのが好きだった。

須知さんに、過去の自分を許してみてほしい、受け入れてみてと伝えられた。難しかったが、「コミュニケーションがうまく取れなくて、トラブルもあって、それでも人と関わることをやめなかったからこそ、信頼できる友人やパートナーに恵まれた現在があるよ、あの頃の自分、よく頑張ったね」と口に出すことができた。
ただ言語化しただけなのに、心がふっと軽くなったことを覚えている。

自分を罰することはやめよう。自分がやってきたことの全てが、今の自分に繋がっており、今の良い部分を形成してきたことを忘れずにいよう。
そうするだけで、自分自身を「べき」で縛ってきた私が、ポジティブに近づく一歩を歩めた気がした。

手段が目的化しないために

その後の面談では、「ありたい」自分を考えることとなった。
私の「ありたい」は、「自分が心身ともに「楽しく」あること、周囲にも「楽しく」なってもらうこと」。

自分に厳しく、時には身体の不調にまで心の不調が結びつくほどだった私が、心身共に健やかに、「楽観的に」生きること。
そうした健全な身体状態で、周囲に沢山の喜びや、楽しみを与えることができ、感謝してもらえるような人間になること。

そのためにどんな仕事をするか、どんな人と付き合うか、何を学ぶか、何を楽しむかは自分次第だということ。

「ありたい」が目的。そのための手段はまだ考え中。
かっこよく生きなければと思っていた。けれども、周囲が勝手に作った「かっこいい」価値観に寄せなくていい。私は、私の「幸せ」を追求する。自分の「ありたい」に近づけたらいい。

そうして、少しずつ自分を受け入れることができていた頃、
今までは怖いと思っていた上司とも、気負わず話せるようになってきた。
前向き思考に近づいたことで、必要以上に失敗を恐れず、尻込みせず、
フラットに話せるようになったことが大きい。自身の心の成長が、周囲との関わりを変えることを、身を持って学んだ出来事だった。

今後の展望

今の私に求められることは、ポジキャリで学んだことを、習慣化すること。
ポジキャリを受けただけでは、変わらない。そんなに簡単に、人は変わらない。

私が受けたキャリアデザインプランは、転職を目標にしていないため、「行動」しないことだって可能だ。

自分を受け入れることも、ポジティブ思考も、そんなにすぐには定着しない。20年以上かけて形成された心の癖は、そう簡単に矯正できない。

私自身、ポジウィルを受けた後も、自分と他人を比較して落ち込んだり、「できない」と諦めてしまったりすることもある。
自分に自信が持てなくなって、どうしたらいいか分からなくなることもあった。

そのたびに、信頼できる方の手も借りながら、自分自身に向き合い続けている。理想の自分に向かうために、一歩ずつ行動できるように。

ポジキャリのサービスを活かすも殺すも、自分自身なのだ

あとがき

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
ポジキャリを受け、より良い自分に変わり続けようと思えたこと、本当に大きな学びでした。

最後はポジキャリを検討中の方々に向けて。
どうしても、金銭的に申し込みを躊躇してしまう方も多いと思います。
(私もそうでした)

ポジウィルを自己投資として考えてみてはいかがでしょうか
どうしても目の前の娯楽にお金を使ってしまいたくもなりますし、
そんな大金があるなら貯金をしたいと思う方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、自分の人生をより良くするために、投資してみるのもよいですよ。
収入は後から取り返せますし、投資をしたからこそ、その分回収したいと必死になって自分に向き合えると思います。

トレーナーとして伴走してくださったポジウィル須知さん、本当にありがとうございました。須知さんのお陰で人生が変わったと言えるように、今後も自分と向き合い続けていきます。

また、カウンセリングで対応していただいたポジウィル津田さん、2度も私の話を丁寧に聞いていただき、ポジキャリへの入り口を作ってくださり、本当にありがとうございました。







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