book-go-around #019 大阪: Nahoko Zaitsu (36歳)
book-go-aroundは本を買ってる人に本を買うことや本をコレクションすることの楽しみを語ってもらうflotsambooksのインタビュー記事です。
今度あなたにもインタビューさせてください。
#019 Osaka:Nahoko Zaitsu (36歳)
小学校3年生くらいの頃に、家族で神戸の異人館に遊びに行ったら地元で写真を撮ってる人が自費出版で本を出してはって。
戦後の異人館ばかりが写ってる、資料に近いものなんですけど、私はそれがどうしても欲しくて欲しくて親に駄々を捏ねて買ってもらいました。
思えばあれが初めて自分でコレクトした本かもですねー。
本屋さんでもネットでも、その時の自分のフィーリングと買えるだけのお金を自分が持ってるかどうか笑
色んな意味でタイミングが合えばグズグズしないで即決をする事、が自分ルールかもです。
ジンクスはないですけど、本屋さんと仲良くなったら良い物や面白い物に会える確率は増えますよね笑
自分はけっこう運が良いなぁ、って思う事は多いです^^
Robert Mapplethorpeの1枚の写真を93パターンコラージュしたうちの約70点を一冊に纏めた本です。
Ryan McGinleyが個展を開催したりPatti Smithと同じくPoetry Artistみたいなのでコミュニティが多分一緒なのかな?
そんなこと知らなかったけど10年くらい前に何気に買って今でもよく眺めています。
これ確かflotsam booksで買いました。
エキシビションのカタログなんですけどLPを模しててカッコイイです。
写ってる若いモデルさん達が消費されてない感じでそういう裸の写真はとても好きです。
Robert Mapplethorpe "The Complete Flowers"
東京に行った時に西武百貨店で展覧会をしててその時に買いました。
これめちゃくちゃ大きくて枚数も多いんですよ。見る人によってはつまらないかもしれないけど私はサイズとか含めて存在感がある写真集なので、やっぱり気にいってますね。
音楽が好きなんで、ミュージシャンが出した本とか変名のヘンテコなのとかたくさん持ってるんですけど、これは群を抜いて大好きな一冊です。CocoRosieのライブも個展も観に行けなかったので、これを出版してくれてどうもありがとう!って感じです。
Marcel Dzama "The Course Of Human History Personified"
高かったです。
すごく刺激を受けたけど、初めて買った高い本、という意味でも自分の記憶に残ってしまってる画集です。
Peanutsの古い辞書を、以前ZINEに使った事があるんですけど、それを見たDEERHUNTERのBradford coxが、可愛いねー、って言ってて。
その時の彼の表情が子どもみたいで、きっと小さな頃から読んでたんだなぁー、っと印象的でした。
あと呼称はPeanutsよりsnoopy派なんだ笑
とか、言葉の言い回しを会話からキャッチしたりして、本を通して接したアーティストからの何気ない会話は、語学的な学びにもなってると思うので、けっこう自分の中に残ってますね。
映画や音楽を選ぶのと似てます。
あと買った本を忘れて同じのを買わないように気をつけて下さい。
本は本屋さんかパブリッシャーか、作家さん本人の発信をフォローしてます。
したら追いかけなくても大体が飛び込んできてくれます。
あります。
まぁ、何でもタイミングってあると思うので、また縁があれば手元にくるかもなーってノンビリと構えてます。
何かしら作ってる人にとってはインスパイア源だと思うし、時には素材でもあります笑
なんか言葉で説明しづらいけど、紙質とか現物に直接触れる魅力もあるし。
それこそ作家が自分の手で作ってたら受け手に繋ぐ媒体だったり。
上記、今まで考えた事なかったので良い機会でした◎
集まった本を改めて眺めてたらカッコイイの沢山あるなって嬉しくなったし笑
小林さんありがとうございます😊
#bookgoaround では、インタビューに答えて頂ける方を随時募集しております。すごいコレクションでも良いし、この1冊について語りたいでも良いですし、断捨離を繰り返して10冊くらいしか残ってないけど、最高のものだけ残ってるって方でも大歓迎です。コレクションの量や質はこだわりません。ルールはひとつだけビジュアルブックであること。お気軽に下記にメール下さい。
info@flotsambooks.com
サポートされたい。本当に。切実に。世の中には二種類の人間しかいません。サポートする人間とサポートされる人間とサポートしない人間とサポートされない人間。