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「母校へ別れ」の記事に感動

2022年3月15日 新聞掲載記事
 風がやわらかくなってきて、春だと感じる。県立高校で卒業式が行われた翌日の2日付本紙「希望胸に母校へ別れ」を拝読した。松山北高の卒業式が取り上げられていた。

卒業生の「同級生」だった佐川睦さんのことが書かれていた。2年生の夏休みに脳出血を発症し、長期入院と後遺症で進級はかなわず、仲間が巣立つ日に合わせて自主退学。

仲間の卒業式に自分の足で歩いて出席したいと、リハビリに励んだとあった。佐川さんの努力に涙した。学校側の柔軟な対応とともに、支援員の方や先生方、友人らの努力とエネルギーを感じた。お母さまの感慨はいかばかりだろう。
 
友人らを見送り「出口までの約20㍍を歩ききった」佐川さん。努力が実り、本当に良かったと思う。新型コロナウイルス禍の中、多くの人が卒業式を迎えた。

思うようにならなかったことも多いと思う。壁にぶつかったときはこの経験を生かして、輝かしい未来へ羽ばたいていってほしい。


卒業生のみなさん 卒業おめでとうございます


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